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中田宏市長による公用車私的使用疑惑解明に向けての要望

2009年2月5日

横浜市会議長 吉 原 訓 様

日本共産党横浜市会議員団
 団 長  大 貫 憲 夫

 週刊誌報道に端を発した中田宏横浜市長の私的行動についてのスキャンダルは、「交際相手」による横浜地裁への慰謝料を求める提訴まで発展し、記者会見等がテレビで全国放映までされる事態となっています。
 市民にとって、とくに看過できない問題は、公用車の私的使用疑惑です。私人を同乗させ、遊興に使ったとしたら、言語道断の所業といわざるを得ません。
 議会に提出された市長車の運転記録によると、交際期間中といわれている2004年11月から2005年2月の4ヶ月間に夜10時以降の車庫入れ日数は、32日で、そのうち深夜12時以降が6日です。ちなみに、2007年11月から2008年2月の4ヶ月間では、夜10時以降は12日、深夜12時以降は2回です。
 私人の乗車問題とは別に、回数の多さから深夜におよぶ公用の中身にも関心と疑念が生じるのも当然のことです。本当に公務であったか否か、確認が求められています。
 市長による公用車の私的使用疑惑は、市税の流用と市政の私物化にかかわる疑惑であり、その解明は、首長・行政を監視する議会の務めであります。それが市民の負託にこたえる道であり、私どもは疑惑解明に向けて最大限力を尽くす所存です。その第一歩として、当面、下記のような手立てが必要と考えます。
 議長におかれましても、その実現に向けてご尽力くださいますよう、要望するものです。
 なお、下記の1、2については、同じ趣旨の要望を市長宛に行いました。

1、 市長車の運転手に、「私人」の同乗の有無について、直接聞き取りを行うこと。
2、 当局より議会に提出された、市長車の運転記録のうち、夜10時以降車庫入れした日の市長の行動スケジュール表提出を、都市経営局に求めること。
3、 公用車私的使用疑惑を解明するための調査委員会等を設置すること。