市政ニュース
2015年10月21日

あらき議員が2014年度決算反対討論

市民要望に目を向けずアベノミクスを忠実に実行

決算反対討論を行うあらき由美子議員2015年第3回横浜市議会は21日、2014年度決算の議決を行い、閉会しました。日本共産党は、議決に先立ってあらき由美子議員が決算反対討論を行い、一般会計、国民健康保険会計、港湾事業会計等15件の決算認定に反対しました。

林市長が積極果敢予算と名付けた2014年度予算では、アベノミクスの名のもとで、国が国土強靭化や大企業支援の成長戦略として重点的に推進する高速道路や国際ハブ港などの大型公共事業に財源を集中。その一方、小児医療費助成や35人学級の拡充、中学校給食の実施、特別養護老人ホーム整備の推進など、市民の切実な要求には目を向けませんでした。

あらき議員は、具体的な施策の問題点として、次の4点をあげて批判しました。
 第1に、市長が子育て支援や教育の施策をトップに掲げたにもかかわらず、生活保護基準引き下げに伴う就学援助基準の引き下げ、高架下などの劣悪な環境での保育所認可、中学校給食を視野にいれずに業者の配達弁当実施に向けたアンケートの実施などを行ったこと。
 第2に、教育委員会の特定政党に慮った姿勢をとり、中学校給食の否定、教科書採択の観点を特定出版社の教科書に有利なように改変、竹島を扱った絵本「メチのいた島」の小学校での読み聞かせなどを行ったこと。
 第3に、新市庁舎建設計画を強行したこと。市民意見募集により東京オリンピックまでの整備に疑問を示す意見など移転に賛成しない意見が多かったにもかかわらず、市庁舎移転を事実上決定しました。
 第4に、カジノを含む統合型リゾート誘致を前提とした調査研究に市費を投入したこと。カジノ法案も成立しておらず、ギャンブル依存症や地域経済の衰退などの多くの問題があるカジノの誘致はするべきではないと批判しました。

採決の結果、一般会計ほか25件の決算は賛成多数で認定されました。なお、日本共産党以外は、決算に対する討論を行いませんでした

※討論全文は「2014年度決算反対討論」をご覧ください。


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