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かわじ民夫議員が予算反対討論

大型公共事業優先で市民の暮らしを後回しにするな

反対討論をするかわじ議員横浜市議会では25日、2016年度予算に対する採決が行われました。採決に先立ってかわじ民夫議員が日本共産党を代表して予算反対討論を行いました。
 かわじ議員は、予算案の最大の問題は、横浜市がアベノミクスの忠実な実行者となって不要不急の高速道路や南本牧ふ頭整備などの大型公共事業を最優先にし、市民の暮らしに関わるインフラ整備や保全、子育て施策に大きな遅れを生じさせていることだと批判しました。
 具体例の一つに、アベノミクスの目玉とされている横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発事業をあげました。この事業は、国の特区として大規模な規制緩和で横浜駅前に180mの巨大高層ビルを建設するもので、住民から「日照障害がおきる」「渋滞が激化し、運送業にとっては死活問題」と不安の声が広がっています。かわじ議員は、これらの市民の声をまともに受け止めようとしないのは「周辺地域の住環境に影響はない」との業者側の説明を鵜呑みにしているからだと指摘しました。
 また、子育て支援・貧困対策についても小児医療費助成の年齢引き上げと引きかえに一部負担金導入を検討すること、中学校で始める業者弁当の「ハマ弁」は就学援助の対象にならないことなどをあげ、市民の要望が高い分野の対策の遅れを指摘しました。
 最後に、国際戦略は友好・交流・平和を掲げるべきだと主張し、安倍暴走政治を食い止めるために、野党共闘と市民との共同を広げ、全力で奮闘する決意を表明しました。

◎討論全文はこちらをご覧ください。