議会での質問(詳細)

2016年10月3日

■資源循環局(宇佐美さやか)

宇佐美議員:委員長、質問の前に、スライドの使用許可をお願いします。

宇佐美さやかです。日本共産党を代表して質問します。よろしくお願いいたします。

資源リサイクルセンターの従業員から労働環境の改善要求が

私は、横浜市内から出た缶・ビン・ペットボトルの資源化を担っている鶴見資源化センター内の労働環境について、伺います。

本市は、缶・ビン・ペットボトルの選別を委託していると聞いていますが、委託先はどこで、委託内容はどうなっているのか伺います。

尾仲局長:施設の管理運営を公営財団法人横浜市資源循環公社に委託をしております。委託内容でございますが、施設設備の維持管理、缶・ビン・ペットボトルの選別作業、選別後の保管管理、リサイクル事業者への引渡しのほか、施設見学者の対応等々となります。

宇佐美議員:今答弁いただいた横浜市資源循環公社は、一部の作業を外部に委託していると聞いています。こちらも委託先と委託の内容を伺います。

尾仲局長:先ほどお答えをいたしました委託内容の中で、缶・ビン・ペットボトルの選別作業や選別後の保管業務の一部を、公社から横浜市資源リサイクル事業協同組合(リサ協)に委託をしております。

宇佐美議員:では、本市が委託している横浜市資源循環公社と、そして公社は横浜市資源リサイクル事業協同組合との作業環境改善のための協議を行っていると、聞いております。

協同組合内で、組合の作業員のみなさんの声を聞く体制があるのか、また、それぞれの協議の場で率直にものを言える場になっているのか、あわせて伺います。

尾仲局長:まず私どもと公社の関係で申し上げますと、日頃から絶えず廃棄物行政全体で連携を取っている関係でございますので、率直に意見交換をするという関係はできているというふうに考えております。

また、今度は公社とリサイクル協同組合の関係で申し上げますと、資源選別センターに常駐をしております公社の責任者、担当者とリサイクル協同組合の方で常駐している責任者、担当者との間では、毎日でございますが作業調整など直接顔をあわせて作業を進めておりますので、意思疎通が図られているというふうに公社からも聞いているところでございます。

最後になりますが、リサイクル協同組合の内部のことでございますが、公社に確認をいたしましたところ、同組合の作業員の現場の声を聞く体制につきましては、特に問題があるといったようなことは聞いてはいないというふうに確認をしているところでございます。

宇佐美議員:公社は協議、指導できていると、公社はリサ協とは良い関係であるというふうにお答えいただいていますけれど。

先日、日本共産党横浜市会議員団に、鶴見資源化センターで選別作業をしている作業員のみなさんから、労働環境の改善要望が寄せられています。

ご本人たちとお会いして、お話しをしていると「ネズミとかゴキブリとかダニが出てくるんです」と言われました。これらの害虫やネズミには何か対応しているのか、伺います。

尾仲局長:施設の業務特性から、資源選別施設には衛生管理に特に注意を払うよう、私どもも日頃から公社には指導いたしております。今ご指摘いただきましたことに関してでございますけれども、公社の方から発注いたしました害虫専門業者により、ダニなどの害虫駆除につきましては6月から10月までの間に月1回、ネズミの駆除につきましては年間を通じて月1回実施しております。そうした中で、害虫がいるかいないかの確認ですとか、発生防止のための措置など講じているところでございます。

ゴキブリ、ネズミ、ダニが!

宇佐美議員:月に1回という駆除をしているということですが、こちらのスライドをごらんください。ゴキブリです(スライド1)。資源循環局スライド1次のスライド(スライド2)、ネズミの死骸です。ネズミの皮膚についたダニによってここの作業員のみなさんは、ダニに噛まれるという被害にあっています。このスライ(スライド3)をご覧ください。これは、ダニに噛まれた後です。痒そうに見えるのがわかると思います。こちら(スライド4)もそうです。

このダニに噛まれた写真を見て、ゴキブリやネズミが出る、ダニに噛まれるなどの実際に被害出ていることを、局は認識しているのでしょうか。伺います。このような事実が局に伝わっていないということは、毎回局と行う協議などがどのような協議だったのかを疑ってしまいますが、いかがですか。資源循環局スライド2
資源循環局スライド3
資源循環局スライド4尾仲局長:公社の方からは、具体的にこういうような害虫被害が発生しているというような報告は受けてございません。
しかし、今、先生の方でお示しを、スライドでいただいたような状況でございますので、まずこういった状況があるのか、再度公社を通じて現場確認をしたいと思います。そういったような状況が発生しているということでございますれば、先ほどご答弁をさしていただきました専門業者と相談をして、対策を講じるよう指導してまいりたいと考えております。

汚れた壁、天井、扇風機、壊れたエアコン

宇佐美議員:出ているんです。実際に。
 私は、9月の23日と28日に鶴見資源化センターを視察させていただきました。28日には、見学者のルートではない所まで入らせていただきました。長い階段を上り、ラインの下をくぐり、短い階段を下り、1.5畳ほどのスペースで2人ほどの方が作業されておりました。また別の所に行くと、ビニール袋のみを回収するラインになっていて、4畳半位の所に8名の方が作業にあたっておりました。このみなさんのいた所は、飲み残しの飲料やペットボトルに入れて捨てられたペンキ等がいたる所に飛び散り、壁や天井が汚れているのが、次ぎのスライド(スライド5)でおわかりいただけるかと思います。

資源循環局スライド5次のスライド(スライド6)は、壁のクロスがはがれていて、中の防音材が見えています。

次のスライド(スライド7)は、黒くなった扇風機です。

次の写真(スライド8)は、ラインの側面にほこりがこびりついているのが、このスライドを見てもお分かりいただけると思います。こちらの写真(スライド9)もそうです。

資源循環局スライド6この状態は、労働安全衛生法にも抵触するのではないでしょうか。この状態を直すべきだと思いますが、このままで良いとお考えですか。

尾仲局長:先ほど、今、先生の方からお示しをいただいた内容の中で、まず壁面の部分につきましては、すでに公社の方で対応の計画を立てております。資源循環局スライド7具体的に申し上げますと、資源選別センター、横浜市には鶴見以外にもございますが、支障が出ているものといたしまして戸塚、緑とございますが、その3施設について、28年度から順次対策を講じていくというような対応をしていく予定になっております。

また、先ほどの衛生管理につきましては、私どももこのことについては、本当に作業環境において重要だと思っておりますので、引き続き公社とも話し合いをしながら、より適切な作業環境が図れるよう、指導・調整もしてまいりたいと考えております。

資源循環局スライド8 宇佐美議員:壁面を直していただけるということですが。

作業員のみなさんからは、他にも「古いから、今年の夏はエアコンが効かず、直してほしいと言っても、壊れてないから取り換えない。公社には、伝えている」と、言われて、この夏30度を超える部屋で作業をしていました」ともお聞きしています。このエアコンは、どこが責任をもって修理するものなのか、伺います。

尾仲局長:今回、故障いたしました空調、クーラーにつきましては、ビン選別室にある2基の空調機のうちの1基が故障したというものでございます。すぐにメーカーの方と相談をいたしましたところ、資源循環局スライド9若干時間はかかるけれども、部品交換の中で対応ができるというような回答がございましたので、そういう意味では修繕の中の対応ということで、資源循環公社の方で本件については対応することといたしました。

宇佐美議員:残念ながら1か月半かかったそうです。

本市は、公社だけではなく、選別作業を受託している協同組合に対しても、労働環境を確認する責任があると思いますが、いかがですか。

尾仲局長:非常に老朽化した施設の中で作業をやっていくという状況にあることは、私どもも十分認識をしております。しかし、先生が今ご指摘をいただいた責任という部分につきましては、資源循環公社とリサイクル協同組合の方で、話し合いをしながらより良い作業環境をつくっていくというところにあるかなというふうに思っております。市の方といたしましては、そのことについて指導なり、あるいは情報をいただくというような関係にあるかなというふうには思っております。

回収業者に回収ルール指導の徹底を

宇佐美議員:私が視察にお邪魔した日はとても暑い日で、作業室のエアコンは18度に設定されていましたが、サウナのような蒸し蒸しした暑さでした。足元にはガラス片がいたる所に散らばり、飲み残した飲料が混ざった何ともいえない臭いと、飲み残しの飲料がこぼれて床が濡れている所もありました。扱う物が物だから汚くても仕方がないというお考えで、この間、何もしないで放置していたのではありませんか。

さらに、施設見学ルートには、実際に捨てられていた異物が並べられていました。中には、鍋、アイロン、ベッドのスプリングのみ、ミニカーやペットボトルの中に医療用の注射針が大量に入っているものもありました。

実際に作業員の方からも「医療用の注射針や鍼灸院の針が入っていて、蓋が飛び、中身がラインに散乱して、全部拾うの大変なんですよ」と言われた後に、もっと驚くようなことを言われました。「危険物だけでは、ありませんよ。よく流れてくるのは、赤ちゃん用のおむつとか大人用のおむつ、時々ハトとかカラスの死骸とか犬の死体も流れてきますよ」と、耳を疑うようなことですが、毎日働いている方々のご苦労が理解できると思います。このように、異物が混ざっている物を回収してしまうことを放置したままで良いのでしょうか。伺います。

尾仲局長:まず、市民の皆様へ、これまでもやっておりますけども、引き続き分別をしっかり進めていただくことをお願いをしていきたいというふうに思っております。また、缶・ビン・ペットボトルの回収の際に、業者の方にもですね、異物の混入した際にはその場で置いていくようにというような指導を行っているところでございます。また、公社等とこれから詳しくいろいろと協議をしてまいりたいと思っておりますけれども、実際どういうような異物が、どういうタイミングで多く出てくるのかといったような情報もいただきながら、そのことをテーマに分別の方につなげていくというようなことにも活かしていくことによって、市民の皆様の協力によって、現場の作業環境がより良くなっていくというようなことにも繋げていければというふうに考えているところでございます。

宇佐美議員:市民のみなさんに捨て方のルールを啓発していくということは勿論なんですが、異物が混ざっていても回収してしまうような業者がいたのでは、市民のみなさんの努力は無駄になってしまうと思います。先ほどそうおっしゃっていたと思いますが、選別の精度の向上のために行う異物混入の調査を月に1回ではなく頻繁に行う、また、抜き打ちで行えば異物の混入も減るのではないかと思います。横浜市内で回収した資源物を手で選別作業をしている作業員のみなさんが汚くて危険な環境で働いているということに対して、本市は責任をもって対応すべきだと考えますが、いかがですか。

尾仲局長:まず、回収の段階ではですね、やはり作業の中で、極力、異物については発見をするようにというように指導さしていただいているところではございますが、やはり作業の方もですね、当然そこで怪我をしてしまっては元も子もないということで、やはり彼らにおいても安全管理が大切だと思っております。そういう意味では、何よりも市民のみなさんに分別というところの大切さをしっかり伝えていくことが、一番重要なんではないかなというふうには思っております。

いずれにいたしましても、今先生の方からご指摘いただきました現場の作業環境をより良くしていくということについては、私どもも大切なことだと思っておりますので、そういう中で市の役割、公社の役割、協同組合の役割ということをしっかり持ちながらより良い作業環境づくりに努めてまいりたと考えております。

宇佐美議員:資源物回収業者のみなさんは、重さで売り買いをしているというふうに聞いております。この重さ稼ぎにいろいろ集めてくるんじゃないかということも考えられますが、本市と公社が取り交わしている委託仕様書の中には、「選別管理者が適正に労務管理と安全衛生管理を行う」とあります。先ほどから私が述べているような労働環境が適正だというお考えでは、ありませんよね。

尾仲局長:労働安全衛生法の規定に基づき、安全衛生委員会の設置ですとか、産業医による職場巡視など毎月実施しており、適正に安全衛生管理を行っているというふうに確認をしております。また、施設に出入りする作業員については、日々の出勤管理のほか、各施設の従事者名簿の提出を義務付けるとともに、勤務表の作成や勤務時間、休憩時間等のルールが守られるよう勤務管理が行われており、労務管理についても適正に行われているというふうに考えております。

宇佐美議員:私がお会いした方達からは、針が入ってましたと言うと、組合員の方は「気をつけてください」とだけ言われるそうです。気をつけようがないと思いますが。こういう状態でも、協議をされていてもそのことが伝わっていないということが、今の答弁でよく分かりました。

鶴見資源化センターでのこのような労働環境について、今までお伺いしてきました。本当にこの対応で十分だということを局長はお考えないんですかね。

尾仲局長:鶴見資源化センターの業務といたしましては、汚れている資源物による臭いですとか、割れたガラス、異物などが混ざっている中での選別ということで大変厳しいものであるというふうに認識をしております。また、環境の面で申し上げますと、老朽化している施設でございますので設備の補修が生じるなど現場にはご迷惑かけていると、認識をしております。作業環境については、決して万全であるという状況ではございませんが、であればこそ市としても安全面、衛生面の配慮を大切にし、日頃から公社と話し合いながら、時に指導するなどにより、作業環境の維持向上につながればというふうに考えております。

分別作業現場の改善を

宇佐美議員: ぜひそうしていただきたいと思います。

平原局長、通告にはありませんが、同じことを伺いします。鶴見資源化センターでのこのような労働環境について、副市長はいかが思われましたか。本市の対応は十分だったとお思いでしょうか。伺います。

平原副市長:はい。私も今回先生からこのご質問をいただくということで、初めて状況を写真で見せていただきました。先ほど局長からも言いましたように、十分な環境だとは、とても思えない状況もあろうかと思います。市としても委託と受託という関係がございますので、なかなか線引きも難しいところがございますが、横浜市、それから公社、それから組合、それぞれの役割の中でですね、作業員の方達の労働環境が少しでも向上するように取り組んで行きたいと思います。

宇佐美議員:ありがとうございます。ぜひお願いします。

資源選別施設管理運営委託仕様書には、施設の安全で衛生的な維持管理に努めるとあります。労働安全衛生法を適正に守り、作業員のみなさんが人間らしく働ける環境にしていただきたいと思います。先ほどの写真は、鶴見資源化センターで毎日大変な作業にあたっている作業員の方々からいただいた写真です。ご自分たちの労働環境を良くしたいと、勇気をもって相談にきてくださった作業員のみなさんに、心を寄せて真摯に対応していただきたい。これを強く要望し、私の質問を終わります。

  • 2017年 市民要望アンケート

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