議会での質問(詳細)

2017年3月1日

■資源循環局(白井まさ子)

「トイレに困らないまち」の促進を

白井議員:日本共産党を代表して質問します。委員長、スライド使用の許可をお願いします。

まず、トイレで困らないまちづくりについてです。
港南区の市営地下鉄上永谷駅前の公衆トイレの設備が改修されたということを聞きましたので行ってきました。こちらのスライドをご覧ください。(スライド1234)

資源循環局スライド (1)

資源循環局スライド (2)

資源循環局スライド (3)

資源循環局スライド (4)
駅前バスロータリー側にあり、夜間でしたが、安心して気持ちよく利用できました。改修費はいくらか伺います。また、今年度、市内の公衆トイレの改修は他にもあるのでしょうか。

福山家庭系対策部長:上永谷駅前公衆トイレの改修費は、約一千万円でした。今年度他に改修したトイレはございません。

白井議員: 市内の公衆トイレの総数と、建設年度はどうなのか、また、過去10年間の新設と改修の実績はどうかを伺います。

福山家庭系対策部長:当局で所管する公衆トイレは、78か所ございます。その内訳ですが、建設後の経過年数でお答えしますと、50年以上経過しているものが9か所、30年以上経過しているものが27か所、10年以上経過しているものが36か所あり、このうち、10年以内に大規模な改修をしたものが13か所ございます。また、この10年間に2か所の新設と、4か所の再整備を行っております。

白井議員:いろんなタイプの公衆トイレの中で、「さわやか」と言われている、男女兼用便器が1つだけのトイレは、その多くが設置後30年ほど経っていますが、そのか所数と、改修の方向はどうなのか、可能なのかどうか、伺います。

福山家庭系対策部長:「さわやか」トイレは13か所ございます。「さわやか」トイレはユニット式のものであるために補修ができない状況でございます。

白井議員:望まれるのは、洋式便器のトイレですけれども、和式しかないところがあります。また、臭いが大変気になるトイレがあって、便器の材質が陶器でなくFRPという樹脂だと、それが臭いのもとになっていると聞いています。和式のみのか所数、FRPのか所数それぞれ報告して下さい。

福山家庭系対策部長:和式便器のみものは、28か所でございます。また、匂いが定着しやすい FRP製便器は15か所にございます。

白井議員: 早く交換していただく必要があると思います。多目的トイレも必要とされていますが、整備は進んでいるんでしょうか。か所数をお願いします。

福山家庭系対策部長:市内48か所でございます。

白井議員: ここまで、整備状況を聞きてきたんですけど、ビックリするぐらい、計画的に整備をやってきたとは思えない状況が明らかなったんですけれど、改修の到達目標、先ほど一部報告がありましたけれども、改めて伺います。

尾仲資源循環局長: まず、和便器のみのトイレを洋式化するなど、小規模の改修につきましては、できるだけ早く、できれば5年以内を目標に対応してまいります。また、手洗い場所や床、壁といった内装などを整備いたします。大規模な改修ですとか、建て替えて多目的トイレなどを増設する再整備につきましては、利用頻度や地域特性などをふまえ、優先順位をつけて計画的に対応することとしており、現段階では到達目標というものは設けていないというのが実状でございます。

白井議員: 先ほど見ていただいたもの(スライド)には、1千万円を超えるものもあるわけですから、しっかりと計画を持ってすすめていただかなければいけないと思います。
「トイレで困らないまちづくり」と打ち出しました。今後の公衆トイレのあり方が先ほど示されました。これまで、利用者の多くはバスやタクシーや宅配などのドライバーとか、それから、営業活動中の利用かなと思いますけど、これからは、散歩する高齢者も増えますので、散歩道に他に代替性がないトイレの改修は、本当に急いでいただきたいと思います。また、整備にあたっては、これからますます多くなる高齢者の声もしっかり聞くべきと思いますが、どうでしょうか。

尾仲資源循環局長: 昨今の高齢化社会におきましては、トイレの必要性は本当に高まっておりまして、高齢者の方に配慮したトイレづくりが求められております。日頃から市民のみなさまのトイレに対するご要望ですとか、また、建築関係ですとか、設備メーカーのみなさんからも色々な形でお話を聞かせていただき、そういったところを整備内容に活かしているところでございます。
現在、改修を行っている、例えば和便器を洋式化するとか、段差解消、LED化につきましても、高齢者の方が利用しやすいよう取組んでいるところでございます。

白井議員: まさに、私が聞いているのは、和式は使いにくいので洋式に交換してほしい、そして手荷物は手の届くところに置いたり掛けたりできるように、特に、女性からは、どこでも手洗い石鹸液が必要と。また性的少数者も気軽に入れる配慮をしたトイレ。そして、そもそも、もっと設置個所を増やしてほしいというものです。
これから、トイレマップを作るということですが、公衆トイレだけでなく、公園内、そして公的な市民利用施設、駅、商業施設などのトイレの設置状況がわかると良いと思います。トイレに困らないまちづくりを進めるためには、マップで設置状況がわかるようにして、そして高齢者も含めた市民参加であり方を話し合う場を設けて、そして新設の必要性も含めて、検討することを提案します。どうでしょうか。

尾仲資源循環局長: 委員ご指摘の「トイレに困らないまち」づくりは、ぜひ進めてまいりたいと思っております。その際、一番大切なのは、当局所管の公衆トイレだけではなく、地区センター等にあるトイレ、あるいは福祉施設等にあるトイレ、あるいは民間施設で開放していただけるようなトイレ、こういったものを、既存のストックを最大限使うということにまずは、注力を注いでいきたいと思っております。そのことがまさに大きな意味での市民参加だというふうに思っておりますので、そういった形でマップづくりしながら取組んでまいりたいと思っております。

白井議員: 副市長に伺いたいと思います。市民ニーズとしては、ジョギングブームに伴って、トイレや更衣室やシャワーを含めたレストハウスのようなものが出されています。私の地元港北区では、鶴見川沿いの新横浜から綱島方面の区間、そこは、そこを走るランナーから、こういうものぜひということで、強い要望も出ております。公衆トイレは資源循環局、そして、公園トイレは環境創造局が所管ですけれども、市民局や健康福祉局とも連携をして検討をすれば、ニーズに沿ったものができると思いますが、いかがでしょうか。

平原副市長:先生ご指摘の通り、資源循環局では公衆トイレを所管しておりますけれども、公園のトイレもございます。それから市民局が所管している市民のみなさまに開放している施設もございます。そういったことが連携して、「トイレに困らないまち」ということに繋がっていけばいいのかなと思っております。各区局が連携してトイレ、市民の方がお困りにならないような体制が組めればというふうに考えます。

白井議員:既存ストックの活用に加えて、新しいスタイルのものもニーズに応えていいただきたいと思います。よろしくお願いします。

事業ごみの焼却工場搬入24時間化は、労働者にとってリスクが高まる

白井議員:次は、事業系ごみの焼却工場搬入24時間化についてです。
まず、市内4か所にある焼却工場で焼却するごみの、直近の2015年度の総量、また、その内、家庭ごみと事業系ごみそれぞれの量の報告をお願いします。

河井適正処理計画部長:平成27年度の実績で申し上げますと、焼却量は88万6,624トンです。その内、家庭ごみは58万4,356トンで、事業系ごみは30万2,268トンとなってございます。

白井議員: 焼却工場の炉は、24時間燃えていて、ごみの搬入は、現在は、家庭ごみも事業系ごみも日中のみです。焼却する事業系ごみの排出、それから収集運搬と、焼却の流れはどうなっているのか説明お願いします。

尾仲資源循環局長:業種業態により異なりますけれども、オフィスと日中に業務活動をしている事務所につきましては、日中に。飲食店等、夜間を中心に営業している事業所については、営業終了後の夜間に、おのおのごみが排出されます。廃棄物処理業者が個別に収集運搬をした上で焼却工場の受け入れ時刻を待って、搬入をしております。その後工場にて順次、焼却処理をいたしております。

白井議員: その事業系ごみを、夜間も深夜も含めて24時間受け入れるとするというのは、現状でどんな課題があるからなのでしょうか。

尾仲資源循環局長: 現在、搬入事業者の方等と意見交換の中では、やはり夜間にごみが出された時に、そのまま置かれてしまい、その後に、例えばカラス等に散乱をされてしまうといったような状況ですとか、やはり朝すこやかに迎えた方がいいのではないかと、そういったような事業者の皆様からもご要望もあり、私どもとしてもそのことが横浜のおもてなしにも繋がるのではないかということで、24時間空けていくことが、施策として進めていきたいと考えているところでございます。

白井議員:すがすがしい朝も大事なことなんですが、収集運搬業者は、収集作業は夜間も行っていますから、夜間も焼却工場に搬入できれば、それはメリットがあると思いますが、夜間や深夜にごみ収集車が出入りすることになれば、焼却工場周辺には住宅もありますから、住民に騒音被害が発生します。この認識はどうなのでしょうか。

尾仲資源循環局長:今後検討を進めていきますけれども、夜間の時間帯ごとの搬入台数それに伴う騒音等の環境負荷は推定をいたしたいと考えております。ご指摘の騒音被害には至らないようにいたしますし、周辺住民のご理解をいただけるよう取組んでまいります。

白井議員:理解と言われてもなかなか難しいところもあるんじゃないかと思います。事業者にとってはメリットですが、一方、雇用されてる運転手にとって深夜労働が日常化することになります。この深夜労働を市が促すことになりますけれども、認識ありますでしょうか。

尾仲資源循環局長:日頃から事業者のみなさんとの意見交換の中では、やはりコンプライアンスの重要性というのは絶えずお話をさせていただいております。特に労働安全衛生に関る事、これにつきましては、業界のある意味では存立にも関ることでございますので、そういう中で、法に基づいた適性な労働管理の中で対応していただけるものと考えております。

白井議員:対応していただけるといっても、現状日中でも工場内でごみ収集車の転落事故が発生しています。事故の状況はどうなんでしょうか。

尾仲資源循環局長:平成26年度に許可業者の収集車両が、平成27年度に中継輸送のコンテナの落下という事故がございましたが、いずれも人的被害がなく大きな事故に至っておりません。また平成28年度には、本市の収集職員の転落事故がありましたが大きな怪我がなく、救出をされているということもございました。

白井議員:夜間も搬入となれば、作業中の事故発生リスクが格段に高まると思うのですが、どうなんでしょうか。

尾仲資源循環局長:夜間に限らず、搬入作業の際には、今、先ほどご説明させていただきました転落事故のリスクというものは工場には絶えず抱えている課題だと認識しております。したがいまして夜間搬入にあたりましては、先ほどご説明したような転落事故といったようなものに対し、安全に配慮できるような対策を検討してまいりたいと思っております。
また、実施にあたりましては、搬入事業者の方への安全に関する研修等を行ってまいりたいと考えております。

白井議員:リスクは一日中同じでは無いですよ。深夜は、特に労働者に危険が高まります。労働者にしわよせが行くことになりますが、平気なんでしょうか。

尾仲資源循環局長:夜間だから、その事故の発生確率が高いかというと、そこは一概にも言い切れない所があるのではないかなと思っております。一方で、夜間に事故が起きた場合の救急体制の問題とか、そういったところには課題がございますので、私どもとしては、昼間以上の安全管理ができるような対策について検討していきたいと考えております。

白井議員:これだけ危険な作業だということが良くわかりました。
それでは、その現行で、搬入物に混入させてはいけないものが入っていないかどうかを見抜く、不正検査を行っていますが、指摘の状況はどうなのでしょうか。
また、夜間や深夜の搬入となると、不正を見抜きにくくなると思いますが、この点はどう考えているんでしょうか。

尾仲資源循環局長:各工場に2名から3名の検査員の方を配置し、古紙等の資源物や廃プラスチック類等の産業廃棄物が搬入された場合には、持ち帰り指導ですとか、資源化ルートへの誘導を行っております。平成27年度につきましては、1万1,637台を対象に、搬入物を詳細に確認する「展開検査」を行い、38件の持ち帰り指導を行っております。今後についてですが、夜間おいても適切な監視が可能となるような対策について、平成29年度に検討してまいりたいと考えております。

白井議員:現行、日中でも現場には、警察OBの方の配置もあると聞いています。夜間や深夜に不正の検査が行われれば、その現場でトラブル発生も否定できないと思います。
それでは、24時間搬入化に伴う、人員体制はどうする方向なのか、伺います。

尾仲資源循環局長:平成29年度に、今後になりますけれど、24時間搬入に対応できる検討を進めていくわけでございますが、その中で施設設備等の改良とともに効率的効果的な体制作り、これがどういった形でできるのか、そのことについても検討してまいりたいと考えております。

白井議員:効率的にやるといってもその職員は夜間・深夜に受け入れ作業をすることになります。民間の運転手にとっても、工場の職員にとっても労働強化となるわけで、お互いに危険度のリスクが高まるこの搬入の24時間化は、大きな問題がありますので、到底、認められるわけではありません。
局長に戻って伺いますが、すがすがしい朝ということですが、カラスなどによる散乱を防ぐのだと、そのために夜間も収集すると言っているのですが、散乱をしない対策というのは、排出事業者の責任で行うべきものであって、私たち家庭ごみは散乱しないように市民が対策を取っているわけですから、事業系ごみも事業者が対策をとることができるわけですから、24時間化しなくてもすがすがしい朝は迎えられると思います。どうでしょうか。

尾仲資源循環局長:やはり家庭系のごみの場合でも、今ご指摘いただいたとおり、各ご家庭で工夫をされているということではございます。
一方で、事業系の場合は個々でかなり事情が異なり、やはりごみの排出できる時間帯、それぞれで色々な事情があるかと思っております。そういう意味で、収集車の効率性の問題、ごみを出す側の効率性の問題、そういったようなことを考えますと、やはり、ある時間帯、ある長い期間、外に出ていると状況も想定をされるのではないかと思っております。そういう意味では、やはりできるだけ早い時にピックアップをして、まさにすがすがしい朝を迎えられるようにしたいと考えております。

白井議員:やはり対策は排出者の責任でとるべきだと思います。それでは、最後に副市長に伺います。経済局では、健康経営という言い方をするそうですけれども、労働者の健康に配慮した企業経営を推進するとしています。市が自ら深夜労働を拡大するということは、この市の方針にも反すると思うのですが、認識はどのようなのでしょうか。

平原副市長:今日の色々な先生方からのご質問の中で、まずごみを少なくしよう、あるいはリサイクルを進めようというふうな取組みを着実にやろうとしているわけでございますけれども、それと合わせてですね、今回の24時間ということを平成29年度から本格的に検討してみようということでございます。
今、先生がご指摘の問題点もあるのだろうと思います。ただ、その深夜労働につきましては、私ども、決して24時間ぶっ通しで働いてくださいとか、そういうことを言っているわけではありません。それぞれの事業者の方が色んな法令の中で、その基準の範囲内で適正なシフトは組めるという前提でのお話でございますので、その辺については、これから事業者の方々と色々意見交換をしながらその体制どうあるべきかと言うことについて、きちっと確定した上で進めていきたいと考えております。

白井議員:もう一点副市長に伺いたいと思うんですが、今時代の趨勢というのは、夜眠らないまちではなく、やはりしっかりと夜は眠る。体のことを考えても、環境への配慮を考えても、眠らないまちを市自ら率先して作り出すというのは、ちょっと考え方として、時代の趨勢にも反していると思いますが、その点はどうお考えでしょうか。

平原副市長:大きな方針としては、その通りだと思います。ただ、色んな事業を業務がこの世の中、色々動いているわけですから、100%、24時間、夜は寝ましょうということにはならないと思います。

  • 2017年 市民要望アンケート

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