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米軍艦の大さん橋岸壁使用許可の撤回を求める申し入れ

2009年7月17日
横浜市長 中田 宏 様

                       日本共産党横浜市会議員団
団 長  大 貫 憲 夫

 米海軍横須賀基地を母港とするイージス駆逐艦ジョン・S・マケインが21日、横浜港大さん橋に寄港する予定で、22日には市民への艦内公開も計画されています。
 横浜大さん橋ふ頭は、1894年の完成以来日本の海の玄関として活躍し、いまでは各国の客船が多く寄港しています。また、2002年にリニューアルオープンした横浜国際客船ターミナルは、市民のいこいの場や観光スポットとして、年間を通じてにぎわっています。このように平和的に利用されている大さん橋に、米軍艦が寄港することは許されることではありません。
 見過ごせないのは、米軍艦の入港には、米軍が民間港湾と民間空港を戦争の際にいつでも自由に使用できるようにしておく狙いがあることです。今回の入港許可は、それを是認することに通じます。港湾法は、入港する船舶に港湾管理者の許可を受けることを義務付けており、大さん橋ふ頭も同じです。大さん橋を戦争の拠点にするわけにはいきません。
 また、「海フェスタよこはま」で米軍艦艦内を市民へ公開することもふさわしくありません。「海フェスタよこはま」は、「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」という「海の日」本来の意義を再認識し、海に親しむ環境づくりを進めることを目的として毎年開かれており、特に今年は横浜開港150周年記念事業と位置づけられています。日本と横浜の繁栄を願い、開港を祝う祭典に、艦内公開はふさわしくありません。
 ピースメッセンジャー都市である横浜として、以下の通り強く申し入れます。

1.米海軍イージス駆逐艦の横浜港大さん橋岸壁の使用許可を撤回すること。
2.22日に予定されている「海フェスタよこはま」での米海軍イージス駆逐艦の艦内公開は中止させること。

以上