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【予算特別委員会】宇佐美 さやか議員(神奈川区)、あらき由美子議員(南区)が、道路局審査で質問

宇佐美…「首都高工事による住宅被害補償は住民が不利にならないよう市は役割発揮を」

あらき…「交通不便地域の『足』の確保策にこそ、予算を」

3月8日の道路局審査で、宇佐美さやか議員(神奈川区選出)は、首都高工事による地盤沈下の影響と被害補償について質問しました。

横浜高速環状道路北線のシールドトンネル工事の影響で、鶴見区の馬場出入口周辺で地盤沈下が起こりました。首都高が8月に開いた住民説明会では、被害の範囲や状況などが説明されず、被害件数の公表も拒否です。

宇佐美議員は、被害状況や補償範囲がわからず市民に不安が広がっている述べ、首都高任せにせず、市民の財産を守る責任を持つ立場で、被害状況を把握し、住民が不利にならないように対応をすることを求めました。

道路局長は、「現在は地盤沈下が進行していない報告を受けている」「地盤沈下のメカニズムをわかりやすくまとめ、戸別配布による丁寧な説明を行うよう要請している」「引き続き、首都高と連携して取り組む」と答弁しました。

次に質問に立ったあらき由美子議員(南区選出)は、交通不便地域の「足」の確保、安全な通学路・歩道の整備促進、踏切の安全対策について質問しました。

市は、交通不便地域の解消に向けて「地域交通サポート事業」を行っていますが、採算性と民間の援助が強調され、運行費に支援費が入らないことから思うように進んでいません。病院の送迎バスと連携した実証運行が開始される地域がありますが、病院に用がある人しか利用できないなど、課題を抱えています。

あらき議員は、この事業を担う課の体制は課長以下7名、予算も毎年2千万円程度では、住民ニーズに応えられないと指摘。市としの人員を増やし、局区を連動させた専門の部署を立ち上げるとともに、継続して運行できるように、予算を増やすべきだと主張しました。

平原副市長は、「市民の外出への支援は、本当になんとしてもやらないといけないと思っている」「区役所や関係局と連携して、市民の移動の確保をはかっていきたい」と答弁しました。

質問と答弁はこちらをご覧ください

質問する荒木議員=2018年3月8日 質問する宇佐美議員=2018年3月8日