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護衛艦いずもの横浜港入港・公開は中止を

2018年5月29日

横浜市長 林 文子  様

護衛艦いずもの横浜港入港・公開は中止を

 

抗議団体  神奈川県安保廃棄統一促進会議

      神奈川県原水爆禁止協議会

      神奈川県平和委員会

      神奈川労働組合連合会

      新日本婦人の会神奈川県本部

      日本共産党神奈川県委員会

      日本共産党神奈川県議団

      日本共産党横浜市議団

 横浜市が関与する横浜開港祭実行委員会は、横浜開港祭開催にあたって、6月1日・2日に、護衛艦「いずも」を入港・一般公開するとしています。護衛艦「いずも」は「米軍の後方支援」を口実に19年度の改修工事実施を目標とする憲法違反の「攻撃型空母」へ改修されると聞いています。

このような他国への殴り込み機能強化を意味する艦船の入港は、「われわれは、世界の恒久平和と、全人類の福祉を切実に念願するものである。よって横浜市は世界連邦の主旨に賛同し、全世界の人々とともに相たずさえ、永久平和の実現に努力する平和都市であることを宣言する」(1970年12月7日)とした横浜市の平和都市宣言と明らかに矛盾するものであります。

また。今回の入港・一般公開が「被災地で支援活動にあたった」「普段はなかなか見ることのできない自衛官を間近で見ることができる」と、小中高校生の休校となる日にあわせて一般公開し、参加をよびかけているのは、現在「日報の隠蔽」などシビリアンコントロールの問題が指摘されている自衛隊への国民の疑念をそらすものとなり、子どもへの戦争への抵抗感をなくすものにほかなりません。

現在、国際的に朝鮮半島の南北会談など緊張緩和が劇的に広がっているもとで、日本の防衛とは無縁の敵地攻撃を想定した戦艦を横浜市に入港させることは、現在の北東アジアの平和を広げる上からも全く逆行するものと言わなければなりません。

護衛艦「いずも」の入港・公開は二重三重に、平和に逆行するものであり、その場を横浜市が提供することは絶対に許せません。断固抗議し、中止・撤回を要求するものです。

以上