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2018年6月8日

市民に開かれ、声を汲みとる教科書展示会に 教育委員会へ緊急申し入れ

8日、日本共産党横浜市会議員団は、林文子市長宛てに「2018年度教科書展示会の在り方について改善を求める緊急申し入れ」を行いました。申し入れには、教育委員会の直井純指導部長ら4人が対応しました。

申し入れをする党市議団=6月8日1 申し入れをする党市議団=6月8日2

小中学校等で2019年度~20年度に使用される教科書の展示会が、6月4日~7月8日にかけて各区の図書館で開催されます。来年度から正式に教科化され、今年8月初旬に採択が行われる中学校の「特別の教科 道徳」教科書(8社)も展示されます。

教科書展示会の目的として、文科省は「教育関係者の教科書研究の便宜を図り、一般公開を通じて、地域住民等の多くの方々に教科書に触れていただくための取組(3月30日付初等中等教育局教科書課長通知)」と位置付けています。目的に沿った教科書展示会になっているのでしょうか。党市議団は、展示会開催の初日6月4日に会場の中央図書館を訪れ閲覧しました。

中央図書館玄関付近には、展示会場を案内する標識等は見当たりません。道徳教科書のコーナーは中学教科書コーナーの一角に設けられており、見分けるのに苦労しました。教科書は、各社1冊しかなく、閲覧は順番待ちとなりました。これは、21部という教科書見本数上限部数を文科省が定めているためです。

感想を書くアンケート用紙は、受け付けに置かれているだけでした。A5のアンケート用紙は「ご意見・ご感想をお書きください。今後の展示会運営の参考にさせていただきます」とあり、運営に関する意見しか求めていないかのような表記となっています。教科書の内容への意見については、別のチラシでわざわざ各発行者にと案内しています。

これでは、多くの市民、教員の声をくみ取って、子ども達にとって最良の教科書を選ぼうという教育委員会の姿勢を見ることはできません。至急改善が必要です。下記の改善提案を申し入れました。

1、図書館入り口に教科書展示会会場の看板、案内図等を掲示すること

2、展示会会場では、今年採択される中学道徳教科書などについては、独立したコーナーを設けることやその表示をするなどわかりやすくすること

3、道徳教科書の展示部数は工夫をこらして増やすこと。あわせて、国に上限部数の引き上げを求めること

4、アンケート用紙は係員が入場者に手渡しすること

5、アンケート用紙は、記入制限をせず自由記述、もしくは、運営に関すること、教科書への感想・意見、その他とすること。また、意見を寄せる3組織を記したチラシは廃止すること。

6、アンケートに寄せられた意見・感想は、展示会運営の参考にするだけでなく、教育委員全員に提示すること

7、アンケートに寄せられた意見・感想は公開すること

8、常設展示、移動展示、展示期間・時間の延長など教員が参加できる対策を講じること

9、すべての展示会場で、机・椅子を備えること

直井指導部長は、見本の教科書数を増やすことなどは国に申し入れていきたいと答えました。アンケート用紙の内容を、教科書の内容に意見できるように改善することについては、アンケートの改善については「検討するが、今年度はむずかしい」と答え、「展示会は教科書を市民に“ふれていただく”もの」で、教科書内容への市民意見を集めるものではないという見解を示しました。

申し入れの全文はこちらです。

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