市政ニュース
2010年2月25日

中島文雄議員が予算関連質問

待機者の実態に即して特別養護老人ホームの整備計画を見直せ

 25日に行われた横浜市議会で、日本共産党の中島文雄議員が予算関連質問を行いました。

林市長(左)に対して質問する中島文雄議員(右) 中島議員は、市が特別養護老人ホームの待機者を昨年10月現在で3487人としていることを取り上げ、この数は要介護度3以上の自宅での待機者に限定している問題点をただし、実際には病院や老健等に入りながらの入所待ちが圧倒的という実態を明らかにしました。さらに、「実態に即した待機者数を算定し、整備計画を策定すべき」と主張し、これまで毎年900床整備しながら待機者は減少しておらず、2011年度から整備数を年300床に減らす計画は、実態を無視したものだと批判し、「次期5か年計画では、今まで通り年900床を整備すべき」だと訴えました。

 林文子市長は、「多くの方が入所の申し込みをされていることは承知している」としながらも、特養ホームの整備目標の見直しには応じませんでした。

 また、国保料の滞納世帯に対して資格証明書を3万6680世帯に交付している(昨年10月1日現在)ことをとりあげました。中島議員は、国民健康保険は市民の「命綱」であり、資格証明書を極力発行しないように求めるとともに、国保料の値上げを予定している新年度予算で、一般会計から国保会計への繰り入れを増やして、保険料の負担を軽減するよう求めました。

林市長は、国保の保険料負担の公平性を確保する観点から資格証証明書を発行していると改善の姿勢を示さず、いまでも法定の繰入金のほか、前年度を5億円上回る約92億円を保険料の負担緩和にあてていると答えました。

質問と答弁については、こちらをごらんください。


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