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【2010年度予算特別委員会】中島文雄議員が都市整備局審査で質問

「エキサイトよこはま22」は第2の「みなとみらい21」の“金食い虫”事業

 都市整備局審査で中島文雄議員は、「エキサイトよこはま22(横浜駅周辺大改造計画)」と鶴見工業高校跡地利用について質問しました。

都市整備局審査で質問する中島文雄議員 「エキサイトよこはま22」は、事業費規模を「民間開発」部分で5000億円、公的な「基盤整備」で3000億円、全体で約8000億円と想定しています。中島議員は、商業・業務ビルの空き室が増えている中で、現実を無視した建設投資の算定であり、公的基盤整備も道路や下水道、河川、橋梁等、みなとみらい21地区とは比べものにならないほど莫大な事業費になるとしたうえで、「民間開発あるいは基盤整備にしても、市財政を圧迫するような、第二の「みなとみらい21」、金食い虫だという私の指摘をどう考えるか」と質問しました。
 さらに、「すでに横浜駅整備に636億円を費やして進められており、新たに3000億円の基盤整備では、いままで何のための改修だったかが問われる。今後は、防災や安全対策等の最小限の公的基盤整備にとどめて、都市計画決定等の網掛けに基づいて、民間の協力を得ながら、時間をかけて、目指すべき横浜駅周辺のまちづくりを行うべき」と主張しました。

 都市整備局長は、民間の力を借りながら共同で3000億の基盤整備をしていくのはよろしいなどとまともな答弁を避けました。小松崎副市長は、本来都市基盤となる公共施設は公共側で整備するのが大原則であるが、民間開発に伴ってさまざまな公共空間の拡充が必要となるという側面もあるので、都市計画的な手法も活用して、民間と協力してやっていこうという考え方に基づいてやっていくとの答弁にとどめ、計画の推進姿勢を変えませんでした。

 鶴見工業高校跡地利用については、市民要望に基づいて、特別養護老人ホームなど高齢者施設や医療・福祉施設、スポーツ広場等の公益施設の整備を要望し、要望に基づいた素案を年内にまとめるとの答弁がされました。

質問と答弁については、こちらをごらんください。