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2020年1月10日

「上野の杜」の音楽ホール・劇場、東京文化会館(東京都立)を視察

党市議団は、1月9日に上野公園の東京文化会館を都議団とともに視察しました。

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林文子市長が設置した「新たな劇場整備検討委員会」が昨年12月、「提言」(第一次)を取りまとめ、林市長に提出。提言は「オペラ、バレエを中核とし、パリ、ウィーン、ミラノなどの劇場に匹敵する世界レベルの質の高い殿堂を目指すべき」とし、運営は「優れた運営主体が企画立案する自主事業を中心」とするとしています。

東京文化会館は、オペラ、バレエの上演では、新国立劇場と覇を競っています。新国立との違いは、世界水準のオペラ、バレエ、クラシックコンサートなど本格仕様での上演を貸館で行っていることです。大ホール2303席、小ホール649席を有し、1961年に開館。

対応された副館長(都歴史文化財団)から2018年度の利用実績等について説明あった主なものは以下の通りです。

・大ホールの公演数は、オペラ29、バレエ93、オーケストラ44、合唱・リサイタルなど51、計217。217公演数のうち、主催者別では、プロモーターが125、鑑賞団体16、オーケストラ14、バレエ団13、東京文化会館15。貸館が中心となっていることが明白です。

・大ホールの稼働率はコマ別で91.3%、日別で96.4%、公演入場者数は約37万人

・友の会 1267人 ここがコアになって会館を支えている

・職員が正規職員39人、非正規職員18人。

・経常費用約13億円の主なねん出先は、都からの支援約6億円とホール使用料5億円。

・入場者の居住地は、顧客満足度調査によると、23区44.8%、埼玉県14.6%、千葉県12.7%、神奈川県12%。神奈川県民はたったの1割を占めているだけ。

・開設に要した初期投資額26億円、2013年~14年の再整備費用は50億円

・海外の名だたるオペラ、バレエ公演できる理由として

⓵長い歴史⓶同じフロアに楽屋があるなどバレエ、オペラ公演に適した構造⓷手ごろな席数⓸アクセスのよさ⓹音響のよさ⓺ステージを見やすい観客席配置⓻使用しやすい料金など例示された

以上見てきたように、東京文化会館は、オペラ、バレエ公演に、多くの上演団体と観客を引き寄せています。しかも、低コストの貸館で上演が成り立っており、公費負担も決して多くありません。ここは新国立劇場とは大違いです。それは、副館長の説明にあったように、立地時期、立地場所等恵まれた環境が整っているからと言えます。

東京文化会館は、観客の高齢化等によるオペラ、バレエの海外招聘公演の将来展望を楽観視しておらず、それを補うために、クラシックコンサート等に力を入れるとしています。そして、貸館運営では、オペラ・バレエの2本足からの転換を目指し、会館が主催する事業をより積極的に行うとしています。説明では、この自主事業の多くは、小ホールで実施されています。市長は、大ホールのみの劇場で行きたいと明言しています。

市議団として、引き続き、無謀とも言える新劇場建設計画のチェック役をしっかりと果たす決意です。

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東京文化会館

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