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2020年8月4日

中学社会科教科書 9年ぶりに育鵬社から交替 こんんちは2020.8.5号

こんにちは20.8.58月4日、横浜市教育委員会では、来年度から4年間にわたって市立中学校などで使われる教科書(10教科)の採択が行われました。採択の方法は、教育長と5人の教育委員それぞれが、国の検定に合格した教科書候補の中から一つを選び、投票し多数決で決めます。採択は教科ごとに行われます。

戦争美化、誤った憲法解釈伝える育鵬社の教科書…採択されず

横浜市は9年間にわたって自由社・育鵬社の「新しい教科書をつくる会」系の中学校社会科教科書を採択してきました。「横浜教科書採択連絡会」は育鵬社の歴史教科書は、過去に日本が行った侵略戦争をアジアを植民地支配から開放した戦争だったと美化し、歪んだ歴史観を子どもたちに伝えるものと批判。また、公民の教科書については、神奈川労働弁護団など法律4団体から「憲法上の標準的な理解から外れる記述が大変多く、極めて問題のある教科書」と問題視され、不採択にするよう意見書が公開されていました。
採択の結果、歴史教科書は帝国書院4票、育鵬社2票。公民は東京書籍5票、育鵬社1票となり、9年ぶりに育鵬社教科書から交替することになりました。道徳教科書は、引き続き東京書籍になりました。

偏った視点の教科書交替を歓迎

日本共産党横浜市議団は、2019年4月の市会議員選挙で「侵略戦争と植民地支配美化・改憲志向の社会科教科書の使用は、偏った歴史観、憲法観を刷り込ませる害悪を子どもにもたらしています。この解決に全力をあげる」と公約。今回の採択結果を歓迎します。

公開性・透明性など 課題も

今回、教科書採択の様子は、はじめてインターネット中継されました。4月23日に党市議団が実施を求めていたものです。公開性は一歩進みましたが、投票方法は相変わらず無記名であり、直接傍聴者も20人しか認めていません。学校現場の意見を汲む仕組みも不十分です。引き続き改善を求めていきます。 

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