発行物
2010年7月7日

「こんにちは横浜市議団です」07.07号

特別養護老人ホーム待ち 4,688人
急がれる施設整備、整備目標の見直し必要

「こんにちは横浜市議団です」2010年7月7日 4月1日現在の特別養護老人ホームの待機者数が昨年より増えて、4,688人であることがわかりました。これは、日本共産党市議団が健康福祉局から入手した資料によるものです。

 市内の介護保険の第1号被保険者数(65歳以上など)は約72万人。現在は自宅にいて、特別養護老人ホームに入所を申し込んでいる人は4,688人です。市はこのうち要介護度3以上の3,440人を緊急度の高い待機者とみなしています。しかし実際には、病院や介護老人保健施設などに入所しながら特養ホームへの入所を待っている人も少なくありません。
 一方、市内の特別養護老人ホームは4月1日現在、12,107床。床数の3分の1以上の待機者がいることになります。
 横浜市は、毎年900床を整備してきましたが待機者へ減少していません。ところが、2011年度から整備数を年300床に減らす計画です。

特別養護老人ホームの入所待ち者数 日本共産党の中島文雄議員は、今年の予算議会でこの問題を取り上げ、「実態に即した待機者数を算定し、整備計画を策定すべき」と主張し、「次期5か年計画では、今まで通り年900床を整備すべき」だと訴えました。

 林文子市長は、「多くの方が入所の申し込みをされていることは承知している」としながらも、特養ホームの整備目標の見直しには応じませんでした。

介護認定者数と特別養護老人ホーム申込者数 これからますます高齢化が進むことが予想されますが、安心安全の老後を過ごすためにも、家族の介護疲れでの事故を防ぐためにも、一刻も早く特別養護老人ホームの整備を進めることが求められています。

 

週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。

「こんにちは横浜市議団です」2010年7月7日(PDF版)


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