市政ニュース
2020年12月4日

〝モグラたたき″ではなく感染拡大の根を絶つ対策こそ

北谷まり議員が議案関連質問

質問する北谷議員

12月4日、横浜市議会では議案関連質問が行われ、日本共産党から北谷まり議員(保土ケ谷区選出)が登壇しました。水道料金の値上げ案や喫食率想定2割のハマ弁の給食化、第4次コロナ対策補正予算案について、林文子市長に問題点を指摘し改善を迫りました。

北谷議員は、横浜市のコロナ対策の大きな問題点は、感染が確認された後の対策が主になっている点でこれでは、モグラたたきと同じで、感染が発生するごとの対応に追われるだけで、感染を封じこめることにならないと指摘。クラスター対策も大切だが、「点と線」での対策にとどまらず、感染急増地となるリスクのあるところに対して無症状の感染者を把握・保護するための「面の検査」が必要であり、本市もその方向に舵を切るべきだと主張。

提案されている高齢者施設への新規入所者へのPCR検査費用の助成は、新規入所の希望者だけに限定せず、対象者を医療機関と高齢者施設の入所者、職員に広げるべきだと提案しました。その上で、クラスターが発生すれば多大な影響が出ることから、医療機関と高齢者施設のみならず、福祉施設、保育園・幼稚園、学校、放課後児童クラブなどに、定期的な社会的検査を行うべきだと迫りました。

また、感染者の追跡業務(トレーサー)の確保し、横浜市内に1か所、18支所という保健所の体制を抜本的に強化し、横浜版GOTOは、感染拡大が消息するまでは停止することなど求めました。

林市長は、福祉施設等の職員へ定期的かつ社会的なPCR検査について「本市では施設種別にかかわらずクラスター発生のおそれがある場合には、集団検査を行っている」「濃厚接触者に加え、無症状であっても必要と思われる周囲の方に対して、広く検査を行うことで感染拡大の抑止に取り組んでいる」、高齢者施設のPCR検査については、「クラスター発生のおそれがある場合には、症状の有無に関わらず入所者や施設職員も含めて集団検査を行っている」と答弁するにとどまりました。

質問と答弁の全文はこちらです。


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