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法定数3倍超 カジノ住民投票署名の重み 受け止めよ こんにちは2020.12.16号

こんにちは20.12.16

かわじ民夫議員が
会派代表の一般質問

横浜市議会では12月9日、会派代表の一般質問が行われ日本共産党から、かわじ民夫議員(旭区選出)が登壇しました。介護保険料の値上げストップ、特養ホーム入所の待機期間の短縮、上瀬谷の巨大テーマパーク構想の見直し、IRカジノ問題、核兵器禁止条約の批准要請、日本学術会議の任命拒否問題、相鉄・三ツ境駅周辺地区の交通のバリアフリー化について林文子市長に質問しました。

有効数19万3193筆の民意

かわじ議員は、9月4日~11月4日かけて行われたIRカジノ誘致の是非を問う住民投票条例の直接請求署名が、法定数の3倍超にあたる20万8073筆(有効数19万3193筆:市民の会発表)が集まったことについて、林市長に民意を受け止めるよう迫りました。また、この署名は「カジノの是非を問うもの」であり、カジノが賛成の立場の人も自らの意思表示の機会であり、住民投票を行うことは民主主義の原点そのものだと主張。署名運動が広がる中で市長は、「住民投票が行われたなら結果を尊重する」「住民投票で反対が多いならばIR誘致は撤回」と表明したことにふれ、住民投票条例の制定に期待すると述べました。

その上で、IR区域整備法は「区域整備計画を作成するときは住民の意見を反映させなければならない」と謳っていることから、法でいう「住民の意見を反映させる」ことは、「カジノの是非を問う」住民投票そのものではないかと指摘。市長の認識を問いました。

市民に情報を隠すな

また、11月30日に開かれたIR設置運営事業者選定委員会が、今後の審議内容を非公開にしたことにふれ、「横浜市としてのIR事業の方針を決めたり、IR事業者の募集要領を定める場面を公開することが、どうして公平性・中立性が毀損されることになるのか理解できない」と批判し、審議内容を公開するよう迫りました。

世論に向き合わず
情報公開に背を向ける林市長

林市長は、署名については「横浜IRに関しての一つの考えの表れだと受け止めている」「今後法令に基づき適切に手続きを進めていく」と述べ、「IR整備法に基づく公聴会の開催をはじめ、様々な機会をとらえて、市民の声を伺っていく」と答弁するにとどまりました。

選定委員会の審議内容の公開については、「事業に支障をきたす恐れがないと判断したものについては、事業者選定後に速やかに公開する」と答弁し、審議の公開要求は拒否しました。

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