議会での質問・討論(詳細)

2019年9月30日

■資源循環局(かわじ民夫)

◆河治委員 日本共産党の河治民夫です。よろしくお願いします。
 質問に入る前に、9月3日の大雨や、また台風15号で被災された皆さんへのお見舞いを申し上げます。また、災害ごみの収集で高齢者から、職員の丁寧な対応に喜んでおられた、ぜひそのことを伝えてほしいと言われました。市民に寄り添い奮闘されておられる職員の皆さんに改めて敬意を表します。
 それでは、質問に入ります。委員長、スライド使用許可をお願いいたします。
○斎藤[真]副委員長 はい、どうぞ。
◆河治委員 まず、発生抑制についてです。
 本市の3R夢プランは、基本目標1は、ごみと資源の総量の削減としています。スライドをごらんください。(資料を表示)これは一般廃棄物の排出量の推移です。茶色は家庭系ごみ量、青色は事業系ごみ量、ピンクが家庭系資源化量、グリーンが事業系資源化量で、青の折れ線グラフは市民一人が一日に排出するごみ量の原単位です。グラフからは総量の減少傾向がわかります。特に家庭系は、人口が増加傾向でもごみ量、資源化量減少が続いており、原単位が年々下がっており、市民の協力、当局の尽力の結果だと思います。明らかに発生抑制が作用していると評価できるのですが、そこで、資源循環局では発生抑制についてどのように位置づけてきたのか、いつから進めてきたのか、伺います。
◎福山資源循環局長 燃やすごみを大幅に削減しましたG30プランの次のステップとして、平成23年に策定したヨコハマ3R夢プランでは、ごみだけでなく資源物も含めた発生抑制を主眼として総量の削減を基本目標といたしました。この間、市民の皆様に、詰めかえ容器やマイバッグ、マイボトルの利用、生ごみの水切り、食品ロスの削減などについて啓発をしてきております。
◆河治委員 先ほども話されましたが、この間、マイバッグの活用や、不要なものは買わない、食品ロスの削減など発生抑制の取り組みは承知していますが、現時点でさらなる削減目標の達成には、発生抑制の徹底推進が一層重要だと思います。そこで伺いますが、発生抑制の新たなメニューの開発や方針の徹底などをどのようにしておられるのか、伺います。
◎福山資源循環局長 ヨコハマ3R夢プランの推進計画に沿いまして食品ロスの削減など、これまで行ってきた取り組みを進めるとともに、プラスチック問題が世界的に大きな課題となっていますので、プラスチックの削減にも積極的に取り組んでいきます。マイバッグを使用してレジ袋をもらわないなど市民の皆様への働きかけをさらに進めていくとともに、発生抑制を進めていくためには、製品の軽量化やリユース容器への転換、過剰包装の見直しなど、製造事業者や小売事業者に取り組んでいただくことが重要となる事柄もありますので、国や事業者への働きかけも進めていきます。
◆河治委員 次は食品ロスの削減についてです。
 3R夢プランでは食品ロスの削減を戦略項目に掲げています。スライドをごらんください。これは2015年度の燃やすごみの組成調査結果です。34%が生ごみで、その6割が食品ロスで、20%の削減目標にしています。2015年度の食品ロスは11万1000トンあり、2021年度までに20%削減し、8万8000トンを目指しています。
 それでは、2018年度はどれくらい削減できたのか、伺います。
◎福山資源循環局長 昨年度、家庭から出された食品ロスの量は、組成調査の結果から約10万5000トンと推計しています。先生にお示しいただいているスライドにございます約11万1000トンから6000トン、率にして5.4%削減となっています。
◆河治委員 ところで、食品ロス削減目標とした20%の根拠は何でしょうか、2020年度8万8000トン到達への決意はどうでしょうか、伺います。
◎福山資源循環局長 国連で採択された持続可能な開発目標、SDGsにおきまして2030年までに小売、消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食料の廃棄を半減させると目標設定されたことを受けまして、本市でも同様に2030年度までに半減させるべく、2021年度の目標を20%削減に設定いたしました。
◆河治委員 世界的な取り組みだと思います。先般、食品ロス削減の推進に関する法律が閣議決定されました。先ほども委員からもありましたが、改めてこの法律の趣旨を説明してください。本市は法律の制度を食品ロス削減推進の後押しにすべきだと思いますが、このことも含めて局長の見解を伺います。
◎福山資源循環局長 食品ロスの削減の推進に関する法律の趣旨ですが、食品ロスの削減を国民運動として推進するため、国、地方公共団体、事業者の責務や消費者の役割を示し、相互に連携を図りながら協力することとされています。また、食品ロス削減に関する理解と関心を深めるために、食品ロス削減月間を設けること、事業者、消費者への啓発やフードバンク活動を支援することなど具体的な施策が定められております。法律の施行によりまして事業者や消費者の主体的な取り組みが期待されますので、本市が食品ロス削減に向けた施策を展開する中で、連携や協力が得られやすくなるものと考えています。
◆河治委員 食品ロスは私はやはり発生抑制の大きな一つだと思うのですが、同時に生ごみについても発生抑制が一層重要だと思います。市民力に依拠し、土壌混合法も発生抑制の大きな手法であり、さらに推進すべきと思いますが、いかがでしょうか。
◎福山資源循環局長 生ごみの削減に向けましては、食品ロスの削減でなく、水切りですとか土壌混合法などを進めてまいりました。ごみと資源物の総量削減には発生抑制が重要ですので、食品ロスもさることながら、生ごみ自体、その分母も含めて引き続き取り組んでまいります。
◆河治委員 次は分別の取り組みについてです。
 スライドをごらんください。家庭から排出された燃やすごみの組成です。ピンクは紙類で28.2%ですが、所管課では10.5%は分別対象だとしています。青色はプラスチック類12.2%あります。容器包装として5.1%が分別対象だとしています。燃やすごみを減らすために分別資源化を進め、紙類では分別対象としている10.5%、プラスチック類では容器包装法の分別対象としている5%を3R夢プランの分別・リサイクル目標にすべきだと思いますが、どうでしょうか。
◎福山資源循環局長 スライドでお示しいただきましたように、缶、瓶、ペットボトルに比べてプラスチック製容器包装や古紙はまだ燃やすごみの中に混入している状況がございます。プラスチック製容器包装については分別方法がわかりにくいという声がございますので、具体例をお示ししながら、よりわかりやすくお伝えできるよう工夫を図って啓発をしているところでございます。紙類についても同様の視点から、資源集団回収の仕組みの中で周知をしてまいります。これらにより分別の徹底を図っていきます。
◆河治委員 次は、事業系ごみの分別率、リサイクル率を引き上げることについて伺います。スライドでは2018年度の家庭ごみと事業系ごみの組成分析を比較したものです。紙類で言えば、家庭系が28.2%、それに対して事業系では36.3%です。プラスチックでは、家庭系が12.3%に対し事業系が18.5%です。局長、この結果の評価はどのようにされますか。
◎福山資源循環局長 お示しいただいています右側の事業系ごみの組成ですが、これは大型小売業者等を対象に実施した組成調査結果でございます。事業系ごみは事業の形態とか規模が多岐にわたりますので、事業形態等に応じたきめ細かな分別方法の周知が必要と考えています。このような背景から分別が徹底されていない状況がございますので、さらなる周知、指導が必要であると認識しております。
◆河治委員 事業系の分別指導はやはり本当に大きな問題で、今ここでもスライドに示させていただきましたが、事業系が家庭系に比べて低いのはどこに問題があるのか、伺います。
◎福山資源循環局長 事業系については、排出事業者の方々を対象とした講習会の開催や事業所への立入調査等を通じて分別排出及び廃棄物の適正な処理を指導しております。不適切な排出状況が認められた事業所に対しては改善報告書の提出を求めるとともに、分別ルールを守らない事業者に対しては段階的な罰則制度を設けています。また、焼却工場では検査装置の上に廃棄物を一旦おろしていただき、目視による検査も実施しています。搬入禁止物が確認された場合には、搬入業者に持ち帰らせています。個々の排出事業者に対する事業系ごみの分別ルールの周知徹底並びに焼却工場における廃棄物検査の強化が今後の課題と考えております。
◆河治委員 さまざまな指導、方針徹底が大事だと思います。特に事業系にプラスチック類が18.5%含まれているわけですが、これは産業廃棄物です。本市ではこうした産廃の焼却処理はすべきものではないはずです。この件について局長の所見を伺います。また、これからこれをどのように指導するのか、伺います。
◎福山資源循環局長 排出事業者に対しましては、引き続き講習会や立入調査を実施し、きめ細かな指導を行うとともに、収集運搬業者の皆さんと連携して、個々の排出事業者に分別パンフレットを配付するなどルールの徹底に向けた取り組みを進めていきます。また、分別の取り組みなどが優良な事業者を3R優良事業所として認定しておりますので、その模範となる取り組みを他の事業者に広めてまいります。また、焼却工場における搬入物検査も引き続き行ってまいります。
◆河治委員 次は、プラスチックアクションプログラムについてです。
 プラスチックは軽量で丈夫、そして加工しやすいなどにより、さまざまな製品や容器包装など幅広く利用されています。一方で耐久性や安全性に富み、自然界で分解されにくいプラスチック製品が、風雨や紫外線などで劣化し、飛散し、自然界に流出するなどが懸念されます。本市はプラスチックアクションプログラムを策定し、プラスチックの問題を解決し、天然資源の有効利用、温室効果ガスの排出抑制、海洋プラスチックのゼロエミッションを目指しています。
 スライドをごらんください。ごみ処理に伴い排出される温室効果ガスの推移を示したものです。これは3R夢プランでは2017年度を基準に2009年度比25%削減を目標にしていましたが、結果は、基準年とした2009年度より1.4%ふえました。この結果について局長の見解を伺います。
◎福山資源循環局長 3R夢プランにおける温室効果ガスの大部分はプラスチック類の焼却によるものです。このため、焼却しているプラスチック類の量がふえたことが主な要因と分析しています。焼却しているプラスチックをいかに減らすかが最大の課題ですので、このたび策定したよこはまプラスチック資源循環アクションプログラムに基づきまして、分別の徹底に向けて住民説明会や出前教室などで、汚れたプラスチック製容器包装の扱いをわかりやすく伝えていくこと、ワンウエープラスチックの削減に向けて小売事業者と連携した店頭キャンペーンを実施することなど効果的な啓発を行いまして温室効果ガスの排出抑制を進めていきます。
◆河治委員 この基準値よりふえたにもかかわらず、アクションプログラムでは結果について未達成との表現です。これは大問題です。常任委員会でも指摘しましたが、適切な表現とは思えません。問題意識を持った表現にすべきと思います。しかし、改定されたアクションプログラムでは未達成の表現で改善されておりません。認識が不十分に感じます。なぜなのか、見解を伺います。
◎福山資源循環局長 温室効果ガスが基準年よりふえたことについては大変大きな問題意識を持っております。このため、よこはまプラスチック資源循環アクションプログラムにおいて3つの目指す姿の一つとして、温室効果ガスの排出抑制を位置づけました。アクションプログラムの取り組みを着実に進めることで温室効果ガスを削減していきます。
◆河治委員 私はこの結果が未達成、本来、少しでも下がっていれば、達成しなかったというのはあるのですが、上がっているのに未達成という表現でよいのでしょうか。この言葉は行政の基本的姿勢にかかわることだと思います。私は猛省が求められていると思うのです。副市長の見解を伺います。
◎小林副市長 これまでも市会のほうに御答弁申し上げてございますが、今局長が申し上げたとおり、減らすと言ったところがふえているということについては私どもとしては事実を認識し、その原因も、先ほどプラスチックが中心であるといったことを明確に述べております。このことについては先ほど来申し上げてきたプラスチック対策を含め、しっかり取り組んでいきたいと思っています。
◆河治委員 私は、表現がこれでよいのかなと繰り返し言っています。
 EU理事会では本年5月、レジ袋などワンウエー製品の流通を2021年までに禁止する法案が採択され、日本でも無料レジ袋の禁止方針が出され始めました。本市自身も積極的に取り組むべきだと思いますし、他の委員からもありましたが、レジ袋を使わない、ワンウエープラ削減に取り組むべきだと思いますが、特に市庁舎の中にあるコンビニなどはすごく目につくところですが、この件について改めて伺います。
◎福山資源循環局長 市役所といたしましてもプラスチック対策に庁内一体となって取り組んでいくために、マイバッグを持参してレジ袋の提供を断ること、また、会議において飲料を提供する場合は、茶器やグラス等を使用してワンウエープラスチックは使用しないこと、また、先ほど小林副市長から発言がありましたが、燃やすごみとなるポリ袋についてはバイオプラスチックの混入した袋を用いることなどを今後徹底していくことで取り組んでいくこととしております。
◆河治委員 アクションプログラムでは、容器包装プラと製品プラの分別について、わかりづらい、汚れたプラは燃やすごみとして認識されていた、そのことが分別を低下させていたとしています。そのことが原因でCO2が減らずに基準値より多くなったというのであれば、早急にその対策、対応が必要だったはずです。2013年から温室効果ガスは2017年まで連続4年ふえていますが、同じようなことになりますが、連続してふえているのです。このことについてどうでしょうか。
◎福山資源循環局長 家庭系のプラスチックについては各区におきまして収集事務所が中心となって住民説明会や出前教室、イベントなどの機会を捉えまして分別ルールの周知とともに、容器包装プラスチックにつきまして、納豆容器など汚れたプラスチックについては水で軽くゆすいでいただくこと、また、洗えないものは使い切っていただくことなど、職員が作成いたしましたパネルやチラシ等を活用して具体的な啓発を行ってきております。引き続き工夫をしながらしっかりとお伝えしていきます。
◆河治委員 それでは、ここには、絵にはないのですが、2018年度、昨年度のCO2の排出量はどれくらいあったのですか。それから、2009年との比較ではどうだったのか、伺います。
◎福山資源循環局長 先ほど御発言いただきましたように、平成29年度は基準年に比べて1.4%ふえてしまったということです。一昨年、平成30年度についてはまた増加いたしまして3.2%増加となっております。今この現状を分析しておりますが、事業系のほうでプラスチック類がふえたと把握しております。
◆河治委員 アクションプログラムでは分別について改めて丁寧に広報啓発していくとありますが、イメージが持てるように具体的に説明していただけますか。同じことが言われているのですが、なかなかそれが前進しない、逆にふえている。
◎福山資源循環局長 G30プランのときには10分別、15品目にわたります新たな分別を開始するに当たって、地域での分別ルールの説明会を延べ1万5000回実施いたしました。現在はこの分別ルールはもとより、食品ロスの削減やプラスチック問題、土壌混合法などさまざまなテーマを取り上げて、実施方法もこれまでの説明形式に加えまして、シンポジウムやワークショップ、講演会など、一緒に考え、体験するといった新たな形式も取り入れながら進めております。各テーマを理解していただくことはルールの周知とは異なる難しさがあると考えておりまして、また、そのプラスチックの細かな分別について御理解をいただくことの難しさは感じておりますが、工夫をしながら周知をしてまいりたいと思います。
◆河治委員 発生抑制や分別、資源化、減量化、これは市民の協力が決定的だと思いますし、それも正しい認識と周知徹底、この環境汚染対策や温暖化対策、これに共感する市民の意欲を引き出す、私はこういった共感する市民の意欲を引き出すというものがもっと大事だと思うのです。ここを強めていくことが大事だと思います。G30の推進については区局連携など、町内会の出前講座など、先ほども話がありましたが、G30のときでは1年間で1万5000回実施した、これに対して3R夢プランでは年間1300回と聞きます。担当所管局、課はすごく苦労しておられて、いろいろなグッズをつくっておられるのですが、そのグッズをどのように活用されているのか、伺います。
◎福山資源循環局長 先ほど申し上げましたが、各事務所、いろいろ情報共有をしておりますが、それぞれ職員が区民の皆さんからお聞きした、この点がわかりにくいというようなことを具体的にイラストにしたり、小さな模型をつくったりして、目で見てわかるような工夫をしながら、きめ細かく啓発をさせていただいております。
◆河治委員 あわせて、プラスチックにかかわってですが、廃プラスチックについて伺います。2017年度末、中国政府が資源として輸入していた廃プラスチックについて輸入禁止措置をとりました。そして、国から自治体に通知が出されたと聞きますが、どのようなものだったのか説明してください。そして、本市はそれに対してどう対応したのか、教えてください。
◎福山資源循環局長 ことしの5月20日付で環境省から出されました通知については、内容は、国内で処理しなければならない廃プラスチック類等の量が増大したことに対しまして、市町村のごみ焼却施設において処理することを積極的に検討されたいということなど9項目にわたって処理の円滑化を各自治体に求めたものでございます。対応状況ですが、県内の廃プラスチック処理業者等で構成された公益社団法人神奈川県産業資源循環協会や県内の自治体と調整をした結果、現時点で行政の介入を必要とするほど処理が逼迫している状況ではないとの認識で一致したため、受け入れは行っておりません。
◆河治委員 幸いにして本市がやる必要はなかったということですが、私はあくまでもこの産廃は事業者の責任で処理すべきもの、その立場で進めていただきたいと思っております。
 次は、その他、ごみの出し方について伺います。これは特定の地域だと思うのですが、時間を守らない、夜にごみを出すなど、ごみの出し方、これは不法投棄の苦情が寄せられています。町内会の人たちも頑張っているのですが、それに対する支援はどのようにやっていらっしゃるのか、伺います。それを聞いて終わりにします。
◎福山資源循環局長 分別されないまま出されたごみや、時間を守らず夜間に出されたごみなどで、カラスの散乱等がございまして、そういったことでルールが守られていない場合は、地域の皆様と収集事務所が協働して、ごみ出しのルールを呼びかけるシールとか掲示物の設置を行っています。また、改善が見られない場合は、当局が開封調査を行い、排出者を特定して個別に指導を行っています。

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