議会での質問・討論(詳細)

2019年9月26日

■総合審査会(古谷やすひこ)

◆古谷委員 日本共産党、古谷靖彦です。どうぞよろしくお願いいたします。
 委員長、パネルの許可をお願いいたします。
○麓決算第二特別委員会委員長 はい。
◆古谷委員 まず、通告4のその他から質問を伺います。台風15号対応について伺います。
 9月22日付の神奈川新聞によれば、市長は、私が知ったのは発災から3日後という記述がありました。市長は、この問題について、いつ、誰から臨海部の被害について知ったのでしょうか、伺います。
◎林市長 9日の8時30分ごろ、消防局から金沢区福浦、幸浦地区で浸水被害が発生しているとの報告を受けました。関係区局と協力して情報収集に当たるように指示いたしました。その後、関係局からの情報は適宜報告を受けております。
◆古谷委員 神奈川新聞の市長動向によれば、発災した9日は外出と市長はなっているのですが、何をされていたのでしょうか。
◎林市長 私自身、市政に関する仕事をしておりました。
◆古谷委員 もともと台風は来ることがわかっていて、警戒体制にあったという中で市長は外出ということになっています。大きな台風がわかっていながらなぜこういうことになったのでしょうか。
◎林市長 事前から私はスケジュールに入っておりましたので、もちろん外出の間も危機管理というのはちゃんとやっておりました。
◆古谷委員 再度伺いますが、市長は一報を聞いてからどう行動されたのでしょうか。
◎林市長 関係局の報告を受けながら指示をしておりました。
◆古谷委員 私が事前の聞き取りの中では、金沢区役所に市民からの一報があったのは9日の11時だと聞いています。その後に、金沢消防、経済局、港湾局が現場に午後に行ったと伺っていますが、市長はその前に聞いたのでしょうか。
◎林市長 聞いております。
◆古谷委員 その点については改めてまた総務局審査でやりたいと思います。
 市長は現場には実際にはいつ行ったのでしょうか。
◎林市長 申しわけございません、行っているのですが、すぐ記憶が最近切れまして、今委員から御質問がありましたけれども、9月9日8時半の一報からずっと対策はしておりまして、実際に現場に参りましたのは、17日の15時から現地視察をいたしました。
◆古谷委員 余りにも対応が遅いと言わざるを得ないと思います。市長の動向も問題だと私は思っているのですが、それ以上に、市長のところに本当に正確に情報が届いたのだろうかというふうに心配になっています。危機管理監、経済局長それぞれ、臨海部の被害の大きさを認識したのはいつですか。
◎荒井危機管理監 9日の8時半に危機管理部長から、消防局へリポートで大きな被害が出ているという報告を受けております。
◎林経済局長 経済局は9日14時ごろに、金沢区からの連絡をもとに被害発生の情報を得ております。その後、被害状況を把握するため横浜金沢産業連絡協議会に連絡を行い、夕刻には100社以上が被害を受けたという情報を入手いたしました。
◆古谷委員 大変大きな被害だったということは今はわかっているわけですけれども、そのことが、被害の大きさから見て、やはり市長に現場を見てほしいと私は進言すべきだったと思うのですが、危機管理監、どうですか。
◎荒井危機管理監 私が最初に現場に入りましたのは11日の午後でございまして、その状況を写真等で市長のほうには御報告をさせていただいております。
◆古谷委員 被害が大きかったので、ぜひやはり現場を見るべきだというふうに言うべきだったと思います。発災時にたくさん混乱していたということもわかりますし、泊まり込んでおられた職員の方には本当に敬意を表したいと思いますが、庁内の情報のやりとりが本当に適切にできていたのかということが、余りにも情報共有ができていなかったのではないかと思っています。対応が遅過ぎる。それと、市長の危機管理能力も問われる問題だと思います。この問題は、先ほど言ったとおり引き続き総務局審査でやりたいと思います。
 そしてカジノ誘致について伺ってまいります。
 市長、記者会見であるとか、あるいは2回の本会議、その中の市長答弁などを通じて、私はまともに答えていただいていない、結局、市長は何を判断基準にして決断されたのかさっぱりわからなかったというのが感想です。市長は、今までの御説明で市民理解は進んだという認識でしょうか。
◎林市長 少しお待ちください。きちんと御質問にお答えしたいと思います。
 今の御質問にお答え申し上げます。市会本会議での質疑から、各会派からの討議などを通じて、IRに関してさまざまな懸念や御心配があることを改めて承知いたしました。それゆえに、今後実施する18区での説明会でIRの実現に向けた現在の横浜市の考え方をしっかり直接お伝えしていく必要があると考えておりますので、先ほどの答弁でも申し上げました。
 以上です。
◆古谷委員 答えが違うと思います。市民理解が進んだと思いますか。
◎林市長 ですから、市民の代表としてさまざまな御質問をいただいたわけでございまして、市民の方が御懸念や御心配があるということを改めて知ったと。もともと知っておりました、ずっとそういう御意見を先生方から伺っておりましたのでちゃんと承知しておりましたけれども、改めて先生方からそういうお声が多いことを聞いて、それをまた改めて感じたということでございます。
◆古谷委員 市長、まともに答えていただきたいのですけれども、市長が御説明したことで、私たち市民の理解が進んだと思っていますかということです。
◎林市長 委員、実は私は反対が多いということは承知をしております。そして皆様が御懸念していることも承知しておりますし、今回の神奈川新聞さんのアンケート調査の結果も見ておりますけれども、私自身、ちょっと曖昧な言い方で恐縮でございますけれども、今まで白紙の状態でいろいろな方の御意見を伺っていたわけですけれども、全て今数字に出ているような方、90%とかいろいろなお声がございますけれども、反対しているという認識は実はないのです。というのは、さまざまな分野の方と、実際市民の方とかとも話をしていますけれども、本当にただただ反対という御意見もございませんでした。そういうことで、私は改めて先生方の御意見を伺って、やはりIRというものがどういうものかというのをまだまだお伝えし切れていないということを申し上げているわけでございます。
◆古谷委員 つまり、理解が進んでいないという話ですか。
◎林市長 そういうことでございます。
◆古谷委員 それを聞きたかったのです。市民理解が進んでいないのに、なぜ決断したのですか。
◎林市長 私が今、この時点で進んでいないことを皆様にもお話をいただきましたし、アンケート調査でもそのような結果が出ていると思います。しかし、私は終始IRを誘致するかどうかというのを白紙の状態で検討してまいりました。その結果の判断でございます。
◆古谷委員 つまり、市民理解が進んでいないのに決断されたということがわかりました。市長はたびたびこの問題で公約違反には当たらないと御説明されていました。市長の選挙公約は何だったかということなのですが、少し大きなパネルで用意しましたが、(資料を提示)ホームページを改めて見させてもらいましたけれども、市長の選挙公約はこれだったと思うのですが、市民の皆さん、市議会の皆さんの意見を踏まえた上で方向性を決定だというふうに選挙公約で掲げられています。それでカジノ誘致は聞かれれば、やるもやらないも白紙だと、選挙戦を乗り切って当選されたということですが、何が公約違反でないのか伺います。
◎林市長 私は、これまでも選挙期間中も白紙であるということを申し上げておりまして、市民の皆さん、市議会の皆さんの意見を踏まえた上でということは、現在、私は議論させていただいていると思います。前回の議会でもあくまでも私はずっと、市長はIR誘致を決めるのですかという問いに対して白紙ですと申し上げて、そのために検討、研究をしているということを私は申し上げてきたつもりでございますから、急に、白紙なのに一転それを裏切るように決めたという御意見は私は理解できない状態で、いまだに思っております。
◆古谷委員 では、方向性は決められていないのでしょうか。
◎林市長 前回の議会でも申し上げましたけれども、私は方向性を決めております。要するに私自身が、皆様にお話をしたようにどちらかを検討、研究し続けるといった結果です。ですから、いろいろな方ということ、これは一々どなたどなたとか、このぐらいの人数ということは私自身は申し上げられませんけれども、議会の皆様の御意見も、それから経済界の御意見も、それから普通の、普通と言ったら失礼ですけれども、一般市民の皆様の御意見も聞いた上で私は判断したと思っております。
◆古谷委員 市長、やはり御自分が掲げた選挙公約はしっかり責任をとっていただきたいと思います。方向性は決めたのだと言いますけれども、この間も今のお話でも具体的な説明がほとんどありません。市民の皆さんの反対の声が多いことは知っているとおっしゃっていましたから、この面でも私は公約違反だと改めて述べておきたいと思います。
 市長選の出口調査の中で、林さんに投票した方の42%がカジノ誘致はすべきではないという方がいたと結果が出ています。市長、これは市長がカジノ誘致は白紙だと勘違いした有権者が悪いのでしょうか、伺います。
◎林市長 そういうことは申し上げておりません。そういう判断をなさったという事実は知っております--今伺いました、はっきり。でもそれが、その当時、出口調査でそういうことを言われていたというのは承知しておりませんでした。
◆古谷委員 わかりました。
 次に、続けてのパネルをお願いします。「選挙で一度も信を問うていないのになぜ勝手に決めるのか」と、これが結構大きな声になっています。これについてまずお答えください。
◎林市長 選挙の際には、IRを導入するしないの判断に至らずに、まさに白紙の状態でございました。その後、経済界や市民の皆様からもさまざまな御意見をいただいて、さらに事業者からは横浜市のIRの可能性について、これまでにない経済的、社会的効果が示されたわけです。そのような中で、IRをめぐる国の動きが大きくおくれないと見られることや、3都市をめぐる各都市の誘致の動きが活発化する中で、横浜のIRの実現に向けて本格的な検討、準備に入るべきと考え決断いたしました。私自身が日本型IRや懸念事項対策について市民の皆様にしっかりと御説明をしてまいります。その中でもアンケートを行いますが、IR整備法では民意の反映方法が規定されておりますので、国からの情報を参考にしながら今後も検討してまいります。
 選挙で一度も信を問うていないということをおっしゃっておりますけれども、私自身、もちろんそのとき白紙でございましたし、こういう市政というものは、例えばワンイシューで決めるものでも私はないというふうに思います。ですから、私自身、白紙であるということは、私自身も決断できなかったということでございますし、あと、過去の8年間において、さまざまな政策を同時進行で進めねばならないという考え方をしておりますので、そこだけに特化をしてなぜ信を問わないのだと言われたことについては、私自身はこれからしっかりと市民の皆様に御説明してまいりたいと考えております。(「よし」「逆だよね」と呼ぶ者あり)
◆古谷委員 これからぜひ信を問うていただきたいと思うのですが、では、これほどの大きな決断をするのであれば、私は、市長は横浜へのカジノ誘致を掲げて出直し選挙を実施するべきだと思いますがどうか、伺います。
◎林市長 その必要はないと思います。(「よし」「そうだ」と呼ぶ者あり)
◆古谷委員 理由を述べてください。(「必要ないからだよ」と呼ぶ者あり)
◎林市長 私が申し上げましたように、これから、まだ完全に日程が決まっておりませんけれども、12月には、私自身がかなりのスピード感でやってほしいと言われておりますし、私自身が、今強く経済界も何としてもやってくれと言われております。横浜市は95.2%、御中小企業が多い。ごめんなさい、失礼しました、99.6%ですか。話がそれるようにお思いでしょうけれども……
     〔古谷委員「それます」と呼ぶ〕
◎林市長 いや、私はちゃんと申し上げたいのです。そういう意味の10年、20年先、どれだけ苦闘して、中小企業の皆様が頑張ってやっていらっしゃるけれども、しかし、東京一極集中の中でなかなか法人税収入が上がらないという現実がございます。私はどうしても中小企業をお助けしたいです。つまり、東京に負けないように、ターゲットにするような言い方はしませんけれども、横浜市は独自の魅力がある都市です。そのためにもきちんと、要するにギャンブル依存症、それから治安悪化を大変懸念している市民の皆さんのためにも、むしろ公営ギャンブル全体において依存症がなくなるための対策をしようと私自身決意しております。(「よし」と呼ぶ者あり、その他私語する者あり)
◆古谷委員 今の説明だと全く説明されていないです。
 次のパネルをごらんください。市長は、昨年の第4回定例議会でこう答弁されています。白紙から態度を決める前には、どのように民意を問うのかと質問しました。そうすると、公聴会ではなく、その前に横浜市として市民の皆さんからの御意見を伺う機会を具体的な方法について検討していると答弁されています。どう検討されたのか、伺います。
◎林市長 6月には、平成30年度に実施した調査結果について、市内4カ所で説明会を開催いたしました。(「いやいや、違うよ」と呼ぶ者あり)委員、何で笑っていらっしゃるんですか。
     〔古谷委員「それは違います」と呼ぶ〕
◎林市長 いや、私は笑えるような状況ではありません。(私語する者あり)
 当日は、IRに対して厳しい御意見をいただいたほか、アンケートでは市民の皆様の御不安な点や説明会により理解が深まったという結果もございます。今後も市民の皆様にIR実現に向けた本市の考え方や今後の調査結果など、検討の進捗に合わせて御説明し、御意見をいただく機会を設けてまいります。
◆古谷委員 市長、今のやりとりで市民理解が深まったと思いますか。
◎林市長 深まったか深まらないかはこれからではないでしょうか。私は説明会を行います。(私語する者あり)
◆古谷委員 非常に議会答弁まで覆すというのはひどいやり方だというふうに思います。
 次のパネルを見てください。9月17日付の神奈川新聞の報道で、カジノはそぐわないとして、6割以上の方がカジノ誘致に反対の意思を示しました。そして7割を超える方が住民投票を実施するように求めています。そのうちカジノ誘致賛成の方の中でも4割の方が住民投票の実施を求めています。市長の所感を伺います。
◎林市長 先ほどから申し上げておりますけれども、やはりIRがどういうものかということを本当に御説明が足りていない。ですから、私はこれから説明会でしっかりと御説明していく。私自身が市長として横浜市の市政を受け持たせていただいているわけでございますけれども、白紙の状態の中でさまざまな御意見を聞いた結果の決断でございますので、だから委員、何度も申し上げておりますけれども、こういう御不安を市民の皆様がお持ちだということは承知しておりますから、そのために、本当のIRの姿というのはまだ伝わっていないと思うゆえに、これから説明会をやるということを申し上げております。(「よし」と呼ぶ者あり)
◆古谷委員 そうすると、7割近い方は誤解をしているという認識なのでしょうか。
◎林市長 そういうことではございません。
◆古谷委員 答弁がよくわかりませんが、私はIR誘致に反対をしています。市長は、私は誤解していると思っていますか。(私語する者あり)
◎林市長 済みません、もう一度お願いします。(笑声)
◆古谷委員 私はIR誘致に反対しています。私です。市長は、誤解していると思っていますか。(「答弁することはないよ」「答えなくていい」と呼ぶ者あり)
◎林市長 誤解しているとは思いません。委員の御意見だと思います。(笑声)
◆古谷委員 そうすると、市民も誤解をしているのではなくて、理解をした上で私は反対していると思うのです。(私語する者あり)聞いていません。その中で、市長はこの間のやりとりの中で賛成派の意見しか聞かず、反対派の意見を全く聞かない態度なのかという声も聞いていますが、それはいかがですか。
◎林市長 そのようなことはございません。私はだから、白紙の状態の中に、賛成も反対の方の御意見も伺っております。
◆古谷委員 そうしたら、推進派の商工会議所とはすぐに会って、反対派の港運協会にはなぜ市長は会わないのでしょうか。
◎林市長 それはお答えしません。申し上げにくいことがございます。(私語する者あり)
◆古谷委員 答弁拒否ですか。港運協会の要望書は回答するのですか。
◎平原副市長 午前中もお話ししましたけれども、見解と要望については私が市長のかわりに受け取りました。内容は市長に御説明してあります。これから移転交渉していく中で、その内容にも当然触れながら交渉していくことになります。当然それを話題にしてお答えをしていきたいと思います。
◆古谷委員 このやりとりをしていると、本当に全く民意を無視しているのではないかと。改めてひどい答弁だというふうに思います。(「賛成の人の意見はどうするんだよ」と呼ぶ者あり)市民のほうを向いていない市政運営をもし市長が今行っているというのであれば、何のために市政運営を行っているのですか。
◎林市長 私は無視しているとは全く思っておりません。委員のお考えだと思います。(笑声、「これを見ている市民が判断する」と呼ぶ者あり)
◆古谷委員 これは市民が判断しますよ。(「そうだよ」と呼ぶ者あり)本当にひどい状況だと思います。この間の審議の中でも、IRはカジノでないとか、面積は3%しかないであるとか言い張っている方もいらっしゃいましたが、実際は、IRはカジノそのもので成り立っている施設です。シンガポールのマリーナベイ・サンズの総収入のうち8割がカジノ収益です。莫大なカジノ収益を当てにして、超巨大施設群を維持している。つまり、先ほど無料で噴水広場があるとかもありましたけれども、無料でどうやって運営するのですか。それも全部カジノ収益です。つまりIRの運営はカジノ抜きではあり得ません。IRはカジノそのものだと言っています。(私語する者あり)
 今回の市長の発表で、最大で8800億円の売り上げが見込めるとしていましたが、カジノの売り上げ比率を80%とすれば、カジノ収益は7040億円となります。これはマリーナベイ・サンズの3個分のカジノ収益です。巨大なカジノ収益です。これが計算どおりになれば、毎年毎年7000億円がギャンブルで吸い上げられてしまうということになります。毎年毎年100万円負ける方が70万人も必要になります。このようなことを何年続けるのでしょうか。顧客を貧しくし続けることでしか繁栄できないIR、カジノのこれが仕組みです。これで税収を得ることがいいのでしょうか。
◎林市長 私は、経済活性化の、それからこれから非常に少子化、高齢化が進んでいく横浜市にとって一つの大きなツールであると考えて今回決断をいたしました。例えば私自身も、海外でいろいろなMICE施設等の見学等をしておりましたけれども、要するに、IR、統合型リゾートの中にカジノ収益がなければ、これだけの大きな投資もやっていただけません。例えばカジノなしでエンターテインメント施設等で成立しないのかという御意見もありますけれども、非常に難しいです。まず投資してくれる方がいらっしゃらないと思います。
 現在、多くの方が理想とするというか楽しみたいというのは、ディズニーランドとかディズニーシーとか、大阪も非常に苦労いたしましたけれども、ユニバーサルスタジオ等をイメージなさると思いますけれども、この横浜において、既にディズニーランドがあのような成功をしている環境の中で、なかなか投資する方もいらっしゃらないし、また、御案内したように99.6%の経済構造、御中小企業の中で、本当に大胆に投資をしてくださる民間の日本の中の事業者も私はいらっしゃらないのが現状です。ですから、跡地のところに、三井不動産のああいう共同体が投資してくれるということは非常にありがたいことだと思っています。少し長くなりましたけれども、以上、私の気持ちを話しました。
◆古谷委員 結局、そういう長い答弁をされると答弁がすれ違うのです。実際、港運協会は対案を出しているではないですか。それは見ないのでしょうか。
◎林市長 もちろん拝見しております、報告も受けておりますけれども、非常に難しいと思います。経営自体が大変難しいと思います。巨大なMICE施設でございますので、その運営に関して単独でというか、また、お話をしてくださっている一つの対案でございますから、対案ですから、それを別に私が全否定しているわけでもございませんし、そのようなことは何も申し上げていないのです。ただ、実際は非常に運営は難しかろうというふうに私は思っています。
◆古谷委員 だからカジノが必要だということなのでしょうか。
 次に、市長がカジノ誘致に踏み切るという決断を勝手にされたわけですけれども、どのような根拠を持って決めたのかという点が本当に問題だと思っています。ギャンブル依存症対策はこれから調査をする。市長はギャンブル依存症患者について減るのではないかと答弁されましたが、何の根拠があって言われているのでしょうか。
     〔古谷委員「市長に聞いています」と呼ぶ〕
◎小林副市長 これは私も委員会でたびたび御答弁申し上げてございますけれども、日本型IRのカジノに対しましては、参入規制、入場規制など世界最高水準の規制が制定されています。あらかじめビルトインされているところです。一方、アルコール、薬物の依存症についてはさまざまな対策が講じられながら、ギャンブルについては全く対応がなされてきませんでした。それが、昨年の7月、8月にギャンブル等依存症対策基本法が成立しました。それを受けて、この4月に国が基本計画を定めました。国、県、市の役割分担が定められ、具体的なギャンブル依存症対策に対する取り組みがこれから始められるという見通しが立てたからこそ、私どもはここで判断をしたということでございます。また、シンガポールをモデルに、日本は今依存症対策を進めているところでございますけれども、シンガポールは、IRを導入以前と以後では減った事実もございます。そうしたことを考えても、これからはギャンブル依存症について、減るのではないかというようなところの答弁につながっているものでございます。
◆古谷委員 市長の答弁ですから、市長が答えていただきたいです。
 改めて伺いますが、市長はどれぐらいのギャンブル依存症患者が発生するのか、そのためにどのような対策を行うのか、それはどのぐらいの費用がかかるのか。これはこれから検討するということで、何も検討していないということでいいのでしょうか。市長、伺います。市長、お願いします。
◎林市長 答弁を整理しますからお待ちいただきたいと思います。
○麓決算第二特別委員会委員長 答弁を整理いたしますのでお待ちください。(「そんなもの委員会でやっているわよ。やっていないから答えられないじゃない」と呼ぶ者あり、その他私語する者あり)
◎林市長 今回、補正予算で調査費を御提案申し上げて、それで議決をいただいたのですけれども、調査の主な目的が、今委員が御質問のギャンブル等依存症が疑われている方をまず調べて、それから同時に専門家の意見なども聞きながら、性別や年齢層、先ほど御答弁申し上げましたが、所得、ギャンブルの種類、掛金金額など、今後の予防や啓発、相談支援などの対策に役立つ情報を収集していくということで、しっかりと費用等についてもこれから御報告申し上げていくということでございます。
 以上です。
◆古谷委員 現時点でははっきりしていないのでしょうか、伺います。それで本当に判断したのでしょうか。
     〔古谷委員「市長です」と呼ぶ〕
◎林市長 それで判断いたしました。国のいろいろなこれからの基準とか御提案もあるということを参考にしながらやってまいります。(「主体性はどうした、主体性は」と呼ぶ者あり)
◆古谷委員 本当に主体性がない答弁だと思います。国のものを信用してそのままやると。プラス面についても伺いますが、これについても事業所の資料のみという認識でいいのでしょうか。
     〔古谷委員「市長でお願いします」と呼ぶ〕
◎林市長 答弁を整理します。
○麓決算第二特別委員会委員長 答弁整理中でございますので、しばらくお待ちください。
◎林市長 済みません、私がここで当意即妙にお答えすることができないので今整理させていただきました。私どもは事業者さんからの御提案を参考にしているわけですけれども、プラス面につきましてもどれだけの収益があるかということも、はっきりまだ完全には決められないということはそういう事情もございます。
◆古谷委員 そうすると、マイナス面については国からの提案どおりである、プラスの面については事業所からの提案のみであるというふうになると、何の根拠を持ってやったのかと改めて言いたくなります。議会として、これも問題だと思っているのです。さまざまな論議をする際に、正確な資料が提供されていないとまともな論議ができないと思っています。今の状況で正確な議論ができると思いますか。
◎林市長 できると思います。これから、方向性を決めさせていただきました。それから二元代表制でございますので、先生たちの御意見をさらに聞きながら進めていくということでございます。(「だから、決断したことが間違えているんだよ」と呼ぶ者あり)
◆古谷委員 やはり順番が逆なのです。(「そうだよ」と呼ぶ者あり)決断する前にそれを諮るべきだし、市民にも説明するべきなのです。なぜやらないのですか。(私語する者あり)
◎林市長 私はこれから説明をすると申し上げています。まだ要するに市民の方たちが、最初にIR、統合型リゾートがカジノイコールというような、成功したような、新聞でも何でもそういうことがすごく書かれているわけです。ですから、反対意見の方は大変多く載っていますけれども、賛成の方の意見はほとんど載っていないという感触を私は受けております。それは私の感触です。ですから、委員がこれだけの大きな事業であると言えば、しかし、もう各都市はとうに手を挙げています。3カ所だと言われています。大阪はもう長く既に方向性も決めたというか、やることになっているのです。事業者もほぼ決めるような雰囲気で、既に事業者に対して提案を聞くとか、この間の記事でしたけれども、実際話をするのだというお話もして、大変先行しています。関東地区ではまだ要するにその話は、首都圏では決まっていないという状態でございました。
 ですから、私は今回、この方向性をまず決めなければ、例えば東京都が手を挙げるということになれば、これは物すごく有力になります。大変大きな民間の圧倒的な上場企業が多い中で、法人税収入の差は横浜と物すごいあります。そういう意味も込めて、今までは、皆さん、委員がおっしゃるように反対の意見、まだわからない、反対だという御意見が多い中で、しかし、ここでやはり進めていかなければ始まらないというか、非常に危険だという状況で私は決断いたしましたので、もう本当に熟慮しました。ですから、これからまたこうやって本日も本当に率直な御意見を聞かせていただいておりますので、これからもそういう御意見を伺おうと思いますし、逐次先生方に状況を御報告申し上げたいと思います。
◆古谷委員 だからといって、手順をすっ飛ばして決めていいのでしょうか。大阪が突っ走っているからといって、そのぐらいです。ほかのところが具体的な動きにまだ出ていません。そのような中で、なぜこのように民意もすっ飛ばして、議会での議論もすっ飛ばして勝手に決めてしまうのかと、これについて私は問うているのです。(「すっ飛ばしていないだろう」と呼ぶ者あり)
 ギャンブル依存症について、そもそもの認識について伺います。IR、カジノを通じてギャンブル依存症患者が出てくるのは個人的責任だという認識なのかどうか、伺います。(「何で今までパチンコ反対しなかったんだ、おまえら」と呼ぶ者あり)
◎林市長 個人的責任だとは思っていません。(私語する者あり)
◆古谷委員 市長は本会議の中で、カジノは娯楽だというような認識もおっしゃっていました。これは同じ認識ですか。
◎林市長 一つであると思います。例えば、カジノで楽しむという方もいらっしゃると思います。
◆古谷委員 例え話で恐縮ですが、市長の御家族がカジノでのめり込んでも、これは娯楽だからいいという認識でしょうか。(「マイナンバーでとめろ」と呼ぶ者あり)
◎林市長 そういう御質問には答えられません、私は。(「そうだ」「失礼だぞ、質問が」と呼ぶ者あり)
◆古谷委員 カジノも含めて賭博行為は刑法で禁止されているということは理解されていますか。
◎林市長 今回、カジノについては、今までも公営ギャンブルがありますけれども、国がこれを許可していると判断しております。
◆古谷委員 韓国のカジノについてですが、厳しく自国民に規制をしています。それはギャンブル依存症の弊害がよくわかっているのだろうと思います。国内で17カ所あるカジノのうち自国民向けに開放しているのは、ソウルから遠く離れた僻地にある江原ランドだけです。そのほかは外国人専用です。しかも江原ランドも地元の方は当初規制なく入れましたが、余りにもギャンブル依存症が急増したということで、今では月に1日のみと規制しています。視察に行った際も、江原ランド内にある依存症管理センターの方からは、人口の多い都市部につくることは絶対にやめたほうがいいと。どれだけ依存症対策を徹底しても副作用は防ぎ切れないとおっしゃっていました。市長、山下ふ頭にカジノをつくることで横浜市民が最大の犠牲者になることについてどう思うのか、伺います。(私語する者あり)
◎林市長 最大の犠牲者になるという認識はございません。江原ランドが非常に失敗をしたというか、そういうことは私もいろいろな研究などで聞いていますけれども、最初にいろいろなカジノ事業者が一度に出たことも非常に難しいことであったと、一体型リゾート的ではないというような情報も得ておりますけれども、私は、横浜市民の方を犠牲にするということは考えておりません。そのようなことをやるはずもないです。要するに、これからの横浜市が持続的に成長していくために決断をした、長い先を考えて決断したということでございますから、こういうお話を、横浜市の現状と将来についてきちんとこれから説明を私は丁寧にさせていただきたいと考えております。
◆古谷委員 カジノの設置場所とギャンブル依存症の発生率の問題、これはもう数字で出ています。近いところになればなるほど発生率が高くなるというのは当たり前です。今市長が言われたことは多分根拠がないと思うのです。そういうお考えだろうと思うのです。そういうことをぜひしっかり研究もしていただきたいですし、その上で決断するべきだと思うのです。決断してから研究するのですというのは余りにも間違っています。
 歴史も観光資源もある横浜でカジノに頼らなければ市政運営を行えないというのであれば、自治体のトップの適性が問われると思います。まともな検討もせずに、問題だらけのカジノ誘致は私はやめるべきだと思います。今、国では、カジノ誘致自治体と事業所が本契約を結んだ後は30年間結ぶことができると説明しています。つまり、一旦導入されれば、たとえ市長がかわりカジノ誘致反対の市長が誕生しても、その契約を破棄すれば莫大な違約金を支払わなければならない。つまり、一旦導入すれば容易にはカジノから抜け出せない市政になってしまいます。市長、横浜市の未来にどうしてカジノが必要だと自信を持っておっしゃるのであれば、18区で説明会を行った上でみずから辞職をして、市民に信を問うべきです。それもやらないで、一度の民意も問うこともなく、反対の圧倒的な声に耳をかさないのであれば、独裁市政だと断ぜざるを得ません。私たちは全ての市民の皆さんにこのことを伝えたいと思いますし、市長の重要問題、市長の独断で勝手に決めさせてはならない、そう強く思います。力を尽くしてまいりたいと思います。
 次の質問に移ります。中学校給食の実現について伺います。
 市長は2月議会で、中学校給食の優先順位についてですが、最重要な課題だと考えていますと答弁されています。大切な答弁だと思います。一方で、ハマ弁をこのまま続けようという方針が市教委からは報告されています。ハマ弁は定めた目標に達しない状況がほぼ確実視されています。そのような中で、全く反省もなくハマ弁事業を粛々と続けようとしている教育委員会に対して、学校給食法を遵守するように、法律を守るようにと働きかけることが市長の役割だと思いますが、見解を伺います。
◎林市長 本市の中学校昼食については、さまざまな意見がある中で議論を重ねた結果として給食実施は難しいと考え、中学校昼食の充実のために栄養バランスのとれたハマ弁を導入しております。本年8月の喫食率は5.6%、中には4割近い学校もあるなど利用は進んできているところもありまして、引き続き利用促進に努めてもらいたいと考えております。ハマ弁を学校給食法上の給食と位置づけるかどうかは中長期的な課題と考えております。
◆古谷委員 今回、ハマ弁のこれからのあり方についてアンケートが実施されます。その中にぜひ給食の選択肢も入れるべきだと思いますし、そう指導するのが市長の役割だと思いますが、いかがでしょうか。
◎林市長 本市においては、小学校のような自校調理方式や親子方式、センター方式での給食はコストやスペースの問題から難しいと考え、栄養バランスのとれたハマ弁を提供しております。令和3年度以降のハマ弁の方向性を検討する際には、本市が置かれている状況を踏まえて御意見を伺う必要があることから、小学校のような給食の実施を直接問うようなアンケートは考えておりません。
◆古谷委員 それはぜひ見直していただきたいと思います。中区の仲尾台中学校は先ほど4割の喫食率だとおっしゃられたところですが、昼食を原則ハマ弁とする原則ハマ弁校について伺います。実施している中区の中学では、この方針について、まず学校側からの提案なのか、教育長、伺います。
◎鯉渕教育長 学校側とPTA側とで相談した結果の提案でございます。
◆古谷委員 保護者側から突如提案されるはずがありません。給食でもないハマ弁をなぜ原則として強要するのかというふうに思います。別の中学校でも報告が上がっているのが、ハマ弁を配付している方からお話を伺いましたが、ハマ弁を半ば強制していることで不登校になった生徒もいると聞いています。また、全く手つかずでそのまま返してくる生徒もいると聞いています。これでは何のためにハマ弁事業をやっているのかということを本当に疑いたくなります。そういう実態の確認を、ぜひ教育長、これはやるべきだと思うのです。いかがでしょうか。(「いいかげんなことを言うなよ」「そうだよ」「事実だよ」と呼ぶ者あり)
◎鯉渕教育長 ハマ弁の状況につきましては学校側からの報告を受けておりますし、今回も調査をいたします。委員がおっしゃっているような趣旨がちょっとよくわかりませんが、私はハマ弁が大変いいお弁当だと思っておりますし、現在、家庭弁当も含めて選べる状況にあるということであって、決して強制に及んでいるようなものではございません。
◆古谷委員 仲尾台中学校の原則ハマ弁校は、業者弁当の選択はできるでしょうか。
◎鯉渕教育長 仲尾台中学校につきましては、既に業者弁当のほうが撤退をしておりますので、業者弁当を選ぶということはございません。
◆古谷委員 横浜市の中学校昼食の原則は何でしょうか。
◎鯉渕教育長 ハマ弁、家庭弁当、業者弁当といったものの中から原則として選択できるというふうに考えております。現在、145校中133校で業者弁当ないしはパンの提供がされております。
◆古谷委員 教育長、そうすると、原則ハマ弁校は業者弁当が選べない。そういう学校がまだまだあります。みずから定めた方針も、私はほごにするようなことはまずいと思います。ぜひ公平性の話、よく市長も言われますが、全国で9割以上の中学校給食を実施していて、横浜市に住んだ子供だけが給食を食べられない。これは公平性に欠けると思いますが、市長、いかがでしょうか。
◎林市長 給食にさまざまな御意見をいただいて、結果的にハマ弁という形をとらせていただいておりますので、不公平だというふうには思いません。
◆古谷委員 給食ではないではないですか。
◎林市長 遜色がないものだと思います。
◆古谷委員 子供たちのために本当に考えていただきたいのです。選ばれていないことをしっかり直視するべきだというふうに思います。それが事実です。私たちは改めて、横浜でも当たり前の中学校給食をぜひ実現するように強く求めて、質問を終わります。(拍手)

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