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新型コロナウイルス感染症の第6波に備える緊急申し入れ

2021年11月25日

横浜市長 山中 竹春 様

日本共産党横浜市会議員団  

団長 荒木由美子

二年にも及ぶコロナ禍の中でも最悪の状況であった第5波から2~3か月しかたっていない中、毎日の陽性者の発生も一桁台が続くなど落ち着いた状況が続いていましたが、陽性者の発生数も下げ止まり、再び増える傾向が出てくる懸念も一部専門家からは出されています。そんな中、コロナ専門病院が12月1日にオープンしたり、コロナワクチン接種で接種率が低い若年層の接種率を引き上げるための若者向けワクチン接種センターの開設など、対策が進みつつありますが、第6波に備える点ではまだ不十分です。

第5波で医療崩壊状況となったことを繰り返してはなりません。海外では韓国で感染者が過去最高となり、欧米でも再拡大するなど、感染が爆発している国もあります。早急に、第6波が起こらないような備えや起こったときでも対処できるような備えを万全とすること、市民への情報を開示することがいますぐ必要です。特に山中市長におかれましては、8月の市長選の公約で「いつでもどこでもPCR検査」が掲げられています。これについては国でも議論されていますからすぐに備えるべきです。公約実現する時です。また万が一第6波がおこった際の事業者への経済支援や教育の保障をするためのタブレット配布や登校選択制などが速やかに進むような備えも必要です。以下、検査・医療体制に絞って申し入れます。

1.検査体制の拡充を実施すること

①市民がいつでも気軽に検査ができる検査体制の早期整備

②医療従事者・介護従事者などエッセンシャルワーカーへの定期検査の拡充

③事業者が自主的PCR検査を進めるための支援制度の新設

2.入院体制・宿泊療養の拡充をすること

①改めて症度別の入院ベッドの確保

②宿泊療養施設の増設

3.保健所の体制強化の実施すること

①保健所体制を拡充し、陽性者への確実で綿密なフォローを行うこと

②自宅療養への対応強化

4.コロナ関連情報の積極的開示を行うこと

①発熱外来実施医療機関の公表

②区毎の陽性者の毎日公表

③クラスター発生の公表

5.3回目のワクチン接種に向けて、予約での大混乱を繰り返さないこと

①「できる人だけ」「早いもの順」のような方法はやめ、接種を望む方誰もが順番に接種ができるやり方で実施すること。

以上