発行物
2010年11月17日

「こんにちは横浜市議団です」11.17号

横浜市中期計画(原案)で全市立学校にエアコン
子ども・保護者・教職員・議会からの要望実る

1117b 横浜市は、中期4か年計画(原案、注参照)に、市内小中学校等の各教室への冷房施設等設置のための学校空調設備設置事業を新たに盛り込みました。エアコン設置は、今夏の猛暑を受けて、子どもたち、保護者、教職員などから要望が強かったものです。
市は、「早急に事業手法の調査・検討や経費の精査等を行い、子どもたちにとってより良い教育環境を整えていきます」として、3年間で90億円を見込んでいます。

民間利用のPFI手法を検討

日本共産党議員団で教育委員会担当の白井正子議員が教育委員会に説明を求めたところ、川崎市立小学校で導入の民活型を参考に事業手法を検討しているとのことです。川崎で行われているのは、設計・施工・工事監理・維持管理を民間の業務とするPFI方式で、事業期間は空調機の法定耐用年限の13年間です。
PFI方式では、大企業が仕事を独占することになり、地元業者の仕事おこしにはなりません。
林文子市長は4日の記者会見で、エアコン設置について「子どもたちの健康上の問題」とし、保育料や敬老パスなど利用者負担増の検討と関係についての質問に対し、「こちらにかけてしまっては、別のところに負担を強いるのではないかというお話がありますが、そういうふうには考えていません」「これをやったからと言って、何かを諦めざるを得ないというようなことにならないようにします」と述べました。

2005年以来日本共産党が要求

30度を指している教室の温度計 日本共産党は、2005年以来、市内小中学校の“蒸し風呂”教室解消のための暑さ対策を申し入れ、予算編成に対する重点要望でもエアコン設置を要求してきました。
白井議員は、計画原案について「要望実現に向かって動き出した大きな一歩」と評価するとともに。「引き続き詳しい事業内容を明らかにさせて、早期に実施させていきたい」と述べています。

「教室が暑くて勉強に集中できません・学校に来て座ってみてください」

―猛暑が続く夏休み明けの8月31日、白井正子議員のもとへ港北区内の小学生数人から手紙が来ました。白井議員は早速学校を訪問。温度計の針は、30度をさしていました。

中期4か年計画

基本構想(長期ビジョン)が掲げる目指すべき都市像の実現に向けた政策や行程を具体化するもので、2010年度から2013年度までの4か年計画。「素案」が9月に公表され、その後1か月間市民意見募集を実施、今月5日に「原案」が公表されました。
議会では18日(木)に議員全員協議会を開いて、この計画案についての審議が行われます。

週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。

「こんにちは横浜市議団です」2010年11月17日(PDF版)


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