視察報告
2023年7月20日

【視察報告】IRカジノ撤回後の山下ふ頭を視察

7月20日、日本共産党横浜市議団(5人)は、IRカジノが撤回され、別の再開発に進む山下ふ頭を視察しました。

山下ふ頭視察1山下ふ頭視察2

【視察行程】

①現状と再開発スケジュールについてのレクチャー

②マリンタワーより全景を確認

③山下ふ頭内にてレクチャー

【レクチャー時の質疑応答等】

説明)山下ふ頭の再開発は、IRの反省をもとに、とにかく丁寧に進めていくことを大事にしている。2度の市民意見を実施し、合計で1万件を超える意見が寄せられた。ワークショップも9回実施した。

今後は地域関係者・有識者等委員会を立ち上げ、そこで街づくりの方向性について答申をいただき、事業者ヒアリングをもとに、再開発計画案を策定する予定。計画案ができた段階でも市民のみなさんの意見を募集して進めていきたい。2030年頃に共用を開始するスケジュールになっている。

質)山下ふ頭内の倉庫や事業所等の移転について進捗状況や総費用の見通しはどうか。

答)移転については、話し合いを進めている。現状ではふ頭内の約3分の1の移転が完了した。事業者が移転先でもしっかり事業継続できたり、移転したことで良かったとなるように丁寧に進めている。移転に係る費用の見通しはおおよそ470億円を見込んでいる。その後再開発計画が決まった段階で、それに合わせたインフラを整備していく見通し。

質)「スポーツベッティング」と呼ばれるスポーツ賭博の計画が進められているというネット上の指摘があるが、どうなのか。

答)IR撤回後の再開発について、初期の事業者からの提案を受ける際に、多くの提案を受ける目的から、事業者名を伏せる約束で様々な提案をいただいた。スポーツベッティングの件は、多くの事業者から寄せられた提案のうちの一つに過ぎない。

そもそも賭博はIR特区にしなければ違法であり、実現はありえない。山中市長も本会議で「市民が納得しないものはつくらない」とはっきり答弁している。

質)ふ頭同士をつなぐ「臨港幹線道路」計画はどうなっているか。

答)臨港幹線道路は、国の直轄事業。2030年の供用開始までに整備を進めてもらうよう国に要請中。


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