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「こんにちは横浜市議団です」5.11号

米海軍上瀬谷通信施設で米軍参加で横浜市防災訓練
『トモダチ作戦』便乗の共同訓練は中止を

0511b 横浜市の林文子市長は10日、在日米海軍厚木航空施設司令官のエリック・W・ガードナー大佐と会談し、今年の市総合防災訓練を米海軍上瀬谷通信施設(瀬谷区)で行い、米軍が参加することで合意しました。在日米海軍厚木航空施設が市総合防災訓練に参加するのは、初めてのことです。
訓練は8月28日に予定され、具体的な訓練内容については、米海軍厚木航空施設をはじめ、警察、自衛隊などの関係機関や、消防団、地域住民などと調整するとしています。

林市長「大変ありがたい」米軍大佐「よき隣人として」

kaidan0511 会談で林市長は、東日本大震災の救援活動「トモダチ作戦」に感謝を表明。「在日米海軍の厚木基地が市総合防災訓練に参加していただくことは大変ありがたい」と述べました。
一方ガードナー大佐は、「厚木基地の様々な能力を活用していただきたい。そういう中でよき隣人として役目を果たしたいと思う」と述べました。
会談後の会見では、ガードナー大佐は、訓練に参加することについて、これまで瀬谷、旭両消防署などと訓練を行ってきたことや近隣市と災害時の相互支援に関する覚書を結んできたことにふれ、「次のステップで、総合防災訓練に参加する運びとなった」と説明しました。

上瀬谷基地は早期に返すべき

日本共産党横浜市議団の大貫憲夫団長は、「遊休化した上瀬谷基地は早期に返すべきであり、防災訓練に基地を使用することに市長が感謝することには違和感を覚える」と指摘。「今回の合意のねらいは、防災に名を借りて、米軍と基地の存在を市民に受け入れさせることにあると言わざるを得ない。日米同盟『深化』を進める『トモダチ作戦』に便乗した米軍との共同訓練は中止するべき」と述べています。「よき隣人」ならば、早急に基地を日本に返してほしいものです。

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「こんにちは横浜市議団です」2011年5月11日(PDF版)