発行物

2011年6月22日

「こんにちは横浜市議団です」6.22号

地裁判決 教科書採択の調査員名簿 横浜市教委に開示を命じる

0622b 横浜市教育委員会が2010年度の「教科書調査員」の名簿を非公開としたのは違法だとして、かながわ市民オンブズマンの保坂令子さんが市を相手取って名簿開示などを求めた裁判で15日、横浜地裁(佐村浩之裁判長)は保坂さんの訴えを全面的に認め、市教委に名簿の開示を命じる判決を出しました。

調査員に働きかけ・誹謗・中傷?

 市側は、非開示とした理由について、教科書調査員名簿の公表により、調査員に教科書発行者や様々な立場の市民・団体等から働きかけが行われ、公正・適正な事務を阻害する危険性があること、インターネット等による誹謗・中傷等が発生することもあることから、調査員の遂行する公務が事なかれ主義に陥ったり、萎縮してしまうおそれがあるためとしています。
 これに対して、異議申立人は、市側の主張は主観的感情に過ぎず、行政機関が負っている情報開示義務を免除する法的保護に値しないと主張しています。

市側の主張は「抽象的」

 横浜地裁の判決は、市側のいずれの主張も「抽象的」と指摘し、非開示の理由には当たらないとしました。また、「採択結果等の公正を事後的に検証する目的で、相当な方法を持ってなされる(調査員への)働きかけは、情報公開条例の目的に照らし、公正な教科書採択に関し、市民に説明する責務の遂行に資するものとして、調査員が受忍すべき範囲」としました。

市情報審査会も「開示すべき」と答申

 地裁判決に先立ち3日、横浜市情報公開・個人情報保護審査会(三辺夏雄会長)は、市教委が教科書調査員名簿を開示しなかったことについて、地裁判決と同様に危険性は「抽象的」で「公開で業務に支障があるとは認められない」と市教委の主張を退け、「決定は妥当ではなく開示すべきだ」と答申しました。

教科書調査員は、横浜市立の学校で使われる教科書の採択に当たり、対象の教科書の専門的な調査・研究を行い、その結果を市教科書取扱審議会に報告します。調査員は、市教育委員会の付属機関である同審議会が推薦し、市教委が任命します。教科書は、調査員の報告を受けた審議会が市教委に答申し、市教委が決定します。
 2010年度は小中高、支援学級らの教職員ら138人が任命されました。
 2009年度まで、調査員名簿は、教科書採択決定後に市役所で閲覧できましたが、2010年度は非開示となりました。

沖縄米海兵隊 横浜ノースドックに物資搬入

横浜ノースドック 沖縄米海兵隊が16日、昨年に引き続き、実弾砲撃訓練に使う火器や車両を、米軍施設・横浜ノースドックを経由して搬入しました。
 同訓練は、沖縄海兵隊が本土5か所で分散実施する「県道104号越え実弾射撃訓練」の一環として、18~30日に東富士演習場で行われます。
 横浜港を戦争の拠点にすることは許されません。平和を願う市民に受け入れられない軍事施設は、早急に返還されるべきです。

◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。

「こんにちは横浜市議団です」2011年6月22日(PDF版)

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