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「こんにちは横浜市議団です」11.09号

介護保険計画 日本共産党横浜市議団が市に要請
高齢者の実態を踏まえた計画策定を

 日本共産党横浜市会議員団は10月31日、横浜市の第5期市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(2012年度~2014年度)の策定にあたって、高齢者の実態を踏まえたものになるよう林文子市長あてに申し入れました。
 申し入れは、介護保険料引き下げのために、県の財政安定化基金の取り崩しと市の介護保険給付費準備基金全額の繰り入れを行い、保険料区分の現行11段階をさらに増やすことや、一般会計からの繰り入れ等を提案し、特別養護老人ホームの年間300床整備計画の見直しと目標の引き上げや、計画の策定過程への住民参加を求めています。
 対応した立花正人健康福祉局長は、「保険料が5千円を超えていいのか議論があるところ。市の準備基金は前回同様に全額崩す」と回答。保険料・利用料の負担を引き下げるという党の要望については、「考えには違いはないが、財政状況から結果的には違いがでてくる」と述べました。特別養護老人ホーム整備計画については、年300床が「最適バランス」と応えました。
 また、改定介護保険法で制度化された要支援1、2の人を介護保険から排除する「介護予防・日常生活支援総合事業」については、今回は導入するつもりはないとの回答がありました。

横浜市素案 介護保険料4500円から5200円に引き上げ

 横浜市は10月末、第5期市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画素案(2012年度~2014年度)を示しました。
 素案で65歳以上の介護保険料基準額は、高齢者数の伸びを上回るサービス利用者数の増加や、利用者一人あたりの給付費の増加などで、現行の4500円から700円引き上げの5200円程度になるとしています。

 党市議団が市担当課から行った調査によると、
▽保険料を算出するにあたっては、市の介護保険給付費準備基金37億円の取り崩しを見込んでおり、切り崩しにより基金の残金は12.5億円となる見込み。
▽県の基金のうち横浜市拠出分は18億円あり、取り崩しは可能で、県と調整中。
▽保険料を100円引き下げるのには30億円必要。▽保険料の区分を現在の11段階から12~14段階にすれば、40円位は引き下げられる。
▽介護報酬の見直しで3%歳出が増え、保険料の引き上げ要因のひとつとなっている、ということです。

意見を出しましょう!区民説明会に参加も

 素案は、今月21日から区役所窓口等で配布予定で、市のHPからは現在すでにダウンロードできます。横浜市は素案についての意見を募っています(2011年11月21日~2012年1月23日)。

 また、素案についての区民説明会が11月21日から12月19日までの間に各区で行われます。日時場所等は市健康福祉局高齢健康福祉課(℡045-671-4250)または区役所にお問い合わせください。◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。
「こんにちは横浜市議団です」2011年11月9日(PDF版)