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あらき由美子議員が議案等反対討論

道理にかなった市民の熱い願い、請願の採択を

 2011年第4回横浜市議会は16日最終日を迎え、あらき由美子議員が日本共産党を代表して議案等に対する反対討論を行いました。

 横浜市福祉保健研修交流センター条例の一部改正案は、利用者数の大幅な減少や収支不足などを理由に、同センター内にある宿泊施設と体育室およびフィットネスルーム、スポーツジムなどを廃止するものです。あらき議員は、実際に施設に行って実情を調査し、施設内の歩行専用プールが腰痛等のリハビリに適した条件に設定されているなど公立施設ならではの配慮があり、利用者は存続を強く望んでおり、利用者拡大の努力もせずに廃止すべきではないと主張しました。

 学童保育の充実・発展を求める請願は、37万3185人の方から寄せられたもので、運営費の増額、施設の安全の確保、小学6年生までに補助金対象を広げることを求めています。こども青少年局長は、運営費の増額は精一杯努力しているといっていますが、利用者にとって平均月額1万6千円の保育料は重い負担となっています。あらき議員は、保育料が払えない家庭では全児童を対象とする「はまっ子ふれあいスクール」を利用するしかない場合もあり、請願項目は市の努力でできることであるとして、採択を強く主張しました。

 横浜市立中学校給食の実施を求める請願について、あらき議員は、今や政令市で全く給食をやっていないのは横浜と大阪、堺市だけであり、学校給食法で位置づけられている給食は食の教育そのものであるとして、栄養バランスのとれた給食を提供することは自治体の責任と述べました。

 採決の結果、市長提出の一般議案30件、教育委員など人事議案2件、議員提出議案2件はいずれも賛成多数で可決されました。請願は、「重度障害者医療費助成制度に関する意見書の提出方について」等2件が全員賛成で採択され、議員の辞職勧告を求める請願2件が継続審議、その他16件の請願は賛成少数で不採択となりました。

あらき議員の反対討論全文はこちらをごらんください。