市政ニュース ・ 視察報告
2008年1月9日

民間移管された保育園を共産党名古屋市会議員団と視察

保育園のトイレを視察する関議員(左)と名古屋市議団のみなさん
 1月9日(木)午後、関美恵子市会議員は視察に来た日本共産党名古屋市議団の女性議員3名とともに、民間移管された港南区の丸山台保育園と日野保育園を見学しました。

 名古屋市では、公立123園と民間158園の保育園があり、昨年2007年に公立保育園3園の民間移管計画が出されました。共産党名古屋市議団は、同じ保育園で保育を続けて欲しいという父母の願いに反する公立保育園の民営化計画の撤回を求めて論陣を張っているところです。

 訪問した丸山台保育園は、2004年に民間移管された第1号の保育園です。食事に力を入れており、食器や食材も工夫するなどしており、アトピーの子も卒園時には改善してしまうとのことです。施設面では、階段にじゅうたんを引き安全面に配慮した改修や、園児が使用しやすいトイレの改善がなされていました。
 園との懇談では、保育の引継ぎ時に、打ち合わせのためアパートを借りて対応したことや、運営費が2006年から大幅に削減され、他で経営している園とやりくりをして運営し、赤字を出さないですんでいるとの話がありました。保育士の人材の確保や、採用後の教育が大変なことも出されました。

 2007年4月に民間移管された日野保育園は、鳥取で介護施設や学童保育を運営している法人が経営しています。法人の保育理念を生かすため、鳥取から3名の職員を呼び寄せ、新採用は取らず経験のある常勤職員で保育に対応していることや、昼寝についても一律にさせるのではなく希望に応じているなど、保育の工夫が話されました。引継ぎが前年の10月から翌年の3月までで、4月からは前任者が1人もいなくなってしまい、保育の細かい点がわからなくて困ったとの話がだされました。


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