議会での質問(詳細)

2012年3月1日

■「道路局」 大貫憲夫議員(2012.3.1)

東日本大震災での教訓を横浜の道路防災計画に生かしたか

大貫議員:共産党の大貫です。まず私は震災対策ですね。これ中心に聞きたいと思っています。
 東日本大震災でいろんな教訓を道路局としても得たと思うんですね。まず始めにどんなことを教訓として道路局として受けたのかと、ちょっと聞きたいと思うんですけど。

友田道路局長:今回の震災を踏まえまして、改めてっていうかたちになるとおもうんですけど、道路のもつ重要な役割を再認識させていただいたところでございます。いろいろご意見もあるかと思いますけど、高速道路が担った今回の震災上の対応は非常に重要であったというふうに認識しているところでございます。

大貫議員:私、建設業協会からぜひこれ読んで感想聞かせてくれっていわれたんですが、「大震災からの復旧、知られざる地域建設業の闘い」という本、読んだんですね。これ局長も読んだっていうふうに聞いているんですけども、これ読むと、発災後の復旧っていうのは、非常に道路の復旧っていうのは重要だというふうに思うんですけども、その点についてこの本読まれてどのように感じられましたか。

友田道路局長:その本にも書かれてございますけど、発災後の復旧はまずはやらなくてはいけないということでございます。その本に書いてありますとおり、地元の建設業の方が、行政が十分に機能しない中で主体的に地域の問題として建設業協会の方が道路警戒にあたられたということで、大変感銘を受けてございます。

大貫議員:とらえ方、非常に危機感ないですね。発災後に一番大切なのは72時間ですよ。この救命と救助。この期間にどれだけ道路が復旧されて、そこに救急車や消防車やそれからいろんな物質が入ってくる。特にこの72時間、どうやったら早く復旧するかというのが一番大事だと思うんですが、いまおっしゃったのはまずやりますっていう、そんな感覚でいいんですかね。改めてお聞きしますよ。

友田道路局長:本を読んだ感想をということだったので。今回の本の内容的には、地元建設業界の方の活動の中身が中心でありましたので、そのことについて感想を述べさせていただいているわけでございまして、大震災が起こった場合、当然私ども道路局としても道路警戒、これもう第一の大変重要な仕事だと考えてございますので、軽々しく考えているっていうことは全くございません。

大貫議員:先ほどは読んで、発災の直後の復旧についてどうなのかと私は聞いたんです。感想そのことをきいたんだから、ちょっと違いますよ。
 それで、私、これ大事だと思うんですね。これからもしこういう大震災きたときに、どれだけ人命救助するってのは私たちの仕事ですからね。その点で、発災後に出ました総合的な対策の取り組みについて、これ読んでみて唖然としたんですよ。この中で道路でいま現状で取り組んでいること、道路局何もないんですね。これ、関係する方がいたら、局長じゃなくてもいいから、この対応した方、誰か答えてください。

友田道路局長:その対策につきましては、当面の対策的なところの性格が非常に強くて、当然今回も防災計画全体の見直しは現在進められているところでございまして、道路全体の対応につきましてはその中でいまいろいろと検討しているところでございます。

大貫議員:やはりそういう中でも、道路局がやっぱりいまの大震災後にどうやったらこのいまの状況の中で、この対策を進めるっていうことを考えた時に、やっぱりこういった取り組みの中でも、きちっと道路局として対応していかなきゃいけないと思うんですよ。実際、何もないんですよね。これ、ひとつあるだけあったのは、緊急輸送道路の回りの建物が壊れちゃうから、これ建築局なんですよ。何もないっていうことは非常に私危機感を感じました。

地震のタイプ別に被害想定をたてるべき

 それで、やっぱりこの道路の問題でいえば、やはり防災上のこの観点でどれくらいの被害想定があるかっていうこと、まずこれをみなきゃいけないと思うんですね。ですから、これ、この防災計画の中で、どういうふうに被害想定がされているのか、改めて伺います。

友田道路局長:被害想定としましては、南関東と横浜直下型とふたつのパターンで被害想定を想定してございますけど、両方とも液状化等によりまして、道路の部分的な亀裂とか陥没の被害が想定されるというのが被害想定でございます。

大貫議員:読ませてもらったけど、ひとつは南関東ね、と横浜直下型。両方とも地震のその性格が違うんですよ。性格が違うのに同じこの被害想定でいいんですか。

友田道路局長:まず、道路の本体そのものについては、ご案内のとおり地面そのものにある施設という非常に原始的な施設でございまして、南関東と直下型、予想の仕方はいろいろあるかと思いますけど、被害想定につきましてはそんなに大きな違いはないのかなと思っております。ただ、橋梁部分につきまして、揺れる力によって構造物の被害の度合いが違うということで、横揺れ対策もやっておりますし、また縦揺れ、阪神淡路みたいな直下型の対応も現在進めているっていうことで、そういうことで違いはないようなかたちになってございます。

大貫議員:私、阪神大震災も行ってきました、ボランティアでね。それから、今度の塩釜にも行ってきました。これ、両方ともみてみますと、全然違いますね。阪神の場合には、行ったとたんに、道路自体が形状なしてない、移動についてもオートバイか自転車だったという状況ですよ。今回の場合には、東日本の場合にはまたちょっと違う。地震の性格によって全然違うですよね。それが同じだっていう感覚自体が問題だと思うんですね。もう一回、その点でどうですか。

友田道路局長:同じ、全くそれによって被害が同じっていうわけじゃないと思っております。当然直下型だと段差も生じる可能性も高くなるだろうし、そういった意味でそれぞれの地震の場所、それから性格によって、被害の細かいところはたぶん違ってくると思いますけど、基本的に通行機能について地面が大きく割れたとか大きく段差が生じるとか、そういったことが万が一生じた場合については、それも損傷という具合に私ども考えますけど、そういったところをとにかく復旧していくっていうのが基本の考え方になってございます。

大貫議員:復旧するにも、その性格をきちっとみて、どうやった対策をしなきゃいけないのかということを事前に考えないといけないから、同じ被害想定じゃだめだというふうに私、指摘しております。

地元建設業界が衰退、緊急輸送路の復旧作業はだれがやるのか

 それで、今回の場合もそうなんですが、やはり横浜の場合でも一番大事なのはいかにそこの緊急に物資運ぶのか、いかに緊急の体制とるかっていう場合には緊急輸送道路が非常に重要ですよね。緊急輸送道路の復旧について、どういう手順でやるのか教えてください。

友田道路局長:緊急輸送路の復旧の考え方でございますが、まず第一に、本市の管理の緊急輸送路の他、国道とか高速道路ございますので、その被害状況を把握いたします。次に、被害が甚大な場所を進入ルートや県警が指定します緊急交通路っていうのがございます、ここに合わせた緊急輸送路の道路警戒を実施していくというかたちになります。また、それらと並行いたしまして、自衛隊の新入ルートとか物資の搬入ルートなどがございますので、順次そういったものへの道路警戒を拡大していくというようなかたちになります。

大貫議員:緊急輸送道路にかかわって、一番大切なのは、やはりその確保していくと、先ほど言った72時間も含めて、それを確保していくということが大変重要だと思うんですよ。現実にはどうやって誰がそれやるんですか。

友田道路局長:誰がっていう意味のちょっと質問なんですけど、まあ大阪城作ったの誰かっていうような質問からいいますと、大工さんが作ったという答弁もございますが、誰がっていうと現場の作業隊の方にやってもらわなくちゃいけないというかたちになります。ただ、主体となるのは横浜市が主体となるっていうかたちになります。

大貫議員:ちょっとまじめにやってくださいよ。緊急輸送道路にかかわって手順を聞いたんだから、手順はまず横浜が設定して、そのあと緊急輸送道路の啓開については地元の業者がやるんじゃないですか。建設業者が。違いますか。そのことを聞いているんですよ。ふざけないでいってくださいよ。

友田道路局長:それは、実際に工事をやっていただくのは地元の建設業者の方にやっていただくっていうことでお答えしたつもりでございました。

大貫議員:じゃあ建設業者の方にどうやってその手順も含めてそのマニュアルっていうのはどうっているんですか。

友田道路局長:各土木に防災作業隊っていうのを組んでいただいておりますので、そこでそれぞれの本部からいろいろ指示がでますので、実際はその各土木事務所からそれぞれの作業隊の方に指示がでるというかたちになります。

大貫議員:読まれたっていうけど、全然読んでないね、中身ね。いかに建設業者ががんばっているかという中身書いてあって、それはほんとに発災したあとに、行政と力、協力して、道開いてきたって中身だったわけね。いまの位置づけだけだと、そういう意味でいうと、この建設業者の果たす役割っていうことについてもっと重視しなきゃいけないと思うんですよ。その点ではいかがですか。

友田道路局長:私の答弁で重視されていないっていう印象をもたれたことについては申し訳ないと思いますけど、大変重視してございます。

地元中小建設業者振興なくして震災時の道路復旧なし

大貫議員:そういうふうにおっしゃるけどね、いまこれ私読んでね、一番印象的だったのは、仙台の建設会社の方が、中心的にやった方がね、いまなら対応できたけども、5年たったらもうこれは対応できないんじゃないだろうか、それほど建設業者、建設業界っていうのはいま疲弊しているんだと、こういったときにどうなってしまうのかと心配しているんですね。横浜でもそういうような状況っていうのは近々に考えられると思うんですけども、そこいらの点ではどういうふうに局長、考えてますか。

友田道路局長:本の中にもそういう5年後だったらこれだけの対応ができたのかというコメントが残されております。現在の経済情勢の中で、ご案内のとおり建設業の事業者数は年々減少しておりまして、市内の建設業者も厳しい環境におかれているという具合に認識してございます。

大貫議員:こういう状況になるっていうふうには思っていませんか。

友田道路局長:仙台の方のコメントは5年後っていうことなんですけど、5年後にどういう状況になっているのかっていうことはなかなか推測し難いんですけど、減少傾向が止まっておりませんので、そういったことが今後も続いていくんじゃないのかなという想定ではおります。

大貫議員:あの友田さんね、そういうふうに一々おかしいですよ。5年後で近い将来ですよ、こういう話はね。心配しているのは、そのもし建設業者の方がほとんどいなくなっているような状況になったときに、実際にその道路をこう開いていく、復旧していく人たちがいなくなっちゃうんじゃないか、そこを心配しているんです。そういう心配ありませんかというふうにきいているんですよ。

友田道路局長:おっしゃるとおりでございまして、当然先ほどの答弁でもございましたとおり、実際に現場で働いて動いていただけるのは地元の建設業界、業者の方でございますので、そういった方がいなくなるのは非常に憂慮すべき事態だというふうに考えてございます。

大貫議員:いま憂慮すべきっていうふうにおっしゃったけど、現実にいまたとえば建設業界の方々でも、5年前には350社あったのが現在280社になっちゃったのね。全国的にも労働者でいえばですよ、いま全体でいうと1997年の時にこのピークで685万人いた労働者がですよ、2010年には498万人に減っちゃてる、170万人も減っちゃてる、こういう状況なんですよ。だからこのままいけば、横浜だってそういう状況になっていくというのは時代の趨勢なんですね。もし、そういったように、広範な発災が起きた時に、建設業者の方がどんどんどんどん少なくなった場合に、誰がやるんですか、じゃあ。誰がやるんですか、仕事を。

友田道路局長:建設業協会の方がいらっしゃらないと作業ができないという事態になることが想定されてございます。

大貫議員:いなくなったら誰がその復旧やるんですか。72時間のあいだに誰がどうやって人を救うための仕事をするんですか。

友田道路局長:できる限り、地元の方の業界の方が存続していただいて、そういった方がそのあいだに作業をしていただくっていうことを願っている次第でございます。

大貫議員:おかしいじゃないですか。できる限り、その方々は少なくなっている、いなくなっているような状況で、全国的にも出ている、実態、横浜でも出てると。現実にそういう発災したときに、何も5年後じゃないですよ、そういう近い近未来ですよ、そういった時に救助に復旧工事に出る人たちが現実にいなく、少なくなってしまう、いなくなってしまう、対応できないっていう状況ができたとき、誰が市民を救うんですか。

友田道路局長:そういう事態が起こらないように、なんとか対応しなくちゃいけないっていう覚悟でございます。

大貫議員:なんとか対応じゃだめなんですよ。実際にそこで命を落とす人が増えてくる、それが一番大事なんです、命を助けるってことが。72時間のあいだの復旧が大事なんですよ。やる人がいなかったらそこまで考えて、じゃ他のこと考えなさいよ。

友田道路局長:やる人がいなくなるってことを想定することよりも、やる人がどうやって残ったら、残すべきなのかていうことを考えていきたいと思ってます。

大貫議員:やっと意見一致しましたね。まさにそうなんですよ。どうやったらその建設業者の方々が横浜でも残って、しかも地域の産業として振興のためにがんばっていくかという立場が必要なんですよ。

中小企業振興基本条例の立場で道路予算を見直せ

 その立場から、今度の予算、どうですか。私、この整備のね、道路整備の予算みてみますと、これちょっとどうなっているかちょっと説明してください。

友田道路局長:道路整備の予算、整備にかかわる予算ていうかたちになると思いますけど、23年が339億、24年が317億で、約20億円の減というかたちになってございます。

大貫議員:その性格というんですかね、当然その中身について道路整備には3つありますね。高速道路、それから都市計画道路、幹線道路ですね、それから地域の道路と。この中で、市長は防災震災対策、これ選択と集中として戦略的にやるんだってこと言ってますね。そういったときに、このいま3つの段階で、3つ言いましたね。3つ言った中でどれが一番多くなって、どれが一番少なくなりましたか。3つですよ。

友田道路局長:率でいいますと、高速道路が一番率としては伸びているような状況になっております。地域道路、幹線道路でいいますと、地域道路は6億位の6億7000円強の減で、幹線道路につきましては18億5000万円強の減となってございます。

大貫議員:率じゃなくて減額でけっこうです。それだけ減ったわけですよね。高速道路伸びたんですね。聞きたいんですけど、中小企業振興基本条例の立場から、この3つの事業の中で、このそれぞれの中小企業に対するその仕事の発注はどういうふうに考えていますか。

友田道路局長:道路整備、様々な事業がございまして、高速道路になりますとかなりWTO案件というかたちになってしまうという性格ございます。一方で、逆に地域道路というようなところになりますと、かなり地域の方に作業をお願いするようなかたちの委託になるかと。ただ、整備だけが当局の仕事じゃございませんで、維持管理っていうことにつきましては、道路局といたしましても、前年度額、さらに今年度2億補正いただきましたので、実態的には土木費については増額するようなかたちで予算を組まさせていただいていくところでございます。

大貫議員:あのね、私いま道路整備にかかわっていっているんだからね。道路整備でいえば、やっぱりその高速道路が一番多いんですよ。高速道路の果たす役割と今度復旧にですよ72時間の復旧について、高速道路の果たす役割と都市計画道路と地域と、整備とどれが一番有効ですか。

友田道路局長:それぞれの道路のそれぞれの役割があるかと思いますけど、高速道路はご案内のとおり、流入がコントロールされているということで、道路警戒が最もしやすい道路であるということで考えておりまして、今回の東日本大震災の時もそうでしたけど、非常に重要な役割を担ったというふうに考えてございます。

大貫議員:72時間の復旧でいえば、地域の中でどれくらいのその状況を回復していくかっていうのが一番大事なんですよ。それが、これからいまの時間がないから言わないけど、高速道路と地域の整備とどちらが具体的に72時間にとって有効かっていえば、当然地域の方が有効じゃありませんか。しかも、そこの中で、どちらが中小企業の仕事になるかっていった場合に地域のそういった仕事の方が多くなるのは、これは当然でしょ。先ほど建設業者を振興するっていった場合、この立場から考えれば、この予算、整備の予算自体も変えていかなきゃないんじゃないですか。

友田道路局長:先ほど申し上げましたとおり、地元中小企業の方々への対応として当然基本条例のことは十分尊重してございまして、先ほどから何回も申し上げますが、道路維持の部分について予算を増額する、実質的には増額っていうようなかたちで、市民生活面だけじゃなくてそういう市内中小企業に振興という側面も考慮した予算として私どもとしては考えてございます。

大貫議員:それでは、いまいった私の整備じゃなくてほかのところでやってますよ、道路整備にかかわって私がいっているように、市長が言っているように、災害対策のような立場にたった選択と集中した予算じゃないってことですか。私、このこと言っているんです。

友田道路局長:整備につきましても、高速道路、幹線道路、それぞれ災害に役立っているということからいいますと、十分に災害対応にした道路予算だと考えてございます。

大貫議員:ごまかさないでくださいよ。中小企業振興の立場からいったらどうですか。

友田道路局長:中小企業の振興っていうことになると、局全体の予算の中で配分していくっていうようなかたちで考えてございます。

大貫議員:何度繰り返すよ。この予算ではこの道路整備にかかわっては改めていうけども、いまいったように振興のことについては考えてないってことですか。

友田道路局長:そのことも十分考えて、整備費については考えてございます。

大貫議員:なぜしつこくこういうふうに言うかっていうと、ほんと中小企業ね、建設業者がやっぱりこの業界が大きく振興していかなければ、いざほんとにこの72時間に復旧するときに、働く人がいなくなっちゃうんですよ。そういったときに、全体としてどうやって振興を考えていくのかっていうことも、単にその場の復旧だけじゃなくで、全体的にいまやることはそういうことなんだよね。それが予算に反映されていないってことがだいたい問題なんですよ。全体的にそういうふうにいっているけども、具体的に道路整備、たとえば都市計画道路、さっき65.8%っておっしゃいましたよね。これなんでもっと早くしないんですか。65.8%でこういった問題のところに大きな問題があると、予算の立て方自体が問題だというふうに指摘して終わりにします。
 風邪引いているんで、あんまり頭がまわらないんだ。

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