議会での質問・討論(詳細)
2012年3月2日

■「水道局」 岩崎ひろし議員(2012.3.2)

水資源の持つエネルギー転換の可能性のさらなる有効活用を

岩崎議員:よろしくお願いします。
 まず、再生可能エネルギーの有効活用について伺っていきます。
 水道局が取り組んでいる再生可能エネルギー活用事業の内容と到達状況、伺います。

清塚浄水部長:まず、太陽光発電が一番古くからやっておりますけれども、12年度から小雀浄水場に設置しています。それから18年度に西谷浄水場に設置しました。それから19年度に菊名ウォータープラザに設置してまいりました。その結果、発電能力は合計で1175キロワットになりました。
 一方、小水力につきましてですけれども、平成18年度に民設民営で港北配水池につけてございます。それから22年度に川井浄水場に設置してまいりました。それから本年度新たに青山水源事務所に設置しております。合計3か所の発電能力でございますけれども、619キロワットになります。
 これらの設備によりまして、平成23年の1月からの1年の合計でございますけど、一般家庭約900軒分、324万キロワットアワーを発電してございます。

岩崎議員:水道事業が有する再生可能エネルギー資源の、水道局が持っている潜在的可能性はどういうふうにみておられますが。

清塚浄水部長:水道局では、次期中期経営計画の策定に際しまして、水道局が有する水の力、これに着目いたしまして、小水力発電の拡充の可能性について検討してまいりました。この検討の範囲でございますけど、上水道および工業用水道の取水道水、上水、そして送水配水、ここまでの全施設を対象に実施してまいりました。この結果、やはり水道の施設は建設時から水力の効率性を考えてぎりぎりの設計をしておりましたので、費用対効果に見合う未利用エネルギーを有している施設がかなり限られているということがわかりましたけれども、その一方で、活用できるエネルギーが存在することもわかっております。

岩崎議員:温暖化対策は、別の見方をすると究極的にはエネルギー対策だというふうに思います。そういう点で、再生可能エネルギーの開発・活用は、喫緊の課題になっているというふうに思っています。そこで、本市の水資源が持っているエネルギー転換の可能性、これ非常に大きいと思うんですよね。だから、いまお答えいただきましたけど、さらに有効活用していくということで、このいま取り組んでいる事業は大変意義のある事業だと考えています。さらなる開発、工夫を求めたいと思いますが、意気込みをお伺いします。

土井水道局長:いまご指摘の点ですが、次の次期の中期経営計画におきましては、磯子区にある南配水池など4か所に小水力発電の設備を設置する予定でおります。このほか、太陽光発電や風力発電についても設置に向けての検討をこれから進めてまいります。現在中期経営計画では、それらを含めました27年度末の発電能力は2000キロワットということを目標にかかげております。今後とも地球温暖化防止、それから電力需給のひっ迫に対処するため、積極的に再生可能エネルギーの拡充を図ってまいりたいというふうに考えています。


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