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「こんにちは横浜市議団です」5.23号  

保育所待機児童が179人に減少
申し込んでも入れなかった「保留児童数」は2375人

 横浜市は17日、4月1日現在の保育所待機児童数が179人で、2001年度以降最低になったと発表しました。
 就学前児童数は191,770人で前年度より1,091人減りましたが、保育所申込者数は45,707人で1,613人増加。一方、保育所の新設等で保育所定員が3,600人増えたことなどから入所保留児童数は1,014人減少したものの、いまだ2,375人です。
 行政区別では、待機児童が瀬谷区でゼロとなり、11区でひと桁となりましたが、鶴見区31人、港北区28人、青葉区22人で、依然として区による差がみられました。

毎年変わる待機児童数の数え方

 2010年度までは、保育所に申し込んでも入所できなかった入所保留児童数から横浜保育室等入所者と特定保育所のみの申込者を引いた数を待機児童数としていました。ところが、2011年度には育児休業中の申込者を除き、今年はさらに自宅で職を探している人も除外しました。今年度の待機者数は2010年度までの数え方では578人、2011年度の数え方では392人となります。

ベストは希望者全員の保育所入所

 日本共産党の大貫憲夫団長は、「保育所を増やせと毎年要望し続けてきたことが実現しつつある。待機児童が減ったのは喜ばしいが、保育所に申し込んだ人全員が入れるようにするのがベスト。保育の質を守っていくことも大切です。待機児童数の数え方を毎年変えているのは問題」と述べています。
 今年度予算では、保育所の新設や増改築、横浜保育室整備費の助成、市立保育所の耐震リフレッシュ工事、幼稚園預かり保育の拡充などで4,922人の受入枠拡大を図り、2013年4月の待機児ゼロを達成するとしています。

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「こんにちは横浜市議団です」2012年5月23日(PDF版)