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あらき由美子議員が一般質問

低収入の障害者に福祉パス代3200円を負担させるのか

 横浜市議会では13日一般質問が行われ、日本共産党を代表してあらき由美子議員が質問しました。

 横浜市は、障害者が無料で市営地下鉄や路線バスに乗車できる福祉パスの見直し案を示し、市民意見募集を始めました。案では、軽度の知的障害児・者に対象を広げる一方で、一律年間3200円の利用者負担を導入します。
 あらき議員は、市が行った福祉パス利用者アンケート結果では、無職が49.6%と約半数であり、1か月あたりの収入について「決まった収入はない」が30.6%、10万円未満が30.9%であったことを紹介。「収入の低い障害者に利用者負担を強いることは、さらに生活困窮に追い込むことになるという認識があるのか」とただしました。
 さらに、あらき議員は「障害者に応益負担を押し付ける考え方そのものが間違い」と批判し、利用者負担の導入で福祉パスの交付が減り、結果的に障害者の社会参加を阻害することになると述べました。
 林市長は、「福祉パスの見直しは受益者負担を目的としたものではなく、適正交付を目的としたもの」であり、「そのため、所得によらず一律定額による金額を設定した」と述べ、「限られた財源の中、対象者の拡大など支援の必要な障害者に適切なサービスを提供」していくと強調しました。

 保育所待機児童解消については、あらき議員は市立保育園を現地調査した上で、保育士の経験も生かして質問しました。あらき議員は、市立保育所の定員を無理やり増やした結果、子どもたちにかみつきやひっかきという悪影響が出ていると指摘。現場主義をかかげる林市長に実際に保育所に出向いて現状の是非を判断するよう、求めました。
 林市長は、担当の所管にもう一度しっかりと現地視察をさせると約束しました。

あらき由美子議員の質問と答弁はこちらをごらんください。