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2012年6月14日

太陽光発電の個人住宅を視察

目で見てよくわかった太陽光発電システム

 日本共産党の大貫憲夫議員は14日、太陽光発電を行っているKさん宅(旭区)を、事務局員を伴って訪問しました。

 まず、屋根のパネルを見せてもらいました。Kさんのお宅の屋根は大きな一枚屋根ではないため、南側の屋根に8枚、東側の屋根に4枚の合計12枚のパネルが設置されています。パネル1枚で210Wの発電ができ、12枚で2.52KWの発電量になる計算です。

 家の裏には深夜電力使用の電気式給湯器が設置されていました。

 電気のメーターが二つ並んでありました。
左が使用している電気、つまり購入電気のメーター、右が発電している電気、つまり売電のメーターです。
 とてもよいお天気だったので、右のメーターの中はぐるぐると回り、発電されているのが実感!という感じです。

 家の中には、インバータ(左)と分電盤(右から2つ目の箱)が並んで設置されています。インバータで発電した電気を直流から交流に変え、分電盤で使う電気と売る電気を分けています。
 なお、一番右側の四角の箱は使用する電気を分ける分電盤で、写真には写っていませんがその右側にブレーカーがあります。

 部屋には、発電量や消費量などがわかる小型のパネルがありました。このパネルでは、現在の発電量や消費量のほか、1週間、1年間の電気量がグラフで表されたり、CO2換算値なども示されます。
 このパネルはコンピューターと接続して、データをコンピューターに送ることもできます。

 Kさん宅では、2009年7月に太陽光発電とオール電化をセットで設置しました。業者の示したシミュレーションでは、月平均電気代8,889円、ガス4,500円の合計13,389円の光熱費が、太陽光発電+オール電化の導入によりマイナス988円(つまり売電)となり、導入メリットは14,377円となります。 
 Kさんによれば、実際にはシミュレーションほどには発電せず、従って導入メリットはそれほど大きくないとのこと。売電価格は購入電気価格の2倍の48円/KWです。

 今年4月18日から5月21日の電気使用量は、電気料金に換算すると15,120円ですが、売電料金が9648円のため、Kさんが東京電力に払ったのは5,472円です。これは、太陽光発電導入前の電気代より高いですが、お風呂やガスコンロなどのガスをすべて電気に変えたためです。
 なお、Kさん宅はご夫婦2人暮らしで、おふたりとも仕事で昼間はほとんど在宅しておらず、洗濯・料理などは電気料金の安い午後11時から午前7時までにやることが多いそうです。

 設置費用は、太陽光発電システムが2,633,295円、エコキュート(給湯システム)が967,000円、IHクッキングヒーター一式(ヒーター、設置工事等)が60,000円の合計3,200,400円(値引き含む)で、あとで国、県、市等の補助金385,200円があり、差引2,815,200円。なお、IHクッキングヒーター本体は218,000円がまるまる値引きされ、設置工事と電気工事の費用だけです。

 
 Kさんは、地球にやさしい自然エネルギーを使おうと太陽光発電の設置を決断したそうです。しかし、太陽光発電はオール電化とセットで考えられており、節電を考えるとちょっと複雑な思いがするとのことです。また、元を取るには計算上20~30年かかり、それまでに修理が必要になるだろうから、多分元は取れないだろうと語っていました。

 大貫団長は、「百聞は一見に如かず。実際に見てシステムについてよくわかった。発電や電気使用の様子が日常的に目で見えるのはよい。補助金を増やすなどしてもっとやすく設置できるようにして、普及を進めるようにすべきだ」と感想を述べています。

 太陽光発電は、Kさんが設置した当時と現在では補助金額や設置費用が変わってきているとはいえ、約300万円の設置費用を負担できる方でないと設置できないこと、オール電化とセットでないと電気会社にとってうまみがなく、オール電化が前提となっていることなど、まだまだ問題点があることが分かりました。

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