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「こんにちは横浜市議団です」09.05号  

あらゆる方法で保険料を下げる努力を

神奈川県後期高齢者医療広域連合議会第2回定例会が8月30日に開催
 2012年神奈川県後期高齢者医療広域連合議会第2回定例会が8月30日、横浜市中区で開かれ、日本共産党の古谷やすひこ議員が一般質問、平成23年度特別会計決算の認定および陳情の不採択に対する反対討論を行いました。

高齢者の厳しい生活実態をつかんでいるか 
 一般質問で古谷議員は、「後期高齢者医療制度は、そもそもすべての高齢者から死ぬまで保険料を取り続け、その保険料も際限なく上がり続ける仕組み」と批判し、「あらゆる方法を使って保険料を下げる努力をしていかなければならない」と主張。神奈川県の広域連合としてこの夏に初めて、有効期間6か月の短期保険証を約2000人に発行した理由を質しました。
 阿部孝夫広域連合長(川崎市長)は、短期証発行は滞納相談の機会を増やすために発行したと答弁しました。

全国で2番目に高い保険料
 神奈川県の2011年度の1人当たりの平均保険料は全国で2番目に高い月額7547円ですが、課税所得が100万円未満の被保険者が7割近くを占めています。ところが、昨年の保険料減免の申請者は362件(うち災害による減免が333件)で、きわめて少ない現状です。
 古谷議員は、特別会計決算の認定に反対する討論で、「高い保険料を改善せずに放置してきた」と批判し、「事実上、減免制度が機能停止している」と述べました。

保険料負担軽減、減免制度の改善を
 神奈川県社会保障推進協議会から出された「保険料負担の軽減、一部負担金減免制度の改善および医療受給権の確保等を求める陳情書」については、県内の75歳以上の高齢者78万6004人のうち55.77%の43万83902人が「課税所得なし」で、保険料滞納者も年々増加しており、住民の福祉増進を目的とする地方自治体の役割をはたすために、採択すべきだと主張しました。
 平成23年度一般会計および特別会計決算は古谷議員を除く全員の賛成で可決、陳情は古谷議員を除く全員の反対で不採択となりました。

メモ
 神奈川県後期高齢者医療広域連合議会は、県内市町村議会から選出された20人の議員から成っています。横浜市からは7人が選出。日本共産党の議員は、現在古谷議員ひとりです。

古谷議員の発言等については、日本共産党横浜議員団のサイトもご覧下さい。

9・10月議会のお知らせ

(議員名は、日本共産党横浜市議団の発言予定者)
9月6日(木)午前10時~ 本会議:一般議案上程、議案関連質問(あらき由美子議員)
9月11日(火)午前10時~ 一般質問(白井まさ子議員)
9月19日(水)午後2時~ 議案議決(討論:古谷やすひこ議員)
9月27日(木)~10月16日(火) 午前10時~ 決算特別委員会
10月30日(火)午後2時~ 決算議決(討論:大貫憲夫議員)
傍聴にお越しください。また、市会HPで中継(生・録画)がご覧になれます。

◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。

「こんにちは横浜市議団です」2012年9月5日(PDF版)