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【決算特別委員会】岩崎ひろし議員が道路局で質問

道路費における「選択と集中」は高速道路ではなく一般道路に

 決算特別委員会の道路局審査で、日本共産党の岩崎ひろし議員は、戸塚区国道1号線不動坂交差点改良事業、一般橋梁の耐震補強・長寿命化、横浜環状北線・北西線、道路関係予算の過去5年間の推移と今後の見通しなどの問題を通じて、道路費における「選択と集中」のあり方について質問しました。

 国道1号線不動坂交差点改良事業は計画から55年経過した現在も事業進捗率は44%です。横浜市が管理する一般橋梁1093橋の耐震対策は来年度から対策工事を実施予定ですが、長寿命化を図る費用は今後50年間、毎年75億から80億円が必要となります。
 岩崎議員は、道路関係予算の過去5年間の推移を示すグラフを用いて、道路関係予算はこの5年間で約120億円減少、一般道路の整備費は減り続けている一方、高速道路関係予算は5年間で68億円から122億円へと跳ね上がっており、高速道路の費用が他を大きく圧迫していることを示しました。
 さらに岩崎議員は、高速横浜環状道路北西線として計画中の東名青葉インターから第三京浜の港北インターまで、一部片側3車線の立派な既存道路を走ったところ、約20分だったと報告し、「時間で約10分、距離で2キロ弱を短縮するために、財政が厳しいといいながら、2200億円の費用をこれからかける必要があるのか」と、質しました。
 その上で、岩崎議員は、今後交通量が大幅に減るのは明らかで、この間わが党が高速道路工事は市内企業がほとんど受注できず市内経済に役立たないことを明らかにしてきたことなど、「どういう角度から検証しても、選択と集中のあり方が間違っている」として、「選択と集中」というのであれば、一般道路をもっと大事にするよう発想の転換を求めました。

 道路局長は、高速道路と一般道路は役割が異なっており、それぞれ計画に基づいて整備を進めていきたいと答えました。

◎岩崎議員の質問と答弁はこちらをご覧ください。