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教科書問題等で横浜市教育長に申し入れ

間違いのある中学生用歴史教科書は直ちに修正を

 日本共産党横浜市議団は29日、自由社版歴史教科書使用の是正と副読本「わかるヨコハマ」再改訂に関する申し入れを山田巧教育長に対して行いました。申し入れには、大貫憲夫、岩崎ひろし、あらき由美子、白井まさ子、古谷やすひこ議員が参加し、横浜市教育委員会の漆間浩一教育次長、入内嶋周一指導部長らが対応しました。

 現在、港北区や旭区など市内8区の中学校で使われている自由社版の歴史教科書は、10か所の誤りが判明しています。教科用図書検定規則では、誤記等発見した時は、発行者が大臣の承認をうけ必要な訂正を行わなければならないなどとなっていますが、自由社はいまだにこの訂正手続きを怠っています。市教委もこの規則を盾にして、何も動いていません。
 申し入れでは、国に訂正勧告、自由社に自主的訂正を行うよう要請するとともに、市教委として正誤表などを配布し、子どもたちが間違いを学ぶことがないよう求めました。
 漆間教育次長は、教科書の訂正は発行者が自ら判断して行うものなので、市として国や自由社に働きかけることはしないと答弁しました。
 白井議員は、中学生の息子が間違った教科書で学んでおり、親としても市教委の無責任さを感じるとともに早急に行動してほしいと強く要望。岩崎議員は、教科書の修正は法的には発行者の責任であっても、子どもたちの成長は待ってくれず、市教委はその時点における最高の到達点の学問を教える義務があるため、直ちに市教委として修正するよう求めました。

 副読本「わかるヨコハマ」については、再改訂について行われた職員の不当処分を取り消すことなどを求めました。

 漆間教育次長は、きちんと教育長に伝えると述べました。

◎申し入れ文はこちらをごらんください。