市政ニュース
2013年2月28日

古谷議員が道路局審査で質問<2013年度予算特別委員会>

ばく大な橋の維持管理費用を考えれば高速道路の予算は捻出できない

 道路局審査で、古谷やすひこ議員は橋について質問しました。

横浜市の道路局が管理している1700橋のうち耐震補強が必要なものが200橋あります。古谷議員は、「橋が安全な状態を長く維持して、落橋という最悪の事態を避けるためには、計画的に維持管理をしていかないといけない」として、専門家による橋梁の点検の頻度を上げるよう求めました。

また、橋梁の維持管理に必要な費用は、架け替えの費用も含めて2011年度からの50年間で3700億円、年平均74億円かかると試算されています。古谷議員は、道路やトンネルの維持管理費も必要であることから、「そんな中で、新たな巨大インフラである横浜環状道路をつくっていくということは、将来の横浜の子どもたちに対してあまりにも無責任だ」と指摘。「公共事業のあり方自身を見直していかなければ予算は捻出できない」と主張し、局長の見解を質しました。

道路局長は、定期点検は専門のコンサルタントに委託しているが、点検の頻度や方法については国の動向を注視しながら検討していきたいと答弁。高速道路は本市の骨格的な道路であり、横浜の経済の成長や災害対策という視点からも必要不可欠であると、あくまでも高速道路建設を進めていく考えであることを明らかにしました。

古谷議員は、鶴見区の末吉橋の架け替えについては地元住民の意見を十分に取り入れること、来年横浜で開催されるIPCC総会にあわせて環境未来都市横浜としてふさわしいように道路の街路灯のLED化を前倒しして進めることを求めました。

◎古谷議員の質問と答弁はこちらをごらんください。


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