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■2013年度予算特別委員会「文化観光局」岩崎ひろし議員(2013.03.05)

市民ギャラリー移転先の旧いせやま会館の耐震性は大丈夫か

岩崎議員:よろしくお願いします。私は、市民ギャラリー移転事業について伺いますが、この件は2011年度決算審査で質問していますので関連して伺っていきます。
 今回の移転は、市民ギャラリー移転事業について、2011年度決算審査で質問しているので関連して伺います。移転は、設置されていた教育文化センターの耐震性に問題があったためです。移転先の旧いせやま会館は築26年の建物です。耐震性は大丈夫か、また、地盤について問題ないのか、伺います。

中山文化観光局長:旧いせやま会館は、建設時の構造計算書によると安定した地盤の上に位置しており、かつ岩盤まで達する基礎で建物を支えております。建物自体も昭和56年の建築基準法改正による新耐震基準に基づいた構造計算により、耐震性を十分考慮した上で設計・施工された施設でございます。

岩崎議員:大丈夫ということのようですけど、今回の建物の用途変更に当たって、いまお答えになりましたけど、建物と地盤というのは文化観光局が独自にちゃんと検証したんですか、これは。

中山文化観光局長:文化観光局としてはやっておりませんで、建築局が検証しております。

岩崎議員:事前の調査で聞いたところ、要するに地盤と地盤に関わる工事についての資料を求めたんだけど出なかったんですよ。それで、出してもらったんですけど、それを見る限りは、旧いせやま会館の地盤というのは市民利用施設を設置するのに良い地盤とはけっして言えないものだと思います。ただ、いま言われたように、今回の場合は結果オーライなんですよ。よくさらに調べてみたら、大丈夫だということがわかったという話だと思うんです、これは。だから、こういう対応ではちょっとだめだと思うんですよね。

既存施設の用途変更の際にはその都度ちゃんと建物・地盤を再調査せよ

これから市の施設でいうと、これからも既存施設の用途を変更して、別の用途で使うということがありえます。だから、その都度、建物も地盤も新たな用途との関係でちゃんと調べるということをやってもらいたいと思うんですけど、この点どうでしょうか。

中山文化観光局長:必要に応じて、建築局ときちっと連携をとってやっていきたいというふうに考えております。

岩崎議員:専門の建築局と連携をとって、ぜひちゃんとやってください。

移転後の市民ギャラリーの利便性は

同じ質問で、移転先の利便性が悪いことについても伺っています。そこで、利便性の悪さについて、その解消に向けての取り組み状況と、ぜひ今後の対応策について伺います。

中山文化観光局長:移転後の市民ギャラリーでは、来場者用の駐車場を13台確保できる見込みでございます。お車での来場や作品の搬出入などに利用できます。また、現行の施設で利用者のみなさまからご要望のありました休憩スペースについても確保できる見込みでございます。市民ギャラリーの再整備につきましては、アクセスを始め、利用者の方々から様々なご意見ご要望を頂いておりますので、今後とも利便性の向上に向けて検討していきたいと考えております。

岩崎議員:市民ギャラリーは市民の期待が非常に強い施設でもありますので、しっかりとこれからの対応をしていただくことを要望して、質問を終わります。