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あらき議員が総合審査で質問<2013年度予算特別委員会>

平均倍率21倍の市営住宅、すぐに入れない特養ホームでよいのか

 2013年度予算特別委員会は22日、第一・第二委員会合同で委員会を開き、総合審査を行い、あらき由美子議員が日本共産党を代表して質問しました。

あらき議員は、公共施設の維持保全について質問。高速道路などの大型公共事業整備ではなく、道路や橋梁などのインフラ、学校や地区センターなどの公共施設の耐震補強、維持保全等にこそきちんと予算立てをして取り組むべきと主張しました。

林文子市長は、市民の安心安全を確保するための予算は確保されており、着実に維持保全を進めているとして、理解を賜りたいと述べました。

また、あらき議員は、市営住宅の倍率が平均で20.8倍で、最高倍率は267倍になっていると指摘。市は市営住宅建設用地を確保しながら、2010年度から市営住宅を新築していないで放置していると批判しました。

さらに、あらき議員は、特別養護老人ホームの入居申込数が毎年平均で4000~5000人となっており、要介護度3以上でもすぐには入所できない状態だと指摘しました。これは特養ホームの建設を年900床から300床にペースダウンしているためだと述べました。その上で、市が特養ホームの入所申込者調査で、「いますぐに入所したい」が46.4%、その理由は「介護者、家族への負担が重くなり限界を超えているから」が43.4%で、いずれもトップであったことを紹介。あらき議員は、「市民の要望についてきちんとその計画を少しでも増やしてやるべきだ」として、市長の見解を質しました。

林文子市長は、「市民のみなさまの幸せのために、私どもは懸命に努力しなくてはいけません」といいつつ、特養ホームの実態を確認する姿勢を示しました。

◎あらき議員の質問と答弁はこちらをごらんください。