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「こんにちは横浜市議団です」4.3号 

今田氏は教育委員としてふさわしいか
教育委員の任命に日本共産党は反対

 予算議会最終日の3月26日、3月で教育委員の任期が切れる今田忠彦氏を再任する人事議案が提出され、日本共産党の白井まさ子議員(写真左)が反対討論を行いました。
今田氏は、教育委員に3期10年、教育委員長として6年8か月就任していました。
教育委員会制度では、教育委員は、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関して識見を有するもののうちから市会の同意を得て、市長が任命するとなっています。白井議員は、今田氏が教育委員としてこれらの要件を満たしているか大いに疑問だとして、次の点を指摘しました。
◯市内8区で使用中の自由社版歴史教科書の誤った記述を正すことなく放置していること。
◯採択地区小規模化の方向に逆行して、従来18行政区に分かれていた教科書採択地区を全市1地区としたこと。
◯関東大震災時の朝鮮人虐殺は歴史認識となっているのに、中学校用副読本「わかるヨコハマ」の記述をあえて「虐殺」から「殺害」に修正すること。
◯文科省作成の放射線副読本を要約した小・中学生向けリーフレットを授業で使用し、子どもたちに「放射線はあまり心配しなくて良い」と間違った認識を与えたこと。
◯正規教員の定員割れが深刻なこと、など。
採決の結果、自民党、民主党、公明党、みんなの党などの賛成多数で、今田氏の任命は同意されました。といいつつ、特養ホームの実態を確認する姿勢を示しました。

神奈川県後期高齢者医療広域連合議会
多くの滞納者を生んだ反省ないままの予算立て

神奈川県後期高齢者医療広域連合議会は3月27日、第1回定例会を横浜市で開きました。
横浜市選出の古谷やすひこ議員(日本共産党、写真右)は、特別会計予算に反対する討論に立ち、県の1人当たりの平均保険料が全国2番目の高さで、保険料滞納者が3万人を超えている実態を指摘。「大量の滞納者を生んだという反省がないままの予算立てとなっており、このままでは、新年度もまた今年以上に滞納者が増える」と批判しました。
古谷議員は、滞納者に対し、年金を差し押さえて保険料を徴収しているケースがあることにふれ、「あまりにもやりすぎだ」として是正を求めました。また、健康診断の結果を活用した病気予防などで同広域連合が主導的に活動するよう求めました。
また、古谷議員は一般質問で、国に対して、後期高齢者医療制度を速やかに廃止して、当面老人保健制度に戻し、あらたな制度設計を行うことを働きかけるよう求めました。
採決の結果、2013年度一般会計予算、特別会計予算は古谷議員を除く賛成多数で可決・成立しました。

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「こんにちは横浜市議団です」2013年4月3日(PDF版)