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横浜保育ウォッチング開催

こんなところに保育所が! 保育所申請の水際作戦も!

 日本共産党横浜市議団は9日、横浜保育ウォッチングを開催しました。今年5月に横浜市が保育所待機児童数ゼロを発表して以来、全国から問い合わせが相次いだため、横浜の保育の実態を知ってもらい、合わせて全国各地の様子や意見をかわそうということで、行ったものです。
猛暑の中、北は札幌、南は広島から、日本共産党の地方議員32人と議員団事務局、赤旗記者など44人が参加しました。

まず、チャーターした横浜市営バスで、線路下の保育所と、屋上が園庭の4階建のビルが園舎の保育園を外から見学。参加者は「こんなところに保育所が!」と驚きの声を上げながら写真を撮っていました。

 その後市役所に戻り、パネルディスカッションを行いました。

大貫憲夫団長のあいさつの後、古谷やすひこ議員が横浜の実態について報告。株式会社が経営する保育所の問題点を告発してきたジャーナリストで東京都市大学客員准教授でもある猪熊弘子氏が、取材を通して見えてきた企業保育所の問題点を報告。あらき由美子議員が横浜市内の保育所を回って撮した写真を示しながら、保育はどうあるべきかを訴えました。

フリートークでは、全国各地の保育の実態や問題点などが話されました。千葉市を始め各地で株式会社が参入。名古屋市では株式会社は参入していないが、全国最大手の保育所運営会社が社会福祉法人を設立して参入している。京都市では、長い運動で培ってきた保育所の統一給与制度が崩れ始めている。札幌市では、少子化に伴い社会福祉法人が保育所新設に手をあげないなどなど、多くの事例が報告されました。

中でも注目を浴びたのは、地方都市では待機児童はほとんどいないといわれているが、入所の見込みがないと入所申請さえさせないという鈴木正樹福井市議の報告です。まさに、窓口で生活保護の申請を受け付けない水際作戦のようなことが行われていことがわかりました。

 閉会のあいさつを行った岩崎ひろし議員は、今後も全国の議員間で問題を共有し情報や意見交換を行っていきたいと述べました。司会を白井まさ子議員が務めました。

 

 

 

◎配布資料◎

「横浜保育ウォッチング」
表紙
1.横浜の待機児童ゼロ対策~横浜方式~実態を告発する!!
その1その2その3
2.企業保育所の取材を通して見えてきたこと
(添付資料2013.7.11付週刊文春については省略)
3.保育園のあるべき姿とは

「横浜保育ウォッチング-古谷-資料」
古谷資料目次
1.“待機児童数ゼロ”について(見解発表)
2.保育所の設置主体別内訳
3.2013年5月議会での古谷議員の一般質問
4.待機児童解消加速化プラン
5.女性自身6月18日号記事
6.横浜市記者発表資料「保育所待機児童数について」
7.政令市における待機児童数及び定義等について
8.23年度保育所整備における園庭面積緩和について
9.学校保健安全法における学校環境衛生基準
10.政令市における認可保育園への株式会社の参入等について
11.認可保育所の経営分析参考指標
12.施設指導監査結果情報
13.JRホールディングスの事業系統図
14.アスク戸塚保育園資金収支計算書
15. 記者発表にあたって(こちらをご覧ください)

「民間保育園の経営分析」
上記「横浜保育ウォッチング-古谷-資料」15の記者発表資料の1~4をご覧ください。