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2013年8月19日

(第3回)603億円の新市庁舎計画に問題あり Part-2

日本共産党横浜市議団がお届けするインターネットTV「JCPヨコハマチャンネル」。第3回めの今回は「603億円の新市庁舎計画に問題あり」Part-2です。
Part-1はこちらです。
http://www.jcp-yokohama.com/archives/7596


岩崎:それではこれから予定地の方に行ってみたいと思います。

岩崎:市庁舎の予定地にされている土地はここです。(デカ!)

市役所整備は必要だが、まず土地の譲渡計画の解除を

古谷:前回パート1で、新市庁舎計画についての問題点を指摘をしてきました。今回は、新市庁舎計画についての日本共産党の計画について伺っていきたいというふうに思います。では、あらためて日本共産党の見解、伺っていきたいというふうに思うんですが、庁舎整備についてはまず必要ないということなのかどうなのかというところなんですけど、どうなのでしょうか。

岩崎:現庁舎は築年数も相当経っていますし、手狭であるということは事実ですから、これは、再整備をどうするかということを検討開始するのはわれわれ必要だというふうに思っています。

古谷:なるほど。新市庁舎の整備自体に反対ではないということだと思うんですが。
それについて、じゃあ、共産党としてどういう市役所がいいというふうに考えていられるのかというところを伺っていきたいと思います。

岩崎:市役所の問題というのは、どういう建物をつくるかということになるので、当然考えるわけですが、その考え方をもう一度出発させるためにも、土地の購入経過、先ほどちょっと大問題だということをいいましたけど、このURから得た土地の譲渡契約を解除するという手続きがまず必要だと思います。そして、白紙状態にして、横浜の市役所どうあるべきかという議論をすることが前提になると思います。

新市庁舎計画
日本共産党の考え方
1.身近な区役所の機能を強化・充実し、市役所はコンパクトに
2.現庁舎と敷地を有効活用して、最小の費用で最大の効果を

その上で私たちは、二つの視点で市役所問題というのは検討していったらどうかというふうには思っています。

谷:このフリップにある2つですね。

コンパクトな市役所を

岩崎:まず一つ目の市役所として本当に大きな建物として必要なのかどうかという点では、市民が行政のサービスを受けるために必要としている窓口は、そのほとんどが区役所にあります。だから、区役所の機能を充実させる。そして、区役所でいろんなことができるという状況をつくれば、本庁の大きさというのは自ずからコンパクトになっていくというふう思っています。ですからコンパクトな市役所というのをどうつくるかということをもっと検討したらどうかというふうに思います。

古谷:そういう方向性というのは国では何か言っているんですか。

岩崎:国は、大都市の分権ということを、都市内分権ということに非常に力入れてまして、最近も区の役割を充実すべきだということで、地方自治体にそういう方向を義務付けるところまで言っている面もありますので、このコンパクトな市役所づくりというのは横浜が時代の流れに先駆けてやるべきことじゃないかというふうに思うんですがね。

古谷:国でもそういう流れで推進していると、そういうことですね。
いまの市庁舎・場所を有効活用して
2つ目のところで、現庁舎の敷地を有効活用するということを述べられているんですが、これについてはいかがですか。

岩崎:現庁舎なんですけど、実は私は建築家のはしくれでありまして、横浜国大で学んだ時に、この横浜市役所っていうのは教材になったんですよ。非常にいい建物で、近代建築の傑作といわれるよう歴史的な建造物でもあるんです。だから、こういう大事なものを使うということが必要だと思います。使い続けるっていうことが必要だと思います。
耐震補強もやり、大丈夫だといっているわけですから、この現庁舎を核にして、市会棟を解体して市会棟のあったところを含めた残りの敷地に新しい規模の庁舎もつくるというようなかたちで必要なボリュームを確保していったらどうかと。
我々の資産ではこれはだいたい300億円くらいあればできるんじゃないかというふうに考えていますので、財政の状況も考えればそれがいいんじゃないかということ。

古谷:なるほど。

岩崎:もう一つ私、強調しておきたいのは、この関内駅を降りると市役所があると、市役所というのは誰にもイメージがわくと。これはひとつ横浜市民の文化の一つだと思うんですね。だからこの大事な文化も続けていくっていうことで、現庁舎を活用する、現地を活用するということを、もっともっと議会でも議論したらどうかというふうに思います。

古谷:なるほど。じゃあ今後こういったかたちの方向で議会で議論していくということなんですが、ぜひ一緒に論戦していきたいと思います。よろしくお願いします。

岩崎:よろしくお願いします。

古谷:今回のインターネットテレビ「JCPヨコハマチャンネル」いかがだったでしょうか?ご意見ご感想は、ぜひこちらまでよろしくお願いいたします。ではまた次回お会いしましょう。


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