議会での質問(詳細)

2014年2月28日

■文化観光局(あらき由美子)

あらき議員:スクリーンを使いますので、よろしくお願いいたします。共産党を代表して質問します。

物の芸術に触れる芸術文化教育プログラムをもっと広めよ

あらき議員:芸術文化教育プログラム、この推進事業を始めた目的を説明お願いします。

中山文化観光局長:子どもたちがプロのアーティストと直接ふれあい、体験することで、次代を担う子どもたちの感性を育み、表現力やコミュニケーション力、そういったものを育成することを目的としております。

あらき議員:このプログラム、学校で実施するまでの過程を説明してください。

中山文化観光局長:文化施設や関係団体のスタッフがコーディネーターとして事前に学校に伺い、対象となる学年や事業のねらい、普段の子どもたちの様子などを先生と直にお話をしまして把握した上で、効果的なプログラムとなるよう、アーティストと調整して進めております。

あらき議員:初めてからだいぶ経ってきて、定着している学校もあります。いただいた資料でも、5年連続ですとか。それから、先ほど、前の委員にあったように、非常に学校サイドは子どもたちの評価も、やった、実践しているところはよかったようです。では、これを広げるために、教育委員会とどのように連携しているんでしょうか。

中山文化観光局長:この事業の推進体制として、教育委員会も事務局に参画しておりまして、学校現場の実情にあった実施内容や募集方法などについて協議しながら進めています。

あらき議員:学校独自でほかの地域との方とのつながりでやっている事例もあると聞きました。ただ、今回、このプログラムはプロがやるということで、非常にその点では質の高いものだと私は思っています。さらに教育委員会と連携をして、全校で実施していただきたいと思いますが、どうでしょうか。

中山文化観光局長:ステップ・バイ・ステップでやはり進めざるをえないと思っております。それは、財源がやはり一定であると、シーリングされている中で、どうやって賢くやっていくかということだというふうに考えています。

あらき議員:小中学生、非常に感性の高い子どもたちに、やはりいいものを見せるということでは、このプログラムをさらに広げていただく。そして実践していただいた学校からも発信していただくことをさらに続けていただきたいと思います。今後、保育園、幼稚園でも実施することも、検討をしていただけたいと思っておりますので、この点は要望しておきます。

東アジア文化都市事業で日中韓の人たちとの市民的な交流を

あらき議員:次に、東アジア文化都市事業についてです。日本、中国、韓国の3か国の都市で行う交流事業「東アジア文化都市2014横浜」が25日、先ほどオープニングの写真も見せていただきました、スタートしました。この事業は、東アジア域内の相互理解と連帯感の形成を促進し、東アジア文化の国際発信力の強化を図ることを目的として、これから文化・芸術が行われていると聞いています。
そこで、東アジア文化都市事業を市民に知ってもらうことが非常に大切だと思いますが、この事業の市民認知度を高めるためにどのような手立てを行っていくのか、伺います。

中山文化観光局長:若い世代に訴求力のある広報親善大使の活動をはじめ、市内はもとより首都圏を中心とした効率的なメディアミックスの展開など、効果的なプロモーションを展開することで、市民認知度を高めていきたいと考えております。また、市民のみなさまに参加いただけるイベントをできるだけ多く実施いたしまして、東アジア文化都市事業を知っていただけるよう努めてまいります。

あらき議員:昨年度のアフリカ開発会議のように、学校でも東アジアの文化に触れる機会を増やすことができると思いますが、教育委員会との連携を図っていくのでしょうか。

中山文化観光局長:泉州市、光州広域市と、青少年交流事業や子どもたちに幅広く参加していただけるようなイベントも実施したいと考えております。そのため、市内の学校にご協力いただく必要があると考えておりまして、教育委員会と連携していきたいと考えております。

あらき議員:文化事業を行っていくためには、文化を根付かせ、裾野を広げていく事業も大切です。そのためには予算が必要です。文化観光局全体として予算を増やしていくことが必要だと考えます。局長の見解はどうでしょうか。

中山文化観光局長:私も民間出身なので、いたずらにお金を増やして大きなことをやっていくというよりは、ある程度のそのPDCAを回しながら効率的効果的な事業展開を図っていく。データに基づいていろんなことを徹底していくということが非常に大事だというふうに思っております。また、局内での議論、これもやはり非常に重要と考えております。そういう意味では、厳しい財政状況ではありますが、今後とも24年度にまとめた文化芸術創造都市施策の基本的な施策に沿った事業展開が図られるよう、必要な予算の確保に努めてまいります。

あらき議員:新年度の文化観光局予算、構成比で0.5%、72億円のうち、そのうちの半分以上が施設維持費に使われると聞きました。メンテナンスにお金がかかるホールも施設もかかえています。ですから、その点でも、より効率的だけではなくて、本来の文化予算を増やすべきだと思うんです。この点、副市長いかがでしょうか。

渡辺副市長:今年はこれから次期中期計画も策定をしていきます。すでに、市長の方針として、文化芸術都市というものを横浜市としての成長戦略のひとつにも位置付けたい、方向は出しておりますけれども、この中期計画を検討する中で、全体の財源の使い方、優先順位などについて検討していきたいというふうに考えております。

あらき議員:スクリーン(PDFはこちら)お願いします。これが、日本の文化施策における国の予算なんですね。非常にブルーの棒グラフがいかに少ないかっていうのが一目瞭然だと思います。この国でも予算が少ないということについて、局長の見解どうでしょう。

中山文化観光局長:数字に現れているように、アメリカでは寄付文化が進んでおり、ヨーロッパではきちっと国家予算に対する文化予算というのを割合をきちっと取っていて、国家規格でいきますと、予算が少ないということは私どもも認識しております。本市の事業においても、たとえばトリエンナーレなどに国の支援もいただいておりますので、引き続き国に対しても必要な予算を確保していただくよう要望していきたいというふうに考えております。

あらき議員:今回の東アジア文化事業は国からも補助金が出ますけども、それ以外の分野でも、先ほどのバレエもありました、音楽もありました、やはり国家予算を増やすような要望をされているんでしょうか。この点、副市長、いかがでしょう。

渡辺副市長:東アジア文化都市も、国がまずどちらかというと主導しながら進めた事業でもございます。そういう中で、横浜はわが国における第1号に選ばれたということもございますので、今回も国に対しては、国としての予算の確保は強くお願いをした結果、当初の計画通りの事業費をおさえていただいたという経緯もございますので、今後それを継続をしていくことなども含めて、国に対して要望は続けていきたいというふうに考えております。

あらき議員:ここの表にあるように、すぐれた文化を継続しているところって観る方も安いんですよね。今回、この東アジア文化事業、低廉でできるんでしょうか。

中山文化観光局長:今回の東アジア文化都市では、できるだけ多くの市民のみなさまに気軽にご参加いただけるよう実行委員会主催によるイベントは無料にしていきたいと考えております。

あらき議員:ぜひ、それでお願いします。
ご案内のように、本市の中学生が学ぶ歴史の教科書、日中戦争や韓国併合について極めて特異な記述をしています。日中戦争においては、始まりも、上海への拡大も、長期戦もすべて中国側の責任にし、韓国併合については、日本の統治下で米の生産量も学校も増えたというデータを載せ、あたかも朝鮮の人々の生活が向上したかのような印象を与えるものになっています。安倍政権のもとで、日中、日韓の関係が冷え込んでいます。だからこそ、この交流事業の意義が重要になってくるわけです。
ぜひ、子どもたち、特に中学生が主体となって参加でき、日中韓の人たちと交流できるよう企画も実施する。これ、できると思うんですけど、この点、いかがでしょうか。

中山文化観光局長:まさにこの事業は、文化芸術による都市間交流を進めることで、お互いを理解する、そして連帯感の形成、それから国際発信力の強化を目的としています。こうした主旨に沿って事業を展開して、初代の東アジア文化都市としての、また日本の代表都市としての役割をぜひ果たしていきたいと思っております。

あらき議員:素晴らしいチャンスが訪れるわけです。そして、それぞれ日中韓の歴史あるいは文化を学ぶ、本当にストレートに学ぶ機会をぜひ横浜市民に広げていただいて、またそれをまたもとに横浜の発展に寄与していただくように心からお願いを申し上げて終わります。

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