発行物
2014年4月2日

「こんにちは横浜市議団です」4.2号 

日本共産党が予算組み替え動議
立ち遅れている子育て・教育環境の整備を

「こんにちは横浜市議団です」2014年4月2日 日本共産党横浜市議団は3月25日の第1回定例会の最終日に、2014年度横浜市一般会計予算案の組み替え動議を行いました。
主な組み替え内容は下のとおりです。また、下水汚泥焼却灰の南本牧ふ頭埋め立て経費を全額カットし、市債も削減します。
本会議で趣旨説明に立った白井まさ子議員は、「予算を編成する上での大前提は、市民生活に関わる本市の行政水準の実態を把握し、市民から求められている水準との乖離をしっかり認識すること」であり、「特に、本市の子育て・教育環境の現状は全国的にも県内でも立ち遅れは歴然としており、その打開は待ったなし」だと訴えました。
この組み替え動議は、日本共産党を除く議員の反対で、否決されました。

予算組み替え動議の主な内容
市民の切実な要求を実現するために
◯中学校給食の実施
◯35人学級を小学校3年まで拡大
◯小児医療費無料化年齢引き上げ
◯現行基準による就学援助事業の継続
◯特別養護老人ホーム建設
◯同報防災行政無線設置に予算を配分
財源として
●横浜環状道路北西線・南線整備事業の凍結
●埋立事業会計部分を除く南本牧ふ頭建設事業の凍結
●上大岡西口地区再開発事業への繰出金の縮減
●新市庁舎整備基本計画執行経費の全面カット
●IR等検討費の全額カットで、
133.6億円を捻出
(市債106.7億円、一般財源26.9億円)

古谷やすひこ議員が予算反対討論
子育て施策充実で、安心して住み続けられる横浜を

3月25日、2014年度予算案の採決に先立って、古谷やすひこ議員が日本共産党を代表して反対討論を行いました。
古谷議員は、まず林文子市長が「大胆な投資」「スピードアップさせる決断」として、高速横浜環状道路建設の推進や国際コンテナ戦略港湾整備に大きく傾斜した予算を付けたことに対して、「既存のインフラの維持更新費すら十分に費用がつけられておらず、そんな中で新たなインフラを作れば、その時から新たな保全費が発生する」と批判。高速道路建設南線での土地収用や下水汚泥焼却灰の南本牧ふ頭への埋め立ては、地域住民の生活を脅かすもので、やめるべきだと述べました。
横浜市は、小児医療費無料化助成は県内最低レベル、中学校給食がないことも政令市最低レベルであり、さらに今回の予算審議の中でほとんどの政令市で引き下げていない就学援助の基準も国の要請を無視して切り下げました。古谷議員は、「子どもを産み育てるという条件・環境が他都市と比べても劣っているというのは、切れ目のない子育て施策を充実させると日頃言っている市長とは思えない。言っていることとやっていることが全く違う」と厳しく批判し、これらを充実あるいは実施するよう求めました。
2014年度予算案は、自民・公明・民主・結ぶ会・みんなの党などの賛成多数で全て可決されました。

◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。
「こんにちは横浜市議団です」2014年4月2日(PDF版)


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