発行物
2014年5月28日

「こんにちは横浜市議団です」5.28号 

横浜市第2回定例議会開催中 古谷やすひこ議員が一般質問
横浜市は集団的自衛権行使容認に反対の表明を

横浜市議会では23日一般質問が行われ、日本共産党を代表して古谷やすひこ議員が質問しました。

「こんにちは横浜市議団です」2014年5月28日集団的自衛権行使容認は立憲主義を否定
安倍首相は、憲法の解釈を変えて集団的自衛権の行使容認を進めようとしています。古谷議員は、これは憲法によって権力が拘束されるという立憲主義を真っ向から否定するものであり、アメリカの戦争に日本が巻き込まれる可能性があることから、「反対の意思を本市としても明確に表明すべきだ」と主張しました。
渡辺巧教副市長は、「防衛安全保障の分野につきましては国の専権事項であり、基礎自治体としてお答えするものではないと考えております」と述べました。

一攫千金をねらうカジノを横浜でやるのか
横浜市は、今年度予算でカジノを含む統合型リゾートの調査費を計上しています。古谷議員は、特別法で定められている公設・公営・公益の競輪・競馬などの公営ギャンブルと違い、現在国会の審議待ちのカジノ法案は民設・民営・私益で公益性はなく、青少年への影響やギャンブル依存症も心配されるとして、「こんなことを横浜市は本当に進めていいのか」とただしました。
渡辺副市長は、カジノ法案はその基本理念で「地域の創意工夫及び民間の活力を生かした国際競争力の高い魅力ある滞在型観光を実現し、地域経済の振興に寄与するとともに、適切な国の監視及び管理下で運営される健全なカジノ施設の収益が社会に還元されること」とされていることから、公益性があり、多くの市民の理解を得ることが重要だと答えました。

栄養バランス、夏場の痛み・・・
弁当の問題解決にも中学校給食実施を
川崎市が行った中学校給食に関するアンケートから、保護者は家庭弁当について栄養バランス、夏場の痛み、経済的に弁当が持参できない家庭を心配していることがわかります。古谷議員は、これらについて横浜市としてどう対応しているか問うとともに、これらの問題は給食を実施しているところでは起こり得ないことだと述べました。
岡田教育長は、生徒および保護者に対して栄養バランスや夏場の痛みについての指導をしており、就学援助を受けている生徒が経済的な理由だけで弁当を持参していないという報告は受けていないと答弁しました。
(林文子市長は病気療養中のため欠席)

川崎市 未婚のひとり親に寡婦控除のみなし適用が実施に

―横浜でもできるところからすぐに始めよ 古谷議員が要求―
川崎市の福田紀彦市長は21日の定例記者会見で、結婚歴のないひとり親世帯への寡婦控除をみなし適用し、早ければ6月末にも一部事業で実施し、可能な限り4月にさかのぼって適用したいと述べました。県内では藤沢、相模原に続いて3市目。
横浜市の結婚歴のないひとり親世帯は約1800世帯。古谷議員は、結婚歴の有無で税金や保育料などに大きな差があり「もはや待ったなし」として、一刻も早くみなし適用を行い、まずは保育料などできるところから始めるべきと主張。
渡辺副市長は全庁的に検討を進めており、その結果を踏まえて総合的に判断したいと答えました。

古谷議員の質問と答弁についてはこちらをご覧ください。

◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。
「こんにちは横浜市議団です」2014年5月28日(PDF版)


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