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「こんにちは横浜市議団です」11.5号

全国では当たり前の中学校給食を横浜でも
逗子市10月から給食開始、川崎、鎌倉、藤沢、座間は実施予定

こんにちは横浜市議団です11.5号
中学校給食は、全国の84%の公立中学校で実施されています(2012年5月1日現在)。未実施のところでも、実施を決める自治体が相次いでいます。

政令市ではついに横浜だけに
堺市の竹井市長が8月20日、「成長期の生徒に対応した安全安心でおいしい給食を提供したい」として、「給食実施に必要な配膳室の整備などを行い、2016年度中の学校給食開始(家庭弁当との選択制)をめざしていきたい」と述べました。
これで、20の政令市で、中学校給食をやっておらず実施計画もないのは横浜市だけとなります。

神奈川県内でも4市で実施計画
神奈川県内の中学校給食実施状況逗子市では、10月14日から市立中学3校で給食がスタートしました。
川崎市では、2016年度実施に向けて具体的な検討に入りました。藤沢市では、11月から2校で選択制の中学校給食の試行を開始し、2019年度から全19校で実施の計画です。座間市では、2014年度予算に栄養士と事務職員の人件費など導入準備事業費365万円を盛り込み、2015年度に試行の予定です。鎌倉市でも2017年度実施を目指して、計画を策定中です。

学校給食の位置付けで市のお金が投入
最近実施あるいは今後実施予定のところでは、学校に調理場がある自校方式では施設整備費などがかかるとして、給食センターや業者委託による弁当を学校に配達する方式で、家庭弁当との選択制が多く採用されています。
アレルギー対応ができるなど自校方式がベストだと考えられますが、学校給食に位置付けられると、市費が投入されます。逗子市では保護者負担は食材費のみ、藤沢市では1食300円の補助があります。さらに、給食費が就学援助金の対象になります。

横浜でも中学校給食の検討を始めよ
横浜市では、「中学校の昼食に関するアンケート」を実施し、栄養士による献立に基づいた業者弁当の販売を検討するとしていますが、あくまでも家庭弁当を基本とし、持ってこれない生徒のために業者弁当を販売するという姿勢です。
栄養バランスのとれた温かい給食を、みんなで一緒に食べることが食育にもつながるのではないのでしょうか。横浜市でも学校給食法に基づく中学校給食の実施に向けての検討を早々に始めるべきです。

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「こんにちは横浜市議団です」2014年10月29日(PDF版)