|
【都市整備局】中島文雄議員の質疑全文
中島議員:日本共産党を代表して質問します。
日産に66万円、大安売りの異常な安値、赤字の穴埋めに税金投入。「カネ頼み」の本市立地支援条例を見直す時期
最初は、みなとみらい21事業に関連してです。まず、地区全体の開発状況はどうなっていますか。
寺澤都市整備局長:みなとみらい21地区の開発状況は、10年間の暫定施設を含め、それから建設中・計画中もあわせますと、約62ヘクタールが開発をされております。進捗率は約71%となります。
中島議員:本格と暫定についても、報告してください。
寺澤都市整備局長:本格利用が42ヘクタールで48%、それから暫定利用が約20ヘクタールで23%となっております。
中島議員:それでは、高島ヤード地区についても同じく報告して下さい。
寺澤都市整備局長:17年度末で、総宅地面積約24ヘクタールに対し、10年間の暫定施設を含め、先ほどと同じよう、建設中計画中もあわせますと、約15へクタールが開発されており、進捗率や約63%となっております。
中島議員:本格と暫定もお願いします。
寺澤都市整備局長:本格利用は約7ヘクタール、29%、それから暫定利用は約8ヘクタール、約33%となっております。
中島議員:本格使用はまだまだこれからだと思います。
旧高島ヤード地区は、一部に都市再生機構等の土地所有分がありまけどね、大半は土地開発公社や港湾局の埋立用地、いわゆる横浜市の所有する関連土地です。
ここでは、土地開発公社にしぼって伺いたいと思うんですが、先日、行政運営調整局、旧財政局から、日産に売却した66街区をはじめ、すでに売却や内定している土地だけで、206億円の売却差損いわゆる赤字がでると発表されました。そこで、今後の土地売却も含め、本市所有の公社土地について、05年度末時点でけっこうですが、簿価、いわゆる採算価格と土地の時価について、どの位の差損、いわゆる赤字が出ると想定されていますか。
寺澤都市整備局長:旧高島ヤード地区の土地開発公社保有土地13.6ヘクタールの17年度末の帳簿価格は、1543億円、時価は1079億円となっており、差額は464億円になるときいております。
中島議員:まあ、464億円の赤字分がでるというふうなことですが、同じくですね、行政運営調整局によると、今年5月に日産に売却した66街区1ヘクタール、この平米単価が66万5500で36億円の赤字です。一方で、今後売却を予定している隣接の67街区の0.8ヘクタールの平米単価が83万2600円で、29億円の赤字になっていますね。その他の土地は、赤字にはなっていますが、平米単価としは80万円からは90万円位が大半だということが資料に記入されています。そうなると、日産の66万円、ちょっとこれは異常な安値ですね。大安売りじゃないかというふうに思うんですが、それについての批判について、どうお答えになりますか。
寺澤都市整備局長:66街区の土地の評価につきましては、第三者機関であります横浜市財産評価審議会の答申に基づいて、価格を設定しております。そういう意味で適正なものであるというふうに聞いております。
中島議員:それではですね、副市長に伺いますけども、企業誘致を競い合ってですね、立地条例などで市民の税金で多額の支援を打っても、みなとみらい21地区、多額の土地売却差損、この穴埋めは税金投入ということになります。
先日、日経新聞で、企業誘致の手法として、補助金積み増しの「神奈川型」、カネより知恵の「埼玉型」とこういうふうに報じられていました。この「神奈川型」は「横浜型」と同じ類だということははっきりしていると思います。記事の中でですね、帝国バンクの調査も紹介をして、「自治体の六割が助成制度を強み、自治体が考えていますけれども、立地先選定で重視する企業、これ企業の意向ですが、これは一割弱だ。企業の九割は「周辺の居住環境」を重視するとし、税金をできるだけ使わない戦略で知恵を働かせて成功している埼玉県などが紹介されています。「カネより知恵」これこそ自治体のやるべき仕事ではないかと思うんですね。「カネ頼み」の本市の立地支援の条例を見直す時期じゃないかと思うんでが、どうですか、副市長。
金田副市長:立地を選定される企業の方はですね、助成策というのは非常に大きいですけれど、それと同時に自分の企業としてどういうところに立地するのか、一番いいかということを合わせて考えられてですね、そういうことを考えますと、埼玉県に立地する企業はどれくらいのものであったかということを含めてですね、判断することではないかと思います。なお、企業を誘致した結果ですね、当然、そこに対して税収入もちろん入りますし、それから経済活動の動きがあるわけでありますから、それは結果的には市民にも還元されるんではないか、そういうふうに考えております。
中島議員:知恵を出す裏にはね、財政状況というのがあるわけですから、その辺はやはりよく加味をしながら、今後の検討をお願いしたいと思います。
鶴見駅周辺に駐輪場の整備を
次はですね、総事業費261億円、公的資金約70億円を投入して進めている鶴見駅東口再開発事業についてですが、まず、事業の進捗状況と今後のスケジュールについて伺います。
寺澤都市整備局長:本年の6月に国土交通大臣の事業計画確認認可を取得し、土地再生機構の施行により本格的に事業推進が図れることとなりました。
今後のスケジュールにつきましては、本年度内の権利任官計画認可を予定しております。19年度には再開発利用の工事に着手をし、22年度の事業完了を目指しています。
中島議員:この間、区民文化センターの規模を650席にするなどですね、公益施設等について、地元要望がいくつか遂げられて改善された部分はありますけども、今後の課題についていくつか伺いたいんですが。
現在、JR鶴見駅東口地区および京浜急行鶴見駅周辺地区における、駐輪場整備は地元の強い要望であることはご存知の通りだと思いますね。そこで、駐輪場不足の状況をどのように認識されているのか。また、再開発事業とも関わって駐輪場整備の対策はどうされようとしているのか、伺います。
寺澤都市整備局長:鶴見駅東口地区周辺の駐輪の状況でございますが、収容台数、利用台数、そして放置自転車台数から、約1000台分の駐輪場が不足をしていると考えております。
今後の対応でございますが、関連局と連携をいたしまして、再開発事業区域内の道路、それから再開発事業と一体的に整備する既存の駅前広場、それからその周辺の道路含めまして、駐輪場の設置の可能性について検討しているところでございます。
中島議員:駅周辺のバリアフリー対策についてですけども、エレベーター・エスカレーターの設置、あるいはバス乗り場の改善、あるいは歩道の段差解消、車道と歩道の安全対策等が求められております。これら開発ビルから駅ビルの動線や、駅前広場に関わる対策についても伺います。
寺澤都市整備局長:再開発ビルから駅ビルへの動線につきましては、将来の駅ビルの建て替えなどを想定しまして、利用者が円滑に移動できるよう設計上の配慮をしております。また、駅前広場につきましては、安全で円滑な車両の流れを確保するため、バスと一般車、タクシー動線の分離を図る予定でございます。さらに、歩道につきましては、快適な歩行者空間となるよう、十分なスペースを確保するとともに、鶴見駅周辺地区交通バリアフリー協議構想に基づきまして、誰もが安全で快適に移動できるよう整備をしていきます。
鶴見小野駅周辺の住宅市街地総合整備事業は、十分に住民の声を聞いて
中島議員:つぎは、JR鶴見小野駅周辺の住宅市街地総合整備事業についてです。
科学技術高校の整備に伴う鶴見工業高校跡地の活用を想定した、この住市総と略しておりますけれども、改めて事業の目的と、05年度までの実績を伺います。
寺澤都市整備局長:本事業は、地域の活力の増進や住環境・防災性の向上などに寄与する道路等の強化を図ること、それから良質な都市型住宅と公益施設や商業施設の一体的な性情となる、鶴見川の環境周辺を生かした魅力的な市街地形成を推進するなどを目的としまして、事業をすすめております。
17年度までの実績としましては、整備対象路線のうち、市道の延長は約150メートルの区画整備を行なうとともに、都市型住宅一棟の建設を行っております。
中島議員:鶴見工業高校はこれに伴って廃止をするんですが、このスケジュールも確認をしていきたいと思うんです。
寺澤都市整備局長:仮称科学技術高校でございますが、21年度に開校することに伴い、鶴見工業高校は21年度の入学生から募集を停止し、22年度末に閉校する予定であると聞いております。
中島議員:この鶴工跡地ですね、2.7ヘクタール7000坪ですね、これは貴重な市有地に今後なるわけですけれども、それを活用した街づくりに、住民から大きな期待が寄せられていることはご存知の通りだと思うんです。すでに、地元住民からは、鶴見で不足している特別養護老人ホームや、現在の鶴工の施設、体育館だとかプールだとか、そういうことを利用・活用したスポーツ施設、あるいは防災を兼ねた公園などの整備を求めて、5000人を超える署名等が市に寄せられているというふうに伺っています。地元要望に基づいた跡地の活用が求められるところですが、今後、これらの地元要望について、どのように検討されるのか、伺います。
寺澤都市整備局長:鶴見工業高校の跡地利用につきましては、これまでも地元懇談会など開催しまして、ご意見を伺ってきたところでございます。今後も京浜臨海部の土地利用の動向、それから周辺住民のみなさまの意向を踏まえながら、関係局とも連携をしまして、地域の活性化、住環境の向上に資するよう、検討していきたいと思っております。
|