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2006年度予算特別委員会「都市整備局審査」高野明子議員の質問と答弁要旨(06.02.27)
高野議員:私は、日本共産党を代表して質問致します。
綱島駅東口再開発は地域住民の総意で促進を
最初に、綱島駅東口再開発事業について伺います。
綱島駅周辺地区整備は昭和58年頃から、バスターミナルや都市計画道路の整備とともに商店街の活性化のために、綱島東口再開発協議会が設置されました。しかし、20年以上たった今日、具体的に進んでいません。その経緯と理由について、伺います。
寺沢都市整備局長:綱島駅の東口地区4.5ヘクタールのうち、平成9年に駅前1.3ヘクタールの区域で再開発準備組合が設立されております。しかし、地権者の合意形成に時間を要しているうちに、銀行跡地にマンションが建設されるなど、予定区域での再開発が非常に困難な状態になっております。そのため、平成16年に準備組合は解散をしました。現在、綱島東口再開発協議会として、まちづくり協定による誘導型のまちづくりを進めているところでございます。
高野議員:綱島駅周辺地区の解決しなければならない課題は何か伺います。
寺沢都市整備局長:綱島駅の東口地区では、駅前広場がなく道路が狭い、またバス・タクシー・自動車・歩行者などが渾然一体となっている、常時交通渋滞が発生し接触事故等交通事故も危惧される状況が続いているというふうに思っております。そのため、駅周辺の交通環境の改善が最大の課題であると考えております。
高野議員:準備組合は解散しましたけれども、先ほど局長が答弁いただきましたように、再開発協議会として勉強会など、それから他都市を視察をする、こういうふうな努力が始まっています。地元での取り組み状況と本市の支援について、伺います。
寺沢都市整備局長:地元協議会では、地区内の建物の建て替えなどにつきまして、先ほど言いましたように、まちづくり協定に基づき、協議・調整を行っております。また、まちづくりの関心と興味を盛り上げるため、先生のお話に加えまして講師を招いての懇談会の開催、それから綱島のよさを再発見するスライド上映会、このようなものを企画をしております。市としましては、このような活動を支援する一方、基本構想策定のための調査を地元協議会と共同で実施をしております。
高野議員:20年も経てば老朽化した木造店舗は建て替えざるを得なくなると思います。その結果、当初計画、二転三転しましたけれども、変更せざるを得なくなりますが、まちづくりは地域住民の総意で作り上げるものですが、現状ではどのように考えているのか、伺います。
寺沢都市整備局長:先ほど申しましたとおり、駅前地区の状況では、駅前地区の1.3ヘクタールだけではどうしようもならないということで、駅前広場の整備などの交通環境の抜本的な改善のためには、計画エリアを再検討するなど、地元協議会と協議をしているところでございます。
高野議員:地元関係者の人たちも、今度こそこのチャンスを生かして成功させたい、このように願っています。そして、文化施設を核にして、駅に直決する、綱島街道をはさんだ反対側の土地を拠点施設にということを考えているようですが、ペデストリアンデッキの整備で人の流れを考えています。港北区の中心駅であります綱島の課題解決のためにも、地域住民の要望である区民文化センターも取り込んだまちづくりに行政の支援が必要と考えますが、局長の熱意をお伺致します。
寺沢都市整備局長:この東地区のまちづくりは、地権者だけでなく広く駅利用者などの意見も取り入れながら、駅周辺の交通の改善に向けて、まちづくりのたたき台となります基本構想案の策定を行うなど、引き続き地元協議会と一緒になってまちづくりの推進をしたいと思っております。なお、文化施設につきましては、港北区が17年度に文化芸術施設の基礎意識調査を行っております。この調査結果も考慮しながら今後の計画に考えていきたいと思っております。
高野議員:ぜひ、推進に力を入れていただきたいということを申し上げておきます。
東横線跡地は東急に無償で提供させよ
次に、東横線跡地整備事業について伺います。
みなとみらい線と東急東横線の相互直通運転により、東横線の東白楽〜横浜駅間は地下化され、横浜駅〜桜木町駅間は廃線となりました。この廃線については、利用客をはじめ市民から強い反対もありましたが、今日でも復元してほしいという声も聞かれています。このような市民の声をどう受け止めているのか、伺います。
寺沢都市整備局長:みなとみらい線と東急東横線の相互直通運転に伴いまして、東横線の横浜駅〜桜木町駅間が廃止とはなりましたけれども、桜木町や高島町には市営地下鉄あるいはJRの駅がございまして、鉄道駅そのものがなくなったわけではないと思っております。また、みなとみらい線ができたことによりまして、横浜駅周辺、みなとみらい21地区、元町中華街など、この横の連絡線の利便性が高まるなど、横浜都心部全体としても交通利便性は向上したというふうに考えております。
高野議員:しかし、市民の不満は残っているわけですけれども。
横浜駅〜桜木町間の廃線に伴い、野毛地区への振興策を約束する覚書が、地元と東急電鉄、横浜市とで交わされ、振興事業が行われてきましたが、現在までの事業内容と、事業費総額、また東急電鉄はどのような役割を果たし、どの程度の費用を拠出してきたのか、伺います。
寺沢都市整備局長:本市はこれまでに振興策としまして、野毛近道の整備、地区内の道路の整備、横浜にぎわい座の整備、馬車道地区から野毛地区に至る北中導線の改良工事、このようなものを行っております。全市的施策でありますにぎわい座の整備に約57臆円、その他の事業含めまして全体ではだいたい80臆円の市費を投入しております。一方、東横電鉄は、野毛地区まちづくりトラストの創設を含めまして20億円の資金供出を行うとともに、駐車場ビルの建設協力やイベント広報などへの協力を行っております。
高野議員:東急はトラスト寄金ということで、実際には過日で利用するということであまり活用できない。しかし、横浜市は4倍の80億円、こういうふうな状況ですね。
では、これから予定している振興策とそれに伴う予定事業費は、おおよそどの位なのか、伺います。
寺沢都市整備局長:今お話しました北中導線の改良工事を引き続き進めます。当面は日の出町に向かう県道の歩行者環境の整備、それから東横線廃線跡地を活用した事業、花咲一丁目にあります所有地の活用、JR桜木町駅舎の跡地の活用など、取り組んでいきたいと思っております。今後の振興策全般の事業費でございますが、現時点では具体化されていないものもございまして、まだ算出はしておりません。
高野議員:かなりの金額にはなると思いますけれど。
ところで、みなとみらい線が東急と横浜駅の地下で直結することで、東白楽から横浜駅までの地下化工事が行われましたが、事業費はどの位か。東急電鉄の受益負担分の割合はどのようになっているのか。たしか平成10年の議会のやり取りでは、工事費がおよそ800億円として東急の受益負担は500億円、こういうふうになっていました。現在ではどのようになったのか伺います。
寺沢都市整備局長:平成12年度に協定の変更をしておりまして、総事業費は約1,000万円となっております。東急電鉄株式会社が約230億円、横浜高速鉄道株式会社が約770億円負担するものでございます。
高野議員:東急の負担が大変少なくなっていると思います。12年に変更されたということですけれども、以前約50%負担が約25%程度になっていますね。こういう点では、地価下落の損失補償ではないかというふうに思われますけれども、これも平成14年の資料、当局の資料ですけれども、東急跡地の買い上げ予定額は130億円となっています。この地下化によって生み出された地上部分の線路敷と高島トンネルを横浜市が買い取って、緑道都市公園として整備していますが、面積は1.5ヘクタール、幅員わずか10メートルくらいで、延長は1.4キロですね、利用価値のある横浜駅付近は東急がしっかり確保しています。緑道以外活用できない土地は横浜市がしっかり買ってもらう、こういうことではないかと思うんですけれども。このような土地買い取り価格は平米単価、取得総額はどのくらいなのか、伺います。
寺沢都市整備局長:まず、用地買収面積は約1万4,000平米と見込んでおります。平米当たりの単価は平均で約18万円、総額は約25億円と見込んでおります。
高野議員:さらに、桜木町から横浜駅までの廃線跡地まで東急は横浜に押し付けてきています。ガード上のわずか7メートルの幅員で、おせじにも利用価値のある土地とはいえないと思います。固定資産税でも私鉄の土地は近隣評価の3分の1と評価していますし、土地として本当に価値があるのか、こういう点では大変疑問を持ちます。改めて、この土地を横浜市はいくらで買おうとしているのか、面積と見込み平米単価、総金額について伺います。
寺沢都市整備局長:用地買収面積は1万3,000平米程度になります。平米当たりの単価が平均で23万円、総額は約30億円と見込んでおります。また、整備費につきましては約55億円程度を考えております。なお、金額は現在での概算額ということで、ご了承いただきたいと思います。
高野議員:合わせて55億円ですね。先ほどの130億円からくらべるとだいぶさがっています。このあまり利用価値がない桜木町から横浜駅までの廃線跡地、利用価値を高めるための整備費については55億円、こういう形で税金投入しなければならない。このような状況だと思うんですね。横浜市は廃線に伴う振興策に税金を投入しながら、その原因となった利用価値の少ない土地をわざわざ買い、利用価値を高めるために55億円の整備費が必要となります。これほどまでに税金投入をして買い取る必要はないと思います。むしろ、東急に野毛地区振興と利用客に対する感謝の意味で、駅舎跡も含めて無償で提供するようにと、本市が東急に働きかけるべきだと思いますけれども、副市長に伺います。
金田副市長:廃線跡地でございますけれども、線的な用地ということでいろんな活用の仕方がありまして、横浜都心部の回遊性の向上と地域の活性化のため、本市が道路事業として整備を進めているものでありまして、その用地を適正な価格で取得するものであります。
高野議員:終わります。
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