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第99号 市内中学校歴史・公民「つくる会」教科書不採択 (05.08.15)

8/12 横浜市教育委員会臨時会 音声傍聴会場では思わず拍手

12日(金)に開催された臨時教育委員会は、「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史・公民教科書(扶桑社)を不採択としました。

 傍聴受付となった横浜教育文化センターの文化ホールには、136名がかけつけ、抽選で選ばれた定員20名の傍聴者(会議場で傍聴)以外は同ホールで音声のみの傍聴となりました。

 教科書採択は、教科書取扱審議会の答申を受けて行われました。審議会は、歴史教科書については提出された8社から扶桑社版を含む6社の教科書、公民教科書については8社から扶桑社版を含む5社の教科書をまず選択。その中から行政区毎の教育課題に沿って最終的に歴史・公民ともに帝国書院と東京書籍の教科書を選択。この答申をもとに、審議が行われ、答申どおりの教科書が採択されました。

 審議の中で、今田忠彦委員(元横浜市総務局長)ひとりが、「つくる会」の教科書を採択しないことに反対しました。歴史教科書については「扶桑社の教科書がふさわしい」と述べ、「祖国にほこりをもてる教育が大切で、扶桑社がそこに一番力を入れている」「特に、日露戦争の記述は深くロマンを感じる」、「日露戦争は黄色人種が白色人種に始めて買った戦争であり、詳細な記述」など、延々10分近く意見を述べました。公民教科書についても「扶桑社のがよい。自国を愛し、自覚を持たせる内容」と扶桑社版を持ち上げました。

他の委員からは、審議会答申の歴史教科書はバランスが取れている、安定感があるなどの意見がだされ、口頭採決の結果、今田委員以外の委員の賛成により、歴史・公民ともに扶桑社版は不採択となりました。

<傍聴者数> 
8月9日 93人
8月12日 136人

教育委員会議に提出された要望書   256件
扶桑社版教科書の不採択を求めるもの 245件
扶桑社版教科書の採択を求めるもの   11件

<採択された教科書の出版社>
・歴史教科書
帝国書院:鶴見、西、中、港南、保土ヶ谷、磯子、金沢、港北、緑、戸塚、栄、瀬谷区
東京書籍:神奈川、南、旭、青葉、都築、泉区
・公民教科書
帝国書院:鶴見、中、南、港南、保土ヶ谷、磯子、青葉、栄区
東京書籍:神奈川、西、旭、金沢、港北、緑、都築、戸塚、泉、瀬谷区

東京・杉並区では「つくる会」の歴史教科書が採択に!

 横浜と同じ日に教科書採択が行われた東京・杉並区で、「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書が採択されました。「つくる会」の教科書を採択したのは、栃木県大田原市についで2地域目です。

神奈川県下では「つくる会」教科書採択なし(8月12日現在)

 神奈川県内には44の採択地区がありますが、12日までに40地区で採択が終了し、扶桑社版教科書を採択した地区はありません。

 

 

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